2013年12月19日木曜日

小林真理声楽マスタークラス開催報告

当協会の名誉会員、メゾソプラノの小林真理さんの指導による声楽マスタークラスは、去る11月3日(日)と翌4日の二日にわたって川崎の音楽練習スタジオと目黒区洗足駅近くのサロンフェリーチェにおいて開催されました。10人の受講生がのべ12枠を受講されるという盛況を呈したこのマスタークラスについてご報告させていただきます。


在仏生活既に30年にも及び、フランスとヨーロッパ各国を中心にオペラや歌曲、アンサンブルやオーケストラとの共演、古楽から現代作品に及ぶ幅広いレパートリーとジャンル(要するに"歌"の世界のほぼ全て!!)で活躍をされている小林真理さんのこれまでの歩みや、気さくで楽しいそのお人柄については、当協会ホームページに掲載中の彼女へのインタビュー(2013年4月末・都内某所にて実施)に詳しいので是非お読み頂きたく思います。


ストラスブール国立音楽院教授でいらっしゃり、ニースの夏期アカデミー他でも講師を務められる真理さんは、ご自身の演奏活動と並行して後進を育む教育活動にも熱心に取り組まれています。日本でのマスタークラスもこれまでに何度もされていますが、今回は初めて私たち日仏現代音楽協会主催の催しとして、その実施のお手伝いをさせて頂きました。


首都圏だけではなく関西から新幹線で駆けつけた方もいらっしゃる今回の受講生の皆さんの多くは、過去に留学や講習会などで彼女の指導を受けられた経験のある新旧様々なお弟子さん達で、それはマスタークラスという真摯な学びの場であったのは言うまでもありませんが、同時に真理さんの歌とお人柄に惹かれて、また切磋琢磨を共にした仲間との再会を楽しみに津々浦々より駆けつけた「小林真理ファンの集い」と錯覚してしまいそうなアットホームで温かい雰囲気に満ちたものでした。


コンサートやオペラ公演に向けた準備や、留学を視野に入れた相談、更には自身の歌の現状チェックまでを含め、様々な目的をもってこの場に集った受講生が携えてきたのは、バッハやヘンデル、ロッシーニといった古典からフォーレやドビュッシー、プーランクなどフランスものの定番、そしてファリャやレスピーギといったラテン系諸国の近代作品をも含む様々な曲目でした。それに相対する小林さんのレッスンは発声指導や単語の発音といった基本的で且つ声楽にとっては外せない事柄から、音程やリズムの正確さという音楽の演奏には共通の諸問題、更にはテキストの音楽的な表現という声楽芸術に固有の事象に至るまで多岐にわたり、受講生のお一人が言われた「真理先生はいつも自分たちの"今"に欠けているものや取り組むべき課題を的確に見つけ出し、解決策を示して下さる」という言葉がそのまま当てはまるものだったように思われます。


二日目には真理さんの旧いご友人でコレペティとして国際的にご活躍中の三ツ石潤司さん(下の写真左奥)が遊びにこられ、受講者と共に会場近くの瀟洒なイタリアン・レストラン(真理さんご自身がその朝会場に至る道すがらいち早くチェック済み....流石に美味しいもの大好きな真理さんの嗅覚は確かです!) にて楽しい昼食のひと時を共に致しました。


また今回は協会主催の催しとして、ご自身では伴奏者をお連れにならなかった受講生の方々のためには協会が伴奏者をご紹介することとなり、会員の石井佑輔さんと瀬川裕美子さん、そして拙いながらも筆者夏田を加えた3人がその任にあたりました。(下の写真と2枚上の写真のピアニストは、それぞれ伴奏されている石井さんと瀬川さん)


真理さんはマスタークラスに先立つ10月25日に、東京シティ・フィルの演奏会形式による公演でプーランクの「カルメル派修道女の対話」のクロワシー修道院長役を素晴らしく歌われたばかりでしたが、お疲れのご様子も見せず長時間にわたり終始熱心に受講生の指導にあたって下さいました。
今回のマスタークラスではまた、受講生のお一人でもある会員の高橋淑子さん(上の写真で歌われています)がインスペクターとして会場手配や諸連絡、プログラムの作成や楽譜のコピーなど多くの事務作業をお手伝い下さいました。
講師小林真理さんとインペク高橋淑子さん、伴奏者石井佑輔さんと瀬川裕美子さん、そしてご参加頂いた受講生の皆様にこの場をかりて深く感謝申し上げます。(事務局・夏田記)


2013年12月1日日曜日

会員の演奏会・講座情報(2013年12月)

夏田昌和個展

2013121日(日)17:20~プレトーク、18:00開演(17:00開場)
東京オペラシティリサイタルホール(京王新線「初台」駅下車)
チケット:一般 3,500円/学生 2,500(全席自由)

プログラム:
3本のフルートのための「春鶯」(トリオ版世界初演)
打楽器のための「草原のよろめき太鼓」
弦楽四重奏のための「内なる詩句」(世界初演)
「ノヴァーリスによる12声のコラール」
9楽器のための新作(世界初演) ほか

出演:
沼野雄司(プレトーク司会)
木ノ脇道元、多久潤一朗、間部令子(フルート)
鈴木生子(クラリネット)大石将紀(サックス・会員)神田佳子(打楽器)
佐藤まどか、竹内弦(ヴァイオリン)甲斐史子(ヴァイオリン/ヴィオラ・会員)
花田和加子(ヴィオラ)松本卓以(チェロ)
飯野明日香、及川夕美(ピアノ)大須賀かおり(ピアノ・会員)
Angel von Novalis(声楽アンサンブル)夏田昌和(作曲/指揮・会員)



主催:夏田昌和個展実行委員会
協力:ジパングプロダクツ株式会社 跡見学園女子大学マネジメント学部イシカワゼミ
後援:日仏現代音楽協会 マザーアース株式会社



12eAVANCE
2013年12月13日(金)19:00開演(18:30開場)
大田区民ホール・アプリコ 小ホール(京浜東北線「蒲田」駅下車) 
チケット:2,000円
代表・主催:福士則夫(協会名誉顧問)

プログラム・出演
木下真一:高野喜久雄の詩による二つの歌~ソプラノとピアノのための
  矢野敦子(ソプラノ)小林えりか(ピアノ)
佐原詩音:二台のチェロとピアノのためのソナタ
  山本直輝、成田七海(チェロ)黒岩航紀(ピアノ)
中田美月:O Sonatine do Mar
   斉藤由香(フルート)大伏啓太(ピアノ)
萩森英明:稜線に沿って
  亀井庸州(ヴァイオリン)萩森英明(ピアノ)
真島圭:Crotchet Parade
  廣川抄子(ヴァイオリン)真島圭(ピアノ)
山田香:ASOBU-ASOBOU-ASOBEST~どうやって遊ぶ?ver.4.0
  新津耕平(テノール)小林昭裕(バリトン)谷合千文(ピアノ)
渡辺宏章:万葉・古今和歌集より
  長谷川愛子(箏)
※曲目、演奏者が変更になる場合があります。

東京現音計画
2013年12月16日(月)18:30開演(18:00開場)
洗足学園音楽大学シルバーマウンテン(南武線「武蔵溝ノ口」、大井町線ほか「溝の口」駅下車)
チケット:2,000円(全席自由)未就学児の入場はご遠慮ください。

出演:
有馬純寿(エレクトロニクス)
大石将紀(サクソフォン・会員)橋本晋哉(チューバ・会員)

プログラム:
ルイジ・ノーノ:後-前-奏曲第一番「ドナウのための」(1987)
松平 頼暁:ジェスタフォニー (1979)
有馬 純寿 :うつしのエチュードⅠ (2010)
スティーヴ・ライヒ:ニューヨーク・カウンターポイント(1985)
杉山 洋一:ファンファーレ(2011)
川上 統:羅鱶 (2013) 委嘱 ほか
※やむをえない理由により演奏曲目等が変更になる場合があります。

詳細情報:http://www.senzoku-concert.jp/concert/?concert_id=875&schedule_list_year=2013&schedule_list_month=12


主催:洗足学園音楽大学・大学院
制作:福永綾子(ナヤ・コレクティブ)


France Musique "Alla Breve"
2013年12月16〜22日(ラジオ放送)

プログラム:
Pasquale CORRADO "PULSE (per 6 instruments)"

演奏:Ensemble Multilatérale
指揮:阿部加奈子(日仏現代音楽協会代表)

詳細情報
http://www.francemusique.fr/emission/alla-breve/2013-2014/pulse-de-pasquale-corrado-pour-six-instruments-1-5-12-16-2013-00-00



Ensemble Multilatérale “Schizophrenia"
2013年12月18日(水)20:30開演
Conservatoire J-B Lully(5, rue Francis de Pressensé 92800 Puteaux)
チケット:無料(要予約:01 46 92 92 00

プログラム:
R. CENDO: Furia(2009) pour violoncelle et piano
J. TEJERA: Jardin vertical(création) pour clarinette*, piano, violon et violoncelle
F. BEDROSSIAN: La solitude du coureur de fond(2000) pour saxophone alto
C. IANNOTA: Al di là del bianco(2009) pour clarinette basse* et trio à cordes
Y. ROBIN: Schizophrenia(2006) pour clarinette en sib** et saxophone soprano

演奏:Ensemble Multilatérale
音楽監督:阿部加奈子(日仏現代音楽協会代表)
Alain Billard**, Benoit Savin*, clarinettes
Miguel Ángel Lorente, saxophone
Lise Baudouin, piano
Antoine Maisonhaute, violon
Béatrice Gendek, alto
Séverine Ballon, violoncelle




ROSCO's Atelier vol.1
~うたう音楽 語る音楽~
2013年12月19日(木)19:00開演(18:30開場)
杉並公会堂 小ホール(荻窪駅下車)
チケット:一般3,000円/学生2,000円

プログラム:
森田泰之進 : Zui, Zui, Zui (ずいずいずっころばし)
松本祐一 : Double Duo「女性についてどう思いますか?」
山本和智 : ドルドラムV 外示的変奏曲(委嘱新作)
松平頼暁 : 反射係数
湯浅譲二: 芭蕉の句による4つの印象風景 他

出演:
ROSCO : 甲斐史子(ヴァイオリン・会員)& 大須賀かおり(ピアノ・会員) 太田真紀(Sop.)



白井奈緒美サクソフォンリサイタル5「FLY 飛翔」
2013年12月21日(土)19:00開演(18:30開場)
アルファあなぶき小ホール(旧香川県県民小ホール)(JR線「高松」駅下車)
チケット:一般2,000円/学生1,000円

プログラム:
シュトックハウゼン:蝶
石田早苗(作曲・会員):秋津の舞(委嘱作品)
吉松隆:ファジーバード・ソナタ 
チャイコフスキー:白鳥の湖  編曲:神﨑えり(作曲・会員)
ほか

出演:
白井奈緒美(サックス・会員)李早恵(ピアノ)




講座「アンドレ・ジョリヴェをめぐって」
Conférence & Concert autour d’André Jolivet

12月22日(日)15:00 ~ 18:00 
KEN(田園都市線「三軒茶屋」駅または世田谷線「西太子堂」駅下車)
聴講料:2,000円(定員に限りがありますので、お早めにご予約ください)

プログラム:
クリスティーヌ・ジョリヴェ講演「アンドレ・ジョリヴェとその二度の来日について」
映像記録の上映:「ジョリヴェのパリ音楽院での授業風景」「自宅でのインタビュー」
ジョリヴェ作品の演奏:「マナ」「儀式的舞踊」(ピアノ:石井佑輔・会員

詳細情報:http://afjmc.org/イベントのお知らせ/ワークショップ・シンポジウム
 





京都市交響楽団メンバーがお届けするフランス音楽 〜 クリスマスコンサート
2013年12月22日(日)14:00開演
チケット:一般2,000円、子供1,000円(12歳以下)

プログラム:
ダマーズ:5拍子のパヴァーヌ
ベリオ:セクエンツァI(フルート、1958)
ベリオ:セクエンツァII(ハープ、1963)
松宮圭太(作曲・会員):「放射状に割れた硝子」フルートとハープのための (2010)
ボーシャン : ジングルベル・ファンタジー

出演 : 
中川佳子(京都市交響楽団副首席フルート奏者・会員)
松村衣里(京都市交響楽団ハープ奏者)

詳細情報・お問い合わせ:http://music.ap.teacup.com/mieldor/8.html




2013年11月16日土曜日

アンドレ・ジョリヴェをめぐって

Andr+Jolivet


Conférence & Concert autour d'André Jolivet

(Christine Jolivet, conférencière / Yusuke Ishii, piano, traduction) 

次回の日仏現代音楽協会の講座は、フランスの作曲家アンドレ・ジョリヴェをテーマに取り上げます。1905年生まれのジョリヴェは、メシアンらと共に「若きフランス」という芸術サークルを結成し、20世紀前半のフランス音楽の展開に大きな影響を与えた人物です。
講座では作曲家の実娘でアンドレ・ジョリヴェ協会の代表でもあるクリスティーヌ・ジョリヴェ女史をお迎えして、パリ音楽院での授業風景やインタビューなどの貴重な映像記録日時のエピソードや写真とともに、作曲家ジョリヴェの人と音楽に迫ります。
通訳と演奏を担当されるのは、オルレアン国際21世紀ピアノコンクールでアンドレ・ジョリヴェ賞を受賞し、10月にジョリヴェ作品をふくむCDをリリースされたばかりのピアニストの石井佑輔さん。その演奏は、クリスティーヌ女史からも高く評価されています。 20世紀フランス音楽の重要人物、ジョリヴェを知る絶好の機会ですので、皆さまぜひ足をお運びください。
 
 
日時:12月22日(日)15:00 〜 18:00(予定)

場所:KEN(田園都市線「三軒茶屋」駅または世田谷線「西太子堂」駅下車)
 
内容:
・クリスティーヌ・ジョリヴェ講演:「アンドレ・ジョリヴェとその二度の来日について」 
・映像記録の上映:「ジョリヴェのパリ音楽院での授業風景」,「自宅でのインタビュー」
・ジョリヴェ作品の演奏:「マナ」,「儀式的舞踊」からの抜粋(ピアノ:石井佑輔)
 
さらに来日時の貴重な写真やポスターの展示あり、ジョリヴェとメシアンの作品を比較して論じる興味深い試みありと、盛り沢山の内容となっています。 なお講座終了後は、会場にてささやかな歓談の場を設ける予定ですので、こちらもぜひご参加くださいませ。
 
聴講料:2,000円
専門的な知識の有無にかかわらず、どなたでもご参加いただけます(定員に限りがありますので、お早めにご予約ください)
 
お問い合わせ・ご予約:
日仏現代音楽協会事務局  nichifutsugenon@yahoo.co.jp




2013年11月1日金曜日

会員の演奏会・講座情報(2013年11月)

Les temps croisés vol.2  
レ・トン・クロワゼ第二回公演
~神本真理とフレデリック・デュリユーの作品を集めて~

2013年11月1日(金)19:00開演(18:30開場)
東京オペラシティリサイタルホール(京王新線「初台」駅下車)
チケット:一般 3,000円 学生 2,000円

出演:
多久潤一朗(フルート)井上麻子(サクソフォン・会員)大須賀かおり(ピアノ・会員) 
甲斐史子(ヴァイオリン・会員)太田真紀(ソプラノ)松尾俊介(ギター)ほか

プログラム:
神本真理(作曲・会員)
ajour (Alto Sax, Pf) / 樹に語る( Vc. Solo) / 夢想の灯(Fl, Cl, Vla, Gt)
ゆれる瞳(Vln, Vla, Vc) / 刻印(Sop, Cl, Pf)(2013新作)
フレデリック・デュリユー:Echappée(Pf. Solo) / ÜBERSICHT II(Tenor Sax. Solo)




歌われる詩たち vol.5 
~すべての子どもと大人の夢のために

2013年11月3日(日) 14:00開演(13:30開場)
KEN (東急線「三軒茶屋」駅下車)
チケット:大人 2,000円 子ども1,000円(中学生以下)

出演:
KOHAKU:吉川真澄(うた・会員)柏木麻里(詩人)大須賀かおり(ピアノ)

プログラム:
「リスのしっぽ」(初演) 詩・柏木麻里 / 作曲・伊左治直
「ひまわり」「小さな電車」 詩・柏木麻里 / 作曲・Momo
「雲のゆくへ」島崎藤村、「鳥の手紙」西条八十、「胡桃」サトウ・ハチローほか(朗読) 
「おつかいありさん」詩・関根栄一/作曲・團伊玖麿 「こおろぎ」詩・関根栄一/作曲・芥川也寸志「きりぎりす」詩・藤原忠房/作曲・松平頼則 ほか





日本現代音楽協会主催
第30回現音作曲新人賞本選会

2013年11月6日(水)18:30開演(18:00開場)
東京オペラシティリサイタルホール(京王新線「初台」駅下車)
チケット:一般2,000円 学生1,000円(全席自由)

プログラム:
名倉明子:夏~ソプラノと十七絃箏のために~
藤井喬梓:清水茂の詩による3つの歌曲
末吉保雄:坑夫トッチルは電気をつけた―荒川洋治の詩による
川崎真由子:ピアノ~小笠原鳥類の詩による~
伊藤巧真:ものろ・雲・のろぐ ほか

出演:
太田真紀(ソプラノ)松平敬(バリトン)橋本晋哉(チューバ・会員)木村麻耶(箏)
大須賀かおり(ピアノ)菊地秀夫(バスクラリネット)吉川真澄(ソプラノ)ほか

お問合せ・詳細情報:
日本現代音楽協会(国際現代音楽協会日本支部)


後援:一般社団法人日本作曲家協議会
助成:一般社団法人日本音楽著作権協会 公益財団法人ロームミュージックファンデーション



Art et mondialisation 
Table ronde "Création musicale”

2013年11月14日(木)14:00~17:00
ポンピドゥー・センター(パリ) 
入場無料

パネリスト:
Panagiota Anagnostou (政治学博士) 
Liao Lin-Ni (作曲家、ソルボンヌ大学研究員)  
宮川渉 (作曲家・音楽学博士、会員)




大奥由紀子ピアノリサイタル

201311月24日(日)15:00開演
パリ国際大学都市日本館(Paris, RER B Cité Universitaire)
チケット:10 Euros

出演:大奥由紀子(ピアノ・会員)

プログラム:
リスト:スペイン狂詩曲
ファリャ:恋は魔術師より
ドビュッシー:版画
台信遼 (作曲・会員: 秋霖抄
ラフマニノフ:コレッリの主題による変奏曲

フライヤー

詳細情報・お問い合わせ:http://maisondujapon.org/calendar.html





トーキョー・エクスペリメンタル・フェスティバルVol.8
安井寛絵+松宮圭太+渡邊裕美
サキソフォーン、エレクトロニクスによる空間表現の現在

2013年11月26日(火)19:00開演(18:30開場)
トーキョーワンダーサイト渋谷(JR線ほか「渋谷」駅下車)
チケット:2,500円(要予約)

出演:
安井寛絵(サックス・会員)松宮圭太(作曲・会員)渡邉裕美(電子音楽作曲家・会員)

プログラム:
夏田昌和(作曲・会員):Danse sacrée et danse profane au pays d'Extrême-Orient, pour saxophone et percussion(2012)
松宮圭太:Photon emission(世界初演)
Juan Arroyo:Sikuri I
Pierre Jodlowski:Mixton

フライヤー1 フライヤー2


主催:財団法人東京都歴史文化財団 トーキョーワンダーサイト
後援:東京ドイツ文化センター、ポーランド広報文化センター





Neue Vocalsolisten ... and Friends

2013年11月26日 20:00開演
Theaterhaus, T2 (Stuttgart, Germany)
チケット:15 Euros

プログラム:
Arnold Schönberg: Sechs Lieder aus "Pierrot Lunaire"
Ramón Lazkano: Wintersonnenwende 3 
台信遼 (作曲・会員) : Der Spiegel im Spiegel(German premiere)
Jan Kopp: Gewiss  ほか

出演:
Daniel Gloger, Countertenor
Neuen Vocalsolisten
Ensemble L'Instant Donné




Neu Arts Series 13/14

2013年11月27日(水) 20:00開演
Fundació Antoni Tàpies (Barcelona, Spain)
チケット:入場無料

プログラム:
細川俊夫 : Edi, for clarinet
夏田昌和(作曲・会員) : Chanson suspendue, for reed quintet (World premiere)
湯浅譲二 : Distance, for oboe
藤倉大 : Wind Skein, for reed quintet  (World premiere)
ほか

出演:Barcelona Reed Quintet
詳細情報 : www.neurecords.com



Concert anniversaire - L'Itinéraire fête ses 40 ans

2013年11月30日(土) 20:00開演
Fondation Deutsch de la Meurthehe (RER B, Cité Universitaire, Paris)
チケット:入場無料

プログラム:
Giacinto Scelsi: Okanagon(hrp, cb, tam-tam)
Fausto Romitelli: Domeniche alla periferia dell'impero (fl, cl, vln, vlc)
横井佑未子 (作曲・会員: Act III (deux altos)
Fuminori Tanada: Echoing Forest II(violon et piano)
ほか

出演:Ensemble L'Itinéraire

詳細情報:http://www.litineraire.fr/


2013年10月5日土曜日

日仏即興演奏ワークショップ&シンポジウム開催報告



日仏現代音楽協会主催の催しとしては第3弾となった「日仏即興演奏ワークショップ&シンポジウム」は、去る9月14日(渋谷区文化総合センター大和田練習室3)と翌15日(代官山エナスタジオ)の二日にわたって盛況のうちに開催されました。
ワークショップはまず神﨑えり講師の指導による鍵盤楽器ソロの即興演奏クラスによって始まりました。計9人の受講生は事前に「何を学びたいか」を神﨑講師とメールで相談していたこともあり、調性と機能和声の典型的な和声進行(T-S-D-T等)に基づく初歩的なキーボード・ハーモニーの練習に始まり、ドリアやミクソリディアといった教会旋法に基づく連弾の即興演奏、幼児のピアノ教育における即興的伴奏法の提案、伴奏形のヴァリエーションを増やしたいという相談など、その内容は受講生によって実に様々でしたが、神﨑講師は終始笑顔を絶やさず楽しい雰囲気の中に実に的確な指導をされていました。なかでも神﨑講師の母校でもある国立音楽大学を首席で卒業されたピアニストの瀬川裕美子さんは、全音々階や移調の限られた旋法第2番を用いた即興演奏や、その場で提示された写真(日本庭園や寺院建築)にインスピレーションを得る現代的な即興にもチャレンジしていて、聴き応えがありました。






筆者夏田も受講生の1人として半枠だけ参加させていただきましたが、「他の誰からも希望がなかったので」という理由で即興でフーガ(!!!)という難題を課され、調性によるフーガ(神﨑講師により与えられた主唱は何と「渡る世間は鬼ばかり」笑)と旋法によるフーガ(主唱は神﨑講師が音楽院のクラスで先生に与えられたことがあるという「L'homme armé」由来のものと思われる旋律)の二つに挑戦 、古来その手のものを見事に弾きこなしたと伝えられる大バッハ他はやはり凄かったのだなあ...と身をもって思い知らされる羽目になりました(※)。また残った時間で、一つのテーマを和声や伴奏形を変えつつ古典派風とロマン派風に弾き分けるということにも少しだけチャレンジさせて頂きました。
(※実際は講師の神﨑さんも賞賛するすばらしい演奏でした。事務局 台信)

続く大石将紀講師の指導による集団即興演奏クラスでは、ピアニスト2人、サクソフォニスト2人、打楽器1人の計5人が、既存のシステムや特定の様式等に基づかない、所謂フリー・インプロヴィゼーションに挑戦しました。大石講師の指導はまず限られた素材(一つの音やトリル、トレモロetc.)を用いて個人個人がcrescendo-diminuendoを作り出すことから出発し、それらを集団で重ねてより大きなレヴェルでのcrescendo-climax-diminuendoを形成することへと導かれました。そして異なる楽器間で音の「形」を模倣し合ったり、提示された音の特徴と反対の特徴をもつ音を瞬時に返したりという様々な練習法が提示、実践されました。それらは単に即興演奏のためのトレーニングということを超えて、音というものを単にピッチとしてだけではなく、音色や肌触りといったものを含めた"音そのもの"として聴き取る、という音楽家の耳にとって誠に刺激的かつ本質的な体験だったと思います。
受講生5人は最後にA-B-Aという大枠としての3部形式を想定しつつ、しかしそれぞれの部分の音楽素材はその場で主導権を担う誰かに任される(予め素材を決めて皆で共有してから始める訳ではない)という集団即興演奏に挑戦しましたが、この日がこの5人で初めてのセッションとは思えないなかなかの出来映えだったと感じられました。



シンポジウムはミニ・コンサートと一体化した形で進められました。まず夏田が企画の意図と西洋音楽の歴史における即興演奏の位置づけを簡単にお話した後に、神﨑、大石両講師によってお二人が在籍されていたパリ音楽院のふたつの異なる即興クラスについてお話し頂きました。次に、講師のお二人には前々日の夜に告げられたふたつのお題―「雨」及び 「✓ 型の図形」―によるソロの即興演奏を披露して頂きました。神﨑さんは雨の降る様子を模したと思われるオクターブの反復や✓ 型音形をそこかしこにちりばめながら、全体としての音域の変化が✓型になっているというとても美しい即興演奏を聴かせて下さり、大石さんはサクソフォーンの様々な音色や特殊奏法、管楽器の身体性を活かしながら、二つのお題を巧みに音楽の中に織り込んで下さいました。
続いて、同じお題を用いて作曲された台信遼さんの新作「秋霖抄」が協会会員のピアニスト大須賀かおりさんによって見事に初演されました。演奏後は会場に台信さんの楽譜が配布され、作曲の意図や方法論(お題をいかに用いたかだけではなく、どのように即興演奏との差別化を図ったか等)の説明があり、この静謐で美しい作品を今一度スコアと共に鑑賞しました。





二番目の実演コーナーでは、まずサイレント映画に即興で伴奏するという活動も頻繁にされている神﨑さんに、これも数日前に彼女にお渡しした昔話「一寸法師」を、その朗読に合わせて即興演奏をして頂きました。朗読を担当した夏田が1ページ飛ばしてしまう(有名な「お椀にのってどんぶらこ〜」を省いていきなり京に到着してしまうことに…!!)ハプニングにもかかわらず、絵本を譜面台に置いた(この時普段とは逆向きの「本」めくりをして下さったのは大石さんです!))神﨑さんは、先ほどとは一転して伝統的なスタイルや引用も用いながら活き活きとした楽しい音楽を見事に綴って下さいました。

続いて大石さんが、図形的な記譜を用いて書かれたモートン・フェルドマンのチェロ作品「Projection no.1」をサックスで演奏して下さいました。元々の楽譜はハーモニクス、アルコ、ピッツィカートという3種の奏法別に、おおよその音域と時間進行を示す四角い枠の中に記してあるというもので、大石さんのレアリゼーションでは弦楽器の3つの奏法がそれぞれサクソフォーンの息音、通常奏法、スラップに置き換えられていました。こうした図形的な記譜による作品の解釈、演奏は純然たる即興演奏とは異なりますが、しかし大石さんや大須賀さんのように現代作品を頻繁に奏される演奏家にとっては、好むと好まざるにかかわらず演奏の場で実際に対処しないといけない問題です。この後台信さんや大須賀さんからこのような図形的楽譜の作例がいくつか紹介され、物珍しさもあって反響を呼んでいました。

こうした実演の合間に交わされた討論の場では音楽にも詳しい哲学者でいらっしゃる村上祐子さんにもその輪に加わっていただき、即興演奏と作曲された作品の違いやそれぞれの利点、即興演奏をする/しない音楽家としてのそれぞれのスタンス、コンピュータなどテクノロジーを用いた即興演奏や作品演奏における生身の演奏者としてのアプローチ、言語と音楽の比較検討、作曲家と演奏家との関係性、といった広範な話題が、受講・聴講生からの質問も交えながら話し合われました。個人的には即興演奏をしない演奏家の一人であるピアニスト大須賀さんの「日常的に多くの新曲の譜読みに追われる中で、時に自分が音符を読みとる機械であるかのように感じられることがある…」という意の発言が、逆説的に今回私たちのような音楽家の協会で即興演奏をテーマに設定した企画を催した意図を、的確に浮かび上がらせていると感じられて印象的でした。
最後に神﨑さん、大石さんのお二人によるデュオの素晴らしい即興演奏が披露されてこの催しは閉じられましたが、洗練された響きを用いて説得力のある音楽の流れを作り出しているこのような即興演奏は、前もって知らされていなかったら「書かれた作品」と殆ど区別がつかないのではないかとも思われ、それはまた作曲家としての仕事が一体何であるかという問いを改めて投げかけられているようにも感じられたのでした。




聴講生の中には遠く九州からこの催しのためにお越しいただいた方もいらっしゃいました。ご参加頂いた受講生と聴講生の皆様、講師のお二人はもちろんのことお忙しい中企画にそれぞれの立場からご参加頂いた台信さん、大須賀さん、村上さんにこの場を借りて心より御礼申し上げます。
(事務局 夏田記)

2013年10月3日木曜日

小林真理声楽マスタークラス

日仏現代音楽協会では、協会名誉会員でいらっしゃる声楽家の小林真理さんの一時帰国に合わせ、彼女の指導による声楽マスタークラスを開催致します。小林さんはフランスを中心に古楽から現代作品に至る幅広いレパートリーで国際的なご活躍をされており、またストラスブール国立音楽院やニースのアカデミー他で後進の指導にも熱心に取り組まれています。フランス歌曲やフランス語オペラはもとより、古典や近現代のレパートリーを学ばれたい方も、ふるってご参加下さい。

講師プロフィール 

小林真理

鎌倉市生まれ。3歳よりピアノを始め、10歳より中村浩子女子に師事し声楽を学ぶ。
1979年東京芸術大学音楽学部声楽科を卒業、同大学院修士課程に進み、1981年文化放送音楽賞受賞、第1回日仏声楽コンクールに入選、フランス音楽をより深く学ぶために留学を決意し、1982年フランス政府給費留学生としてパリ国立高等音楽院に入学、レジーヌ・クレスパン女史に師事、1987年同音学院のオペラ科を終了、1989年にはウイリアム・クリステイ氏の指導する同音学院の古典声楽科のクラスを1等賞を得て終了する。パリ国立高等音楽院に在籍中の1983年頃より数々の国際声楽コンクールにて受賞(1984年パリのフランス歌曲国際コンクールでフオーレ賞、1988年クレルモン・フェランのオラトリオ・リート国際コンクールではリタ・シユトライヒ・記念大賞)この頃よりバロックから現代音楽に至る幅広い演奏活動を始める。
1993年には その後進学した東京芸術大学博士課程において博士論文『オリヴィエ・メシアンの歌曲研究ーハラウイを中心にー』を書き、博士号を収得する。

コンサート活動においては ピエール・ブーレーズの指揮でシヤトレ劇場でハリソン・バートウイッスルの〔メリヂアン〕のフランス初演、フランス国立管弦楽団、フィルハーモニック・オーケストラと共演、オランダのコンセルトゲボー・ホールにてシェーンヴェルクの〔4つのオーケストラ歌曲作品22〕、佐渡裕指揮でオーケストラ・ラムルーとマーラーの交響曲第2番、現代音楽作曲家の初演は数多く、アンサンブル・アンテルコンタンポランと数度共演、ロストロポーヴィッチの指揮で小林真理のために書かれたピヨートル・モスの〔スターバート・マーテル〕、最近ではフイリップ・ルルーの新作をロレーヌ国立管弦楽団とフランスとドイツで初演、ヨーロッパのみでなく、アメリカ、東欧、オーストラリアにてもソリストとして活躍している。
オペラの分野では ジエフリー・テート指揮によるベルクの〔ルル〕の女流工芸家役、プッチーニの〔蝶々夫人〕のスズキ役、モーツァルトの〔コシ・ファン・トウツテ〕のドラベラ役、ヴィヴァルデイの世界初演〔真実の証〕のルステーナ役などを演じている。
cd録音も多数に及び、モーツァルトの〔レクイエム〕、〔マニュエル・ロ-ゼンタール歌曲集〕、〔20世紀の作曲家の編曲による世界の民謡〕などがあり、最近では、フランスを代表するサクソフォン奏者、クーロード・ドラングルとの〔japanese love songs〕、メシアンの〔ハラウィ〕などがある。

1999年にフランス国家教授資格を得て現在ストラスブールの国立音楽院で声楽の専任教授を勤め、ニースのアカデミー他、各国でマスタークラスを行い、後進の指導にも情熱をそそいでいる。

倉敷の大原美術館のギャラリーコンサートに計3度出演した他、2013年にはフランスの各地でオーケストラとワーグナーの「ヴェーゼンドンクの歌曲」を数回歌い、来る10月25日には東京シテイフィルとプーランクのオペラ「カルメル派修道女の対話」〔演奏会形式〕の修道院長の役を歌う予定である。


(当協会のホームページで小林真理さんへのインタビューを掲載しております。合わせてご覧下さいませ。)
http://afjmc.org/wp-content/uploads/2013/08/kobayashimari_interview.pdf

日時
11月3日(日)  開講時間未定  
会場 : 川崎駅近くの音楽練習室(詳細は協会事務局にお問い合わせ下さい)
11月4日(月) 10:00~19:00 (4日の受講枠は定員に達し、締め切りました)
会場 : サロンフェリーチェ(目黒線洗足駅徒歩3分)

対象
受講生
- 声楽を専門的に学ばれている方
- フランス歌曲やフランス語オペラを学ばれたい方
- 声楽分野でフランスへの留学を希望されている方
- フランスにおける声楽教育を体験されたい方
- 声楽の初心者やアマチュアで学ばれている方
聴講生(11月4日のみ)
-専門的な知識の有無にかかわらず、興味のある方はどなたでも聴講可能です。(事前に事務局へのお申し込みが必要です。)

レッスン形式
- 基本的にお一人様1時間の個人レッスン形式となります。お申し込みの際に上記の日時の中でご希望の時間帯をお知らせ下さい。(会場としては4日のサロンフェリーチェの方がお薦めです。) お一人様で2時間続けてや、2日にわたって二枠2時間の受講も可能です。
- 受講曲目は自由です。2、3曲程度ご用意下さい。事前に講師とご相談も頂けます。
- 伴奏者は基本的にご自分でお連れいただきます。あてのない場合は協会事務局にご相談下さい。(その際にはご希望日時と曲目をお教え下さいませ。)
-受講生は会場の定員の範囲内で他の受講生のレッスンも自由にご見学いただけます。

参加費用
-受講料 : 23,000円 (お一人で二枠受講の際は+15,000円となります)
-聴講料 : 2,000円 (11月4日のみ)

お申し込み・お問い合わせ
日仏現代音楽協会事務局
☎03-5389-0317 (Fax兼)


なお小林真理さんが10月25日に出演されるプーランクのオペラ「カルメル派修道女の対話」については、以下のサイトで詳細を見ることができます。

東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団・特集〜歌劇「カルメル派修道女の対話」へのお誘い〜

オペラのチケットを購入する際、チケットサービス 03 5624 4002 に電話をして「小林真理さんから」とお伝えいただくと、S席・A席・B席がいずれも一割引きの価格でお買い求めいただけるとのことですので、ぜひこの機会をご利用ください。

2013年10月1日火曜日

会員の演奏会・講座情報(2013年10月〜)

mmm... presents : Circle of Friends vol.5


2013年10月3日(木)19:00開演(18:30開場)
杉並公会堂 小ホール(中央線・東京メトロ丸ノ内線「荻窪」駅下車) 
チケット:  2,500円(全席自由)

出演:mmm...
大須賀かおり(ピアノ・会員)間部令子(フルート)三瀬俊吾(ヴァイオリン)

作曲家:
Arturo Corrales[スイス在住 エルサルバドル人 ]
Iñaki Estrada Torío[マドリッド 在住スペイン人]
Elo Masing[ロンドン在住 エストニア人]
Marco-Antonio Pérez-Ramirez[フランス在住 チリ人]
Mihailo Trandafilovski[ロンドン在住 マケドニア人]
Daryl Jamieson[東京在住 カナダ人 (mmm...) ]

詳細情報・お問い合わせ
ウェブ:http://www.ememem3dots.com


ストラスブール現代音楽祭MUSICA

"Aliados" Un opéra du temps réel

 

10月4日 20:30開演 

会場:Théâtre de Hautepierre(フランス、ストラスブール)

チケット: 20ユーロ、学生8ユーロ



作曲:Sebastian Rivas
台本:Esteban Buch
演出:Antoine Gindt
音響技術:IRCAM

出演:Nora Petrocenko、Lionel Peintre ほか
演奏:Ensemble Multilatérale (音楽監督:阿部加奈子、日仏現代音楽協会代表
指揮:Léo Warynski

詳細情報






57. Festival Interzionale di Musica Contemporanea
ヴェネツィア国際現代音楽祭
Alla Breve

10月11日 17:15開演
Teatro Piccolo Arsenale(イタリア、ヴェネツィア)
チケット:18, 7 ユーロ〜

プログラム:
Raphaèle Biston: Rondo  
台信  遼(作曲・会員):Der Spiegel im Spiegel(Radio France 委嘱作品)
Pasquale Corrado:Pulse
Eric Maestri:Tre Case
Zad Moultaka:Il Regno dell'acqua 

出演:
ensemble L'instant donné
Cédric Jullion, Mathieu Steffanus, Saori Furukawa, Nicolas Carpentier, Caroline Cren ほか

詳細情報



ジュネーヴ・ワーグナー音楽祭 
Siegfried, nocturne
男声と器楽アンサンブルの為のモノドラマ(世界初演)

10月13,15,17,18日(開演時間はサイトよりご確認ください)
Comédie de Genève(ジュネーヴ、スイス)
チケット:40フラン

作曲:Michaël Jarrell
台本:Olivier Py
演出:Hervé Loichemol 

出演:Bo Skovfus(Siegfried)
演奏:Ensemble Multilatérale(音楽監督:阿部加奈子、日仏現代音楽協会代表
指揮:Stefan Asbury

詳細情報


「同時代」(黒の会)のつどい2013


2013年10月19日 (土) 13:30開会
早稲田奉仕園/リバティホール (地下1階)
参加費: 1,500円
プログラムと出演者
第1部「ユーリー・ジヴァゴの愛と死」(13:40~15:10)
 工藤正廣(講演)、岡村嘉子(朗読)
第2部「コンサート」(15:25~16:15)
 藤井喬梓(作曲・話)、湯川亜也子(Sop.)、大須賀かおり(Pn.会員)
 藤井喬梓の歌曲・ピアノ作品、ドビュッシーとフォーレの歌曲、他
お問い合わせ
 「黒の会」事務局 03-3959-6994  gen@aurora.ocn.ne.jp


洗足学園音楽大学教員による新棟竣工記念コンサート
日本現代音楽協会との軌跡・現在・未来
コンサート&ワークショップ

2013年10月20日 (日) 18:15〜(プレトーク) 18:30開演 19:00〜ワークショップ
洗足学園音楽大学シルバーマウンテン1F (東急溝の口、JR武蔵溝ノ口駅徒歩8分)
チケット : 2,000円
プログラム 
 佐藤昌弘 : 変幻~箏と三絃のために
 松尾祐孝 : Distraction IX for sax. and piano
出演
 吉原佐知子(箏)、野澤徹也(三絃)、大石将紀(sax. 会員)、飯野明日香(pn.会員)
お問い合わせ
 日本現代音楽協会 03-3446-3506    80th@jscm.net
 www.jscm.net


公益財団法人アサヒグループ芸術文化財団助成
アンサンブル室町 第9回公演『東方綺譚』


2013年10月26日(土)18 :30開演(17 :30開場、18 :00プレトーク)
津田ホール 中央線「千駄ヶ谷」駅下車
チケット:一般4,000円 学生3,000円
プログラム:全曲委嘱新作、世界初演)
ブリューノ・デュコル:ワンフォ、あるいは夢の色彩
北爪裕道:浮世の絵師
エディット・ルジェ
日仏現音協会主催「楽曲分析講座」講師):風景の秘密
鈴木純明:ネーレイデスに恋した男、アンサンブルのための

ヴァイオリンソリスト:ハエ=スン・カン
出演:ディディエ・ダブロフスキ、萬浪大輔 ほか
演奏:アンサンブル室町(芸術監督:ローラン・テシュネ、会員)
指揮:鷹羽弘晃


詳細情報:

チケット・お問い合わせ:
Confetti(カンフェティ)http://confetti-web.com/
☎ 0120-240-540(
平日10:00~18:00)

後援:
在日ベルギー大使館/在日フランス大使館、日仏現代音楽協会、Franc-Parler、le petit journal、アンスティチュ・フランセ日本、Editions musicales Rubin、Editions Gallimard/Art-U room



Les temps croisés vol.2   
レ・トン・クロワゼ第二回公演
〜神本真理とフレデリック・デュリユーの作品を集めて〜

2013年11月1日(金)19:00開演(18:30開場)
東京オペラシティ・リサイタルホール(京王新線「初台」駅下車)
チケット:一般 3,000円 学生 2,000円

出演:
多久潤一朗(フルート)井上麻子(サクソフォン・会員) 松尾俊介(ギター)
甲斐史子(ヴァイオリン・会員)太田真紀(ソプラノ)大須賀かおり(ピアノ・会員)ほか

プログラム:
神本真理(作曲・会員)
ajour (Alto Sax, Pf) / 樹に語る( Vc. Solo) / 夢想の灯(Fl, Cl, Vla, Gt) 
ゆれる瞳(Vln, Vla, Vc) / 刻印(Sop, Cl, Pf)(2013新作)
フレデリック・デュリユー:
Echappée(Pf. Solo) / ÜBERSICHT II(Tenor Sax. Solo)

チケット・お問い合わせ:
東京オペラシティチケットセンター ☎ 03-5353-9999(10:00~18:00月曜休)
オカムラ&カンパニー ☎ 03-6804-7490