作品の詳細な分析を通して、作曲家の思考を追体験する「作曲家自作分析会」。今年の開催日が決定いたしました。日時は7月16日(日),プレゼンテーターは近江典彦さん、川上統さん、篠田昌伸さんのお三方です。
近年ますます精力的に作品を発表されているこのお三方ですが、奇しくもそれぞれの合唱曲が東京で演奏されたばかりということもあり、今回は「声」を用いた作品をテーマに、その作品とご自身の創作についてたっぷりと語っていただきます。いずれも合唱音楽の尽きせぬ可能性を感じる素晴らしい楽曲ばかり、その作曲者自身による分析は必聴です!
また今回は、世代も近く互いに気心の知れた間柄のお三方が一同に会すということで、自作分析のあとにささやかな座談会を設けました。会場からのご質問や飛び入り参加も大歓迎です。
声と作曲のかかわりに興味をお持ちの方、21世紀の合唱音楽に触れたい方はぜひ奮ってご参加くださいませ。
声と作曲のかかわりに興味をお持ちの方、21世紀の合唱音楽に触れたい方はぜひ奮ってご参加くださいませ。
日時
7月16日(日) 15:00 ~ 18:30ごろ(途中での入退場は自由です)
会場
参加費
2,000円(席に限りがありますので、ご予約をお勧めいたします)
タイムテーブル(予定)
15:10~16:00 近江典彦:「Khon-mXahuvonaの自作分析」
16:05~16:55 川上統: 〜合唱曲近作「四面楚歌」と「怪獣」を中心に〜
17:00~17:50 篠田昌伸:「言語ジャック」を中心に
(休憩10分)
18:00~18:30ごろ
座談会:「声」と「現代音楽」をめぐって
座談会:「声」と「現代音楽」をめぐって
ご予約・お問い合わせ
日仏現代音楽協会事務局
プロフィール(登壇順)
近江典彦
1984年生まれ。東京音楽大学大学院を修了。現在同大学非常勤講師。
作曲を池辺晋一郎、糀場富美子、西村朗、藤原豊各氏に師事。現代音楽アンサンブル Tokyo Ensemnable Factory 代表。http://www.ensemnable-factory.com
1979年、東京目黒生まれ、逗子育ち。
東京音楽大学音楽学部音楽学科作曲専攻卒業、同大学院修了。作曲を湯浅譲二、池辺晋一郎、細川俊夫、久田典子、山本裕之の各氏に師事。
2003年、第20回現音新人作曲賞受賞。2009、2012、2015年に武生国際音楽祭招待作曲家として参加。
作曲作品は150曲以上に上り、国内外で演奏される。楽譜はショットミュージック株式会社より出版されている。
Ensemble Contemporary α、ROSCO、voxhumana、混声合唱団「空」、東京現音計画、next mushroom promotion、リベルテマンドリンオーケストラなどの様々なアンサンブル、演奏家からの委嘱初演がなされている。
Tokyo Ensemnable Factory musical adviser、Ensemble Contemporary α作曲メンバー
作曲作品は生物の名が多い。
現在、国立音楽大学、東京成徳短期大学、東京音楽大学付属高等学校で非常勤講師を務める。チェロやピアノや打楽器を用いた即興も多く行う。
作品データ:
女声合唱曲「四面楚歌」(2015)[女声合唱団「暁」の委嘱初演]
混声合唱曲「怪獣」(2017)[ヴォーカルアンサンブル「ヴォクスマーナ」の委嘱初演]
篠田昌伸
99年東京藝術大学作曲科、01年同大学院修士課程修了。作曲を尾高惇忠、土田英介、ピアノを播本枝未子、大畠ひとみの各氏に師事。第74回日本音楽コンクール作曲部門第1位、第9回佐治敬三賞、等受賞。グループ展、演奏家、団体等の委嘱により作品を発表する他、ピアニストとして多くの新作初演、声楽、器楽の伴奏、ダンスとのコラボ等に関わり、活動している。東京音楽大学、国立音楽大学、尚美ミュージックカレッジ、日本大学藝術学部、各非常勤講師。
作品データ:「言語ジャック」〔四元康祐:詩〕
初演 2017年1月15日(日)白寿ホール 第25回「創る会」演奏会
演奏 田中信昭(指揮)中嶋 香(ピアノ)第25回「創る会」合唱団
演奏 田中信昭(指揮)中嶋 香(ピアノ)第25回「創る会」合唱団