2023年11月11日土曜日

11/26「物語る画家、瓜南直子へのオマージュ」~小林真理を迎えて(後援演奏会情報)



2023年11月26日(日)14:00開演(13:30開場)
倉敷市立美術館3階講堂

【プログラム】  
J. S. バッハ:『ヨハネ受難曲』より アリア「成し遂げられた」
安江優子:「透流 NAGARE」〜中也の世界Ⅱ〜
佐藤薫:組曲「夢の跡」〜瓜南直子へのオマージュ〜 文:瓜南直子
O. メシアン:『8つの前奏曲』より「悲しい風景の中の恍惚の歌」
R. シューマン:『リーダークライス』作品39(全12曲)

【出演】
小林真理:メゾ・ソプラノ
棚田文紀:ピアノ 
藤田ほのか:チェロ 

【入場料】
1500円(当日券のみ)

【お問い合わせ】
倉敷市立美術館:086-425-6034

後援:日仏現代音楽協会 

2023年10月24日火曜日

11/11 Contemporary Piano Showcase #1(後援演奏会情報)


本プロジェクトは大きくふたつの柱を持っています。ひとつ目は、これまで日本でほとんど演奏されていない海外の最新のピアノ曲を、各回ごとにテーマを設けて紹介すること。ふたつ目は、そのテーマと関連する中堅・若手邦人作曲家をゲストに迎え、委嘱新作の発表と旧作の再演を行うこと。世界の新しいピアノ音楽を東京へ。そして日本の新しいピアノ音楽を、東京から世界へ。

2023年11月11日(土)19:00開演

両国門天ホール


【プログラム】  

オルガ・ノイヴィルト:Trurl-Tichy-Tinkle (2016)*

ベアト・フラー:Phasma (2002)*

稲森安太己:3声のシンフォニア (2012/15)

稲森安太己:不完全音階、下行形 (2013)

稲森安太己:ピアノエチュード集 第1集(委嘱初演)

モーリッツ・エッゲルト:Hammerklavier IX "Jerusalem"(1995)*

ベルンハルト・ラング:Monadologie XXXh "Hammer"(2014~15)*

*日本初演


【出演】

ピアノ:篠田昌伸 

ゲストコンポーザー:稲森安太己 


【チケット】

一般2500円(当日3000円)学生2000円


【予約・問い合わせ】

TIGET:https://tiget.net/events/266505

MAIL:ContPianoShow@gmail.com


主催:Contemporary Piano Showcase (制作:台信遼)

後援:日仏現代音楽協会

助成:公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京 [スタートアップ助成]

2023年9月22日金曜日

10/14 瀬川裕美子ピアノリサイタル vol.9『ブーレーズ:第2ソナタ』別様の作動 2 in 1 in 2 (後援演奏会情報)

【その1】双生の場所:B × B ×…地続きの間隙・モザイク・透過


2023年10月14日(土) 開演16:00 開場15:30  
トッパンホール

プログラム
クルターク|8つのピアノ小品 作品3 (1960)
ベートーヴェン|ピアノソナタ第29番 変ロ長調 作品106「ハンマークラヴィーア」から〖第1.2楽章〗
ブーレーズ|ピアノソナタ第2番 (1947-48) から【第1楽章】
福士則夫|とぎれた記憶(2000)
ブーレーズ|ピアノソナタ第2番 から【第3, 4楽章】
***
ベートーヴェン|ピアノソナタ第29番「ハンマークラヴィーア」から〖第3楽章〗
ブクレシュリエフ|群島Ⅳ(1970)
ブーレーズ|ピアノソナタ第2番 から【第2楽章】
ベートーヴェン|ピアノソナタ第29番「ハンマークラヴィーア」から〖第4楽章〗

チケット(全席自由) 
一般3000円(当日3500円)  学生1500円 ※学生券は入場時に学生証等の提示が必要です
 vol.9/vol.10(24年1月27日16時~)2公演セット券 4000円 ※セガウェイ・プロジェクトのみ取扱い

《チケット・問い合わせ》
トッパンホールチケットセンター 03-5840-2222  www.toppanhall.com
セガウェイ・プロジェクトWebサイト www.yumikosegawa.com
090-1106-3302  segaway-project@nifty.com  


後援 
日本現代音楽協会 ㈱全音楽譜出版社
日本アルバン・ベルク協会 日仏現代音楽協会
日本パウル・クレー協会 (株)トーンフォレスト
国立音楽大学東京同調会 国立音楽大学付属高等学校同窓会 

2023年9月10日日曜日

11/28 日本とフランス|二国間の「音楽の現在地」(協会主催演奏会)

日仏現代音楽協会の創立10周年演奏会シリーズ、第2回は日仏の会員作品を、豪華な会員演奏家の共演でお届けする室内楽コンサートです。フランスからは協会の名誉会長ゴーサンとヨーロッパで高い評価を受けるふたりの若手会員の作品を、日本からは会員の多彩な新作/初演作を、さらに日仏の偉大な架け橋であった永冨正之、丹波明の作品をその薫陶を受けた門弟たちの演奏と解説で振り返ります。


2023年11月28日(火) 19:00開演(18:30開場)
杉並公会堂小ホール(JR中央線ほか「荻窪」駅下車)地図

プログラム
永冨正之:3つのエスキス
前田恵美:L’endroit et L’envers(世界初演)    
アラン・ゴーサン:Eau-forte
宮川渉:En Spirale(世界初演)
丹波明:フルートとピアノのためのソナタ
横井佑未子:You were not there, not there, you(日本初演)

バンジャマン・アタイール:De l’obscurité Ⅱ 
松宮圭太:サジタリア・トリフォリア(世界初演) 
フロラン・キャロン=ダラス:Rives(日本初演)  
夏田昌和:Beau soir(世界初演) 
台信遼:聴こえざる手(世界初演)
※曲順は変更になる場合があります 

出演
阿部加奈子、夏田昌和(指揮)/小林真理(メゾソプラノ)
内山貴博(フルート)/鈴木生子(クラリネット)/大石将紀(サクソフォン)/福井麻衣(ハープ)
河村絢音(ヴァイオリン)/甲斐史子(ヴァイオリン、ヴィオラ)/福田道子(ヴィオラ)/松本卓以(チェロ)
及川夕美、大須賀かおり、岡本知也、篠田昌伸(ピアノ)

チケット 一般 3000円 協会会員 2500円 学生 2000円 (当日各500円増)
《ご予約・お問い合わせ》
日仏現代音楽協会事務局:nichifutsugenon@yahoo.co.jp


主催:日仏現代音楽協会
助成:公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京[東京芸術文化創造発信助成]

2023年9月9日土曜日

11/24 ニンフェアール第19回公演(後援演奏会情報)

 「リゲティへのオマージュ  究極のDuo:トランペットとチェロ」



名古屋市民芸術祭2023参加・サントリー芸術財団推薦コンサート

日時:11月24日(金)18:45開演
会場:愛知県芸術劇場 中リハーサル室

プログラム
リゲティ|無伴奏チェロソナタ、マカーブルの秘密
伊藤美由紀|見えないものとの対話(世界初演)
後藤成美|新曲(世界初演)
たかの舞俐|遠くから(世界初演)
古川聖|Small Fish
水野みか子|エクテラ、空(世界初演)

出演
曽我部清典(トランペット)、野村有紀(チェロ)

チケット
<全自由席>一般3,000円 学生2,000円(当日500円増)

ご予約・お問い合わせ:
ニンフェアール  090-5621-3697  nympheart@yahoo.co.jp

2023年9月3日日曜日

9/23 身体とサウンドスケープ(後援演奏会情報)


古くから音楽は“演奏”される時間芸術であり、その“演奏”には“身体性”が宿っていました。しかし、19世紀に録音技術が開発され、徐々に“身体性”のない音楽、つまり音だけの音楽がこの世に溢れるようになりました。身体の動きを音楽の重要な一部として取り戻すことを目指す“音楽の身体性”をテーマに、現代クラシック音楽の響きと、その豊かな表現力を探求するため、仏リヨンからサクソフォン奏者の阪越由衣と米ニューヨークからムーヴメントアーティストの濱田寿法の両氏を招待し、上川町で特別な演奏会を開催します。
この1時間半からなるプログラムでは、上川町在住の清水チャートリーの音楽作品を始め、フランスやアメリカなどを拠点に活動する作曲家の最新作品を披露しま す。

2023年9月23日(土)14:00開場/14:30開演 
入場無料、予約不要


プログラム
《Aphasia》 マーク・アップルバウム
《四季と雲海》清水チャートリー
《Virtual Rhizome》Vincent-Raphael Carinola
《Fat Samurai》清水チャートリー
《ねんねこパンツ》清水チャートリー
 
出演
阪越由衣(サクソフォン・ムーヴメントアート) 
サクソフォニスト、パフォーマー。1989年生まれ、大阪府出身。
2012年よりフランス在住。大阪音楽大学サクソフォン科を首席で卒業。オルネースボア音楽院、ストラスブール高等音楽学校を経て、2022年リヨン国立音楽院第三課程Artist Diploma現代音楽創作科を初の日本人として修了。
在学中にFestival Détours de Babel« Les Chantiers »に選出され、 現代社会におけるアイディンティーの有り方を問う自身初の創作音楽劇作品 « Au milieu de » (英訳:The In-Between) を同音楽祭にて初演。KOBE Re: Public Art Project 2022レジデント・アーティスト。2019年カールハインツ・シュトックハウゼン財団より演奏賞を受賞。Société Générale財団、並びに ADAMI財団奨学生。即興演奏や身体表現を取り入れた現代音楽、実験的な舞台作品創作に数多く関わり、2019年より現代サーカスショー « De A à Zèbre » に出演。Ensemble ORBISサクソフォニスト、Collectif LiSiLOGアーティスト。https://www.yuisakagoshi.com

濱田寿法(コンテンポラリー・ダンサー) 
歌舞伎俳優・中村時悦(萬屋)として歌舞伎座国立劇場等に出演(1981-1983)。 能楽師・渡邉じゅん之助に師事 (1984-現在迄)。 宝生流のサンフランシスコ公演 (1995)とブラジル公演(2000)に出演。 ニューヨークのモダンダンス、マーサグラハムスクール留学、1986-1990 その後ダンサー及び俳優として現時点迄NY在住、様々なアーティストとコラボパフォーマンスを行う。

清水チャートリー(企画・作曲)
作曲家、サウンドアーティスト。1990年大阪生まれ。
国立音楽大学を首席で卒業と同時に有馬賞を受賞。米コロンビア大学修士課程を同大学院奨学生として、独ドレスデン音楽大学修士課程をシーメンス奨学生として修了。 空間やコレオグラフィーを伴う、過剰な持続と反復を用いた作風を持つ現代音楽作品を作曲。CROSSROADS International Composition Festival(オーストリア)、21C Music Festival(カナダ)、ISCM 《世界音楽の日々》(ニュージーランド)、 Lange Nacht der Wissenschaften(ドイツ)、Hearing China(中国)、nief norf Summer Festival(アメリカ)、Thailand International Composition Festival(タイ)、 Festival POTE(フランス)、International Review of Composers(セルビア)、St. Petersburg International New Music Festival(ロシア)などの音楽祭などで作品が演奏・展示されている。https://www.chatorishimizu.com
        

2023年8月18日金曜日

9/17,18 ヴァレーズとリゲティ「現代音楽」誕生と興隆の一世紀(協会主催演奏会)

日仏現代音楽協会の創立10周年を記念する演奏会シリーズ、第1回は4人の会員ピアニストによる2台ピアノコンサートです。現代音楽の先駆者エドガー・ヴァレーズの大作《アメリカ》の作曲者自身による2台8手版と、2023年に生誕100年を迎えたジョルジ・リゲティの難曲《記念碑、運動》を中心に、ラヴェルの希少曲から川上統の新作まで、およそ一世紀にわたる「現代音楽」の軌跡を会員作品とともに概観します。
























2023年9月17日(日), 18日(月・祝) 15:00開演(14:30開場)※両公演ともにチケット販売は終了しました。
両国門天ホール 地図

プログラム
モーリス・ラヴェル|《ジャンヌの扇》のファンファーレ ー2台8手編曲版ー 
伊藤美由紀|風の影~篠田桃紅に捧ぐ~*  日本初演
今堀拓也|Harmonic Exercise for Layered Pulses*
ジェルジ・リゲティ|《2台ピアノのための3つの作品》より 記念碑、運動
川上統|夜光虫 ー2台8手ー  委嘱新作、世界初演

武満徹|クロス・ハッチ ー2つの鍵盤楽器のためのー 
深澤倫子|新月*
山本哲也|霜景*  日本初演
エドガー・ヴァレーズ|アメリカ ー2台8手版ー
*はピアノソロ。曲順は変更になる場合があります

出演
飯野明日香・大須賀かおり・瀬川裕美子・安田結衣子

チケット※両公演ともにチケット販売は終了しました。
一般 ¥3000    門天会員/協会会員 ¥2500    学生 ¥2000 (当日各¥500増)
※学生券は当日受付にて学生証の提示が必要です。

《予約・お問い合わせ》※両公演ともにチケット販売は終了しました。
カンフェティ
日仏現代音楽協会事務局→メール


主催:日仏現代音楽協会
共催:両国門天ホール
助成:公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京[東京芸術文化創造発信助成]

2023年8月15日火曜日

8/31, 9/8 染田真実子チェンバロリサイタルvol.4・・・はなだま・・・(後援演奏会情報)


日時
奈良公演:
2023年8月31日(木) 14:30開演 14:00開場  いかるがホール(法隆寺)
東京公演:
2023年9月8日(金) 19:15開演 18:45開場 チャボヒバホール(立川)

プログラム
久木山直:Falling Water Flowing Flowers(委嘱 初演)
Tristan -Patrice Challulau:Camarette fermentations...(チェンバロ+リコーダー)
藤倉大:Jack(委嘱 初演)
松宮圭太:One up(委嘱 初演)
Kaija Saariaho:Jardin Secret II(チェンバロ+エレクトロニクス)

出演
チェンバロ  染田真実子
リコーダー  森本英希
エレクトロニクス  有馬純寿  松宮圭太 

チケット
一般 4000円(前売り 3500円)
学生 2500円(前売り 2000円※25歳以下 要学生証提示
※本公演の未就学児童のご入場はご遠慮ください。
※前売りチケットの販売は公演前日の20時までとなります。

ご予約
Teket(電子チケット)
奈良公演:https://teket.jp/6060/20720 
東京公演:https://teket.jp/6060/20721 
Googleフォーム(銀行振り込み)
https://forms.gle/fPHDvnNMJcJ4mFnM8 

お問い合わせ
hanadamacembalo@gmail.com

主催:くらゔぃすぷろじぇくと(染田)
助成:公益財団法人野村財団
後援:日仏現代音楽協会  日本チェンバロ協会  関西桐朋会

2023年7月7日金曜日

「河村尚子ピアノリサイタル」(会員関連演奏会情報)


福間洸太朗プロデュース第26回レア・ピアノミュージック 
河村尚子ピアノリサイタル


2023年7月21日 (金) 19:00開演(18:15開場)
杉並公会堂大ホール

~プログラム~
 シューベルト:
  フランスの歌による8つの変奏曲 D 624 Op.10
  ピアノソナタ第17番 ニ長調 D.850
 矢代秋雄:
  ピアノ連弾のための『古典組曲』
  ピアノソナタ(1961)

チケット:全席指定一般:5,000円/学生:2,500円

【お取り扱いプレイガイド】
□チケットぴあ 
https://t.pia.jp/ (Pコード:238-303)
□イープラス
https://eplus.jp/
□杉並公会堂チケットセンター
03-5347-4450 (10:00-19:00/休館日をのぞく)
□ジョイフル・アーツ
info@joyfularts.co.jp 03-6869-6872
主催・お問い合わせ ジョイフル・アーツ

※ジョイフル・アーツ取り扱いチケットは、1枚につき200円の手数料を申し受けます。
※学生券はジョイフル・アーツのみで取り扱います。
※ご購入の際にご入力いただくフォームにて、お席の希望を承ります。必ずしもご希望に沿えるとは限りませんが、配券の参考にさせていただきます。


河村 尚子
ミュンヘン国際コンクール第2位、クララ・ハスキル国際コンクール優勝。ドイツを拠点に、ウィーン響、バイエルン放送響などにソリストして迎えられ、室内楽でもカーネギーホールなどで演奏。
日本ではP.ヤルヴィ指揮NHK響など国内主要オーケストラと共演を重ねる傍ら、ヤノフスキ指揮ベルリン放送響、ビエロフラーヴェク指揮チェコ・フィル等の日本ツアーに参加。文化庁芸術選奨文部科学大臣新人賞ほか、2020年には第32回ミュージック・ペンクラブ音楽賞独奏・独唱部門賞、第12回CDショップ大賞2020・クラシック賞、第51回サントリー音楽賞を受賞。主なCDに、2019年10月リリースの、「熱情」「ワルトシュタイン」を含むベートーヴェンのピアノ・ソナタ集、「ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番&チェロ・ソナタ」など(RCA Red Seal)。
2019年秋公開の映画『蜜蜂と遠雷』(恩田陸原作)では主役・栄伝亜夜のピアノ演奏を担当し、その音楽を集めた「河村尚子 plays 栄伝亜夜」もリリースされている。現在、ドイツのフォルクヴァング芸術大学教授。http://www.hisakokawamura.com/

~ Message ~
 2020年7月に始めた『レア・ピアノミュージック』は、この7月で第26回を迎え、2回目のホール有観客公演を開催することになりました。これも偏に皆様のご支援の賜物と、心から感謝申し上げます。
 今回ご出演いただく河村尚子さんは、私が尊敬する同世代ピアニストのお一人で、幼少期から過ごされているドイツを中心にヨーロッパでも活躍されています。デビュー以来、日本人離れしたスケールの大きな歌心溢れる音楽とチャーミングなお人柄で、益々多くのファンを引き付けていらっしゃいます。近年彼女が心血注いで取り組んでいるシューベルトから長大なソナタ第17番、そしてベートーヴェンのソナタ第30番に影響を受けた矢代秋雄のソナタ、この二作品を今の河村さんの演奏で聴けること、そして、長年背中を追わせていただいた彼女とこの機会に連弾で共演できることを、大変楽しみにしています。
福間洸太朗

2023年6月17日土曜日

「卒塔婆小町」(協会名誉会員演奏会情報)

フランスの現代作曲家フランソワ・ファイト氏がメゾ・ソプラノの小林真理のために書いたオペラ、三島由紀夫の原作(近代能楽集からの抜粋)、マルグリット・ユルスナールの仏訳による「卒塔婆小町」が世界初演される。

明治の趣きを残す京都文化博物館でオペラをご覧いただき、京都の宵山祭りを楽しまれてはいかがでしょう。

 

 

日時2023715日(土) 16時30分開場 17時開演

                     716日(日) 14時30分開場 15時開演

会場 /京都文化博物館 別館ホール

 

チケット 

一般券:3,500円  学生券:2,000

宵山ペア券:6,000円(お二人で申込み )

 

公式プレイガイド→リンク

 

チケット&お問い合わせ:yukominchin@gmail.com   03-3705-4413(安江)

 

アーカイブ配信券:3,000円(+手数料) 

https://seasideclassics.zaiko.io/e/sotobakomachi

配信期間は202381日(火)~31日(木)です。期間中、何度でもご視聴いただけます。

※購入にはZaikoの会員登録が必要となります。

 

 

Opéra « Sotobakomachi » à Kyoto

Compositeur François Fayt a écrit l’Opera  « Sotobakomachi » pour Marie Kobayashi mezzo soprano en 2020. Sotobakomachi est une des pièces des Cinq Nôs modernes de Yukio Mishima et François Fayt a composé sur la traduction de Marguerite Yourcenar qui était l’administrateur de Mishima.

 

Vous allez découvrir cet opéra, création mondiale au Musée Culturel de Kyoto, dans une salle de l’époque de Meiji, le monument historique au moment de la fête de Ghion.

 

https://www.bunpaku.or.jp/

Il y a aussi de possibilité de voir cet opéra avec livraison d’archives.

 

Le 15 Juillet 2023 à 17h

Le 16 Juillet 2023 à 15h

 

A la salle de Musée Culturel de Kyoto

 

Billetterie

3,500 yen pour adulte

2,000 yen pour étudiant

6,000 yen pour le couple en deux

 

Vous pouvez acheter

https://kobamariamical.stores.jp/?category_id=616448208c1a5b0aecfa4cc9

 

yukominchin@glail.com

0337054413 ( Madame Yasue )

 

Livraison d’archives 3,000 yen plus tax

https://seasideclassics.zaiko.io/e/sotobakomachi

 

 

●なぜ今三島由紀夫なのか(記:小林真理)

三島由紀夫は今、最も多く世界中で上演されている作家の一人である。世界中の言語に訳されていて、演劇のみでなく、オペラにも作曲されている。三島由紀夫の作品が、世界中の人々を魅了するのは、三島の人間の心理への深い洞察力、鋭くあからさまな人間の奥底に隠れている心理分析力である。その心理は時代を超えた普遍なものであり、言葉という壁を越えたものである。卒塔婆小町を仏訳したマルグリット・ユルスナールは三島文学の良き理解者であった。日本人でないフランソワ・ファイト作曲の三島由紀夫の「卒塔婆小町」が音楽を介して、また新しい三島文学の解釈となることを期待している。

 

●なぜ京都文化博物館の別館ホールなのか(記:小林真理)

この度、「卒塔婆小町」の演出は小林真理によるもので、日本語字幕を制作し、三島由紀夫の魅力ある世界を聴衆に内容を分かりやすく伝えようとしている。オペラのシーンの一部の中には明治の鹿鳴館の場面などもあり、国の重要文化財であるホールのある別館は明治時代の日本銀行でありこのオペラを上演するのにぴったりな場所である。

三島由紀夫は能の戯曲をもとにこの近代能楽集を書いたのであるが、その能が発祥した場所も京都である。京都の文化の一部でもあるこの京都文化博物館の魅力をより一層強調できる企画だと確信している。


2023年1月10日火曜日

第6回日仏指揮法講座開催のお知らせ(協会主催事業)

フランスにおける伝統的な音楽教育の理念である "musicien complet" (完全なる音楽家)の育成を目指す日仏現代音楽協会による指揮法講座、4年ぶりの開講が決定いたしました。指揮法の実際を学ぶだけではなく、指揮者に必要な能力や音楽の読解力を深めるため、講座の内容は様々な難易度やスタイルのオーケストラ作品の指揮法実技に、スコア・リーディングと楽曲分析を加えた3つの科目からなっております。講座の対象は未経験の方から大学等で指揮法を学んでいる方、あるいは演奏の現場で指揮活動をされている方まで、幅広い受講生のレヴェルに対応いたします。一流の講師とプロの演奏家たちのもとで実践的な指揮法を学ぶ絶好の機会、ぜひふるってご参加ください。

講師
阿部加奈子(日仏現代音楽協会会長)
夏田昌和(会員)

伴奏ピアニスト

大須賀かおり(会員)
瀬川裕美子(会員)


・講座内容・
1.  指揮法実技
以下の課題曲の中から講習生各自が2~3曲程度の楽曲や楽章を選択し、ピアノ連弾による演奏を指揮して頂きます。課題曲の選択に迷われた場合などは、事務局までご連絡ください。講師がメール等でご相談に乗ります。

*課題曲(下記より受講者が選択)

・モーツァルト「交響曲第41番」 C-dur
・ベートヴェン「交響曲第5番」c-moll
・ブラームス「交響曲第1番」c-moll
・ドヴォルザーク「交響曲第8番」G-dur
・ドビュッシー「牧神の午後への前奏曲」
・ラヴェル「マ・メール・ロワ組曲」*初級者推奨
・フォーレ「ペレアスとメリザンド管弦楽組曲(4曲版)」*初級者推奨
・ストラヴィンスキー「春の祭典」より「選ばれた生贄への賛美(104~)」と「生贄の踊り(142~)」

2.  スコア・リーディング
ご自分が指揮法講座で取り上げる選択課題曲の一部を(基本的にピアノで)演奏していただきます。スコア全体のピアノ演奏が難しい場合、任意のパートやセクションのみをピアノで弾くか、もしくは声に出して歌われるのでも構いません。演奏箇所の選択に迷われた場合などは、お気軽に事務局までご相談ください。

3.  楽曲分析
課題曲中から選んだ楽曲を、講師の先導で分析していきます。作曲学的な見地からの分析に加え、指揮という演奏行為に即した視点からも楽曲を捉えていくことを目指します。


・講座概要・
日程 
2月10日(金)
18:00~20:00 スコア・リーディング※
20:00~22:00 楽曲分析(担当:夏田)

2月11日(土)

10:30-19:00 指揮法実技

2月12日(日)

10:30-19:00   指揮法実技

※2月10日に参加できず、他の日に指揮法実技とともにスコア・リーディングの受講を希望する方は、事前に事務局までご相談ください。また、指揮法実技の時間は受講生の人数により増減します。


会場
2月10日
杉並区内のスタジオ(荻窪駅周辺) ※詳細はお問い合わせください。

2月11日、12日
スタジオ ピオティータ 京王線「桜上水」、井の頭線「西永福」より徒歩約10分)
東京都杉並区下高井戸4-22-34


対象
受講生(定員最大10名)定員に達したため受講生の募集を終了いたしました。
- 指揮法を既に学んでいる方やこれから学びたいという方
- 合唱、アンサンブル、吹奏楽、オーケストラなどを対象にした指揮活動を行っている方、またそれらの活動を目指している方
- 音楽大学などで音楽の専門教育を受け、基礎的な音楽に関する知識は身につけているが、指揮法の勉強は未経験の方
- アマチュアの演奏家として室内楽やオーケストラ活動をされていて、更に指揮法の基礎を身につけたい方
- フランス式の指揮者教育を体験したい方や、将来的にこの分野で留学を考えている方

聴講生(定員最大20名)
事前に事務局までお申し込みいただければ、専門的な知識の有無に関わらず、どなたでも聴講ができます(各日とも講習の妨げとならない範囲で会場への出入りは自由です)。ただし、受講生多数の場合はお断りさせていただく場合がございますので、予めご了承ください。


参加費用
受講生:28,000円(日程や受講内容において部分参加をご希望の場合、別途お問い合わせください)定員に達したため受講生の募集を終了いたしました。
・聴講生(要事前予約、ただし人数に余裕がある場合は当日連絡も可):
 各日2,000円(2日間参加の場合は3,000円、3日間参加の場合は4,000円)
※日仏現代音楽協会会員は受講2,000円引き、聴講500円引き。


お申し込み・お問い合わせ :

日仏現代音楽協会事務局  nichifutsugenon@yahoo.co.jp


※受講生としてお申し込みの方は、お名前、お電話番号と併せて以下をご記入ください。(過去に「日仏指揮法講座」を受講された方は不要です。)
- 音楽学習歴もしくは音楽活動歴(簡潔なもので結構です)
- 指揮法を学んだ経験の有無(経験有りの方はその内容や期間について)

また、2月1日を目安に、ご自身が選択された課題曲を事務局にお知らせ下さい。



<講師・伴奏ピアニスト プロフィール>

阿部加奈子(講師)
©︎R.Funahashi

オランダ在住。東京藝術大学音楽学部作曲科を経て、パリ国立高等音楽院にて作曲に関連する6つの課程とともに日本人として初めて同音楽院指揮科で学び、フォンティス総合芸術大学大学院指揮科(オランダ)にて修士号を取得。
これまでに作曲を永冨正之、管弦楽法をマルク=アンドレ・ダルバヴィ、楽曲分析をミカエル・レヴィナス、ピアノと伴奏法をジャン・ケルネル、指揮をジョルト・ナジ、ヤーノシュ・フュルスト、ファビオ・ルイージ、エティエンヌ・シーベンスなどに師事。
パリ国立高等音楽院在学中より、ヨーロッパを活動の拠点に、指揮者、ピアニスト、作曲家として多方面で活躍する。2005年にはパリ管弦楽団やアンサンブル・アンテルコンタンポラン等のメンバーからなる現代音楽アンサンブル「ミュルチラテラル」を創設、2014年まで音楽監督を務める。また、その間にチューリッヒ歌劇場やモンペリエ国立歌劇場でファビオ・ルイージ、エンリケ・マッツォーラ、ロレンス・フォスター等のアシスタントを務める。これまでにギャルド・レピュブリケーヌ管弦楽団、イル・ド・フランス国立管弦楽団、モンペリエ国立管、ロレーヌ国立管、ルーマニア放送響、ジュネーヴ室内管など、日本国内では東京フィル、新日本フィル、東京シティ・フィル、兵庫芸術文化センター管、大阪響、広島響、群馬響などと共演している。2019年6月には東京オペラシティ文化財団主催「武満徹作曲賞」本選演奏会の指揮者に抜擢され、2021年5月に2度目の登場を果たした。2015年よりTokyo Ensemnable Factory、2019年よりアンサンブル室町のミュージック・パートナーを務める。また 2022年9月よりフランス・ドーム交響楽団音楽監督、2024年9月より同楽団芸術監督就任が決まっている。
2022年7月には、ブシュラ・エル=トゥルクの新作オペラ「Woman at Point Zero」の世界初演でエクサン・プロヴァンス音楽祭にデビュー、2023年6月にはコヴェントガーデン王立歌劇場へのデビューが決まっている。また2023/24年のシーズンでは、2023年9月に新日本フィル定期演奏会、2024年1月と2月に藤原歌劇団本公演への出演が決まっている。
これまでにIRCAMとの提携、ラジオ・フランスへの録音をはじめ、ストラスブール音楽祭、ヴェネツィア国際現代音楽祭などで160曲以上の世界初演の指揮を手がける一方、自身も作曲家としてのキャリアを歩み続けている。
音楽メディアでは、これまでに「レジス・カンポ Pop-Art」(æon)をはじめ、ヴォデニチャロフの室内オペラ「雪女」(Gega New)など12枚のCDをリリースしている。また、ラジオ・フランスへのレコーディングも定期的に行っており、2012年に指揮者として参加したセバスチャン・リヴァスのラジオオペラ「幻覚の夜」はイタリア放送協会主催の国際番組コンクールで最高賞であるイタリア賞を受賞した。

阿部加奈子公式ホームページ : https://www.kanakoabe.com/jp/


夏田昌和(講師)


東京芸術大学大学院修了後、パリ国立高等音楽院にて作曲と指揮を学び、審査員全員一致の首席一等賞を得て同院作曲科を卒業。作曲を野田暉行、永冨正之、近藤譲、Gérard Grisey 、指揮を秋山和慶、河地良智、Jean-Sébastien Béreau、伴奏法をHenriette Puig=Rogetの各氏に師事。芥川作曲賞や出光音楽賞、Fundaçao Oriente 国際指揮者コンクール第3位(1位なし)など、作曲と指揮の両分野での受賞や入賞、入選多数。
フランス文化省やサントリー音楽財団、アンサンブル・アンテルコンタンポランを始めとする数多くの公的機関や演奏団体、ソリストより委嘱を受けて書かれた作品は、世界各地の様々な音楽祭や演奏会にて紹介されている。
指揮者としてはグリゼイの「Vortex Temporum」と「境界を超えるための4つの歌」、ライヒの「Tehillim」といった大作の日本初演や海外現代作品の紹介、邦人作品の初演やCD録音に積極的に携わっており、現在までにその数は160曲を超える。また様々な市民オーケストラへ客演を重ねる一方で、小林武史(Vn.)、Claude Delangle(Sax.)、宮田まゆみ(笙)、森川栄子(Sop.)、藤原由紀乃(Pn.)、向山佳絵子(Vc)、鷲宮美幸(Pn.)、秋山友貴(Pn.)といったソリストとも共演してきた。2013年に指揮者の阿部加奈子と共に日仏現代音楽協会を設立。2021年には第6回両国アートフェスティバルの芸術監督として3プログラム6公演を成功に導く。2022年12月に日本で4度目、今世紀初となるアイヴズ「交響曲第4番」の演奏(タクティカート・オーケストラ)で正指揮を担当し、好評を博した。


大須賀かおり(伴奏ピアニスト)

桐朋学園大学演奏学科卒業、同大学アンサンブルディプロマコース修了。日本室内学コンクール第2位。現代音楽演奏コンクール競楽V優勝、第12回朝日現代音楽賞、2003年度青山バロックザール賞受賞。2020年コジマ録音よりリリースしたアイヴズのソナタ全集が第75回文化庁芸術祭レコード部門優秀賞を受賞。これまでに多くの作曲家の作品初演やCD録音に携わり、初演曲は300曲を超える。桐朋学園芸術短期大学、東京成徳短期大学、相模原弥栄高校芸術科非常勤講師。


瀬川裕美子(伴奏ピアニスト)

国立音楽大学鍵盤楽器ピアノ専修を首席、同科ソリストコースを最優秀で卒業。2013年よりリサイタルを東京文化会館小ホールやトッパンホールにてバッハから邦人委嘱作品まで、コンセプチュアルなプログラムで8回展開。Boulez ピアノソナタ全曲リサイタル、並びに同プログラムのCDは「レコード芸術」誌特選盤に選出され、朝日新聞等多数のメディアで紹介される。これまでCD5枚リリース。東京オペラシティリサイタルシリーズ「B→C」に出演。アンサンブル活動に加え、他分野の芸術と連関させた独自のレクチャーも行っている。