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2016年2月23日火曜日

第6回小林真理声楽マスタークラス&メドック春期音楽講習会 受講生募集のお知らせ(追記あり)

協会名誉会員でストラスブール音楽院教授の小林真理先生によるマスタークラス、次回の開催が決定いたしました。日程は5月16日(月)です。
国際的な活躍を続けている小林先生、昨年12月にはパリ日本文化会館で行われた演奏会にて、ピアニストの棚田文紀さんとともに20世紀日本歌曲の名曲の数々を披露し、大好評を博しました。その素晴らしい歌声は言わずもがな、こちらも高く評価されているのが、先生のエネルギッシュかつ明快なレッスン。今年もフランス各地の講習会で引っ張りだこの小林先生のレッスンを、日本で体験できる貴重な機会です。ぜひふるってご参加ください。
※マスタークラスの受講生は定員に達したため、募集を締め切りました。

講師プロフィール 

小林真理

鎌倉市生まれ。3歳よりピアノを始め、10歳より中村浩子女史に師事し声楽を学ぶ。

1979年東京芸術大学音楽学部声楽科を卒業、同大学院修士課程に進み、1981年文化放送音楽賞受賞、第1回日仏声楽コンクールに入選、フランス音楽をより深く学ぶために留学を決意し、1982年フランス政府給費留学生としてパリ国立高等音楽院に入学、レジーヌ・クレスパン女史に師事、1987年同音学院のオペラ科を終了、1989年にはウィリアム・クリスティ氏の指導する同音学院の古典声楽科のクラスを1等賞を得て終了する。パリ国立高等音楽院に在籍中の1983年頃より数々の国際声楽コンクールにて受賞(1984年パリのフランス歌曲国際コンクールでフォーレ賞、1988年クレルモン・フェランのオラトリオ・リート国際コンクールではリタ・シュトライヒ・記念大賞)この頃よりバロックから現代音楽に至る幅広い演奏活動を始める。
1993年には その後進学した東京芸術大学博士課程において博士論文『オリヴィエ・メシアンの歌曲研究ーハラウイを中心にー』を書き、博士号を収得する。
コンサート活動においては ピエール・ブーレーズの指揮でシヤトレ劇場でハリソン・バートウィッスルの〔メリヂアン〕のフランス初演、フランス国立管弦楽団、フィルハーモニック・オーケストラと共演、オランダのコンセルトゲボー・ホールにてシェーンベルクの〔4つのオーケストラ歌曲作品22〕、佐渡裕指揮でオーケストラ・ラムルーとマーラーの交響曲第2番、現代音楽作曲家の初演は数多く、アンサンブル・アンテルコンタンポランと数度共演、ロストロポーヴィッチの指揮で小林真理のために書かれたピヨートル・モスの〔スターバート・マーテル〕、最近ではフィリップ・ルルーの新作をロレーヌ国立管弦楽団とフランスとドイツで初演、ヨーロッパのみでなく、アメリカ、東欧、オーストラリアにてもソリストとして活躍している。オペラの分野では ジェフリー・テート指揮によるベルクの〔ルル〕の女流工芸家役、プッチーニの〔蝶々夫人〕のスズキ役、モーツァルトの〔コシ・ファン・トゥッテ〕のドラベラ役、ヴィヴァルディの世界初演〔真実の証〕のルステーナ役などを演じている。
CD録音も多数に及び、モーツァルトの〔レクイエム〕、〔マニュエル・ロ-ゼンタール歌曲集〕、〔20世紀の作曲家の編曲による世界の民謡〕などがあり、最近では、フランスを代表するサクソフォン奏者、クロード・ドラングルとの〔japanese love songs〕、メシアンの〔ハラウィ〕などがある。
1999年にフランス国家教授資格を得て現在ストラスブール地方音楽院で声楽の専任教授を勤め、ニースのアカデミー他、各国でマスタークラスを行い、後進の指導にも情熱をそそいでいる。
倉敷の大原美術館のギャラリーコンサートに計3度出演した他、2013年にはフランスの各地でオーケストラとワーグナーの「ヴェーゼンドンクの歌曲」を数回歌い、同年10月25日には東京シティフィルとプーランクのオペラ「カルメル派修道女の対話」〔演奏会形式〕の修道院長の役を歌って好評を博した。
(当協会のホームページで小林真理さんへのインタビューを掲載しております。あわせてご覧下さいませ)


日時
2016年5月16日(月)13時〜20時

会場
墨田区内の練習室
※お申込時にご案内させていただきます

対象
受講生   
- 声楽を専門的に学ばれている方
- フランス歌曲やフランス語オペラを学ばれたい方
- 声楽分野でフランスへの留学を希望されている方
- フランスにおける声楽教育を体験されたい方
- 声楽の初心者やアマチュアで学ばれている方
聴講生
-専門的な知識の有無にかかわらず、興味のある方はどなたでもご見学可能です。メールにて事務局までお申し込みください。
-レッスンの妨げにならない範囲での入退場は自由です(お問い合わせいただいた方には、当日のタイムテーブルをお送りいたします)。

レッスン形式
- 原則としてお一人様1時間の個人レッスンとなります。お申し込みの際に、上記の日時内でご希望の時間帯をお知らせ下さい。お一人で2時間続けての受講や、2日間にわたって複数枠の受講も可能です。
- 受講曲目は自由です。2、3曲程度ご用意下さい。事前に講師ともご相談いただけます。
- 伴奏者はご自分でお連れいただくか、協会事務局からのご紹介も可能です(紹介の場合の奏者への謝礼は、1枠につき5,000円となります)。
-受講生は、会場の定員の範囲内で他の受講生のレッスンも自由にご見学いただけます。

参加費
-受講料 : 22,000円(複数枠をお申し込みの場合、2枠目からは各18,000円)
※受講生は定員に達したため、募集を締め切りました。
-聴講料 : 2,000円

※受講料には当日練習用のスタジオ代が含まれます。伴奏合わせ、発声などにご利用ください。


お申し込み・お問い合わせ
日仏現代音楽協会事務局





メドック春期音楽講習会のお知らせ

世界的な音楽家のレッスンを直に受けられることで人気の、フランスはボルドーのメドック春期音楽講習会。今年も小林真理先生が声楽の講師として招待されています。
春のボルドーの美しい大自然のなかで、上質な音楽にたっぷりと浸かる贅沢な一週間。みなさんもぜひ参加してみませんか?
(昨年の講習会に参加された高橋淑子さんのレポートはこちらから)

メドック春期音楽講習会
日程:2016年4月16日〜24日

詳細情報:http://www.musique-hourtin.com/

ご予約・お問い合わせ:tokko.chene@gmail.com




2016年2月1日月曜日

会員の演奏会・講座情報(2016年2月)

Tokyo Ensemnable Factory vol.6
イタリアと日本の作曲家の真摯な挑戦
2016年2月5日(金)18時半開場、19時開演
渋谷区文化総合センター大和田 伝承ホール
チケット:一般 ¥3,500\学生 ¥2,000(いずれも当日は¥500増)

~プログラム~
Francesco Filidei : Finito Ogni Gesto
Franco Donatoni : For Grilly(日本初演)
山本哲也(会員) : 山羊の時間(日本初演)
鈴木純明 : ヴォルフィエド(日本初演)
三輪眞弘 : 歌えよ、そしてパチャママに祈れ!

出演:
阿部加奈子(指揮・協会代表)
原博巳(サクソフォン)
若林かをり(フルート)山根孝司、西村薫(クラリネット)高島彩(バスーン)
加治佑子(ホルン)岩崎愛子(パーカッション)大田智美(アコーディオン)
松岡麻衣子、迫田圭(ヴァイオリン)藤原歌花(ヴィオラ)山澤慧(チェロ)
佐藤洋嗣(コントラバス)
チケット・お問い合わせ:https://www.ensemnable-factory.com/TEF/concert/20160205

協力:East Friends 東油商事合名会社音楽事業部 (学)東京音楽大学
後援:日仏現代音楽協会 日本現代音楽協会 music-info.org



ホールアドバイザー松居直美企画
「オルガンの未来へII」
2016年2月11日(祝木)15:00開演(14:15~プレトーク)
ミューザ川崎シンフォニーホール (JR川崎駅徒歩3分)
チケット:S席3,000円 A席2,000円

プログラム:
斉木由美(会員):ファンファーレ~カンティクム クレアトゥーレ(被造物の賛歌)(2005年愛知県文化振興事業団委嘱作品)
近藤譲:ノヴィタス・ムンディ~オルガンのための~
M.ラドゥレスク:<リチェルカーリ> I. オルガナ  II. ヴェルスス III. エスタンピ
鈴木輝昭:コンドゥクトゥス~オルガンとティンパニのための~
斉木由美:Die Mûtter / 母たち (2015年ミューザ川崎シンフォニーホール委嘱・世界初演)

演奏:
近藤岳(パイプオルガン)
菅原淳(ティンパニ)

プレトーク出演:松居直美、斉木由美、近藤譲、鈴木輝昭

お問い合わせ:ミューザ川崎シンフォニーホール(044-520-0200)


オーケストラ・ニッポニカ第28回演奏会 
菅原明朗 イタリアへの思慕
2016年2月14日(日)14:30開演(14:00開場、14:20プレトーク)
チケット:全席指定 S 3,000円 A 2,000円

プログラム:
菅原明朗:交響的幻影「イタリア」(1968)
菅原明朗:ピアノ協奏曲(1971、初演)
I.ピッツェッティ:交響曲イ調(1940)

出演:
指揮:阿部加奈子(協会代表)
ピアノ:高橋アキ
管弦楽:オーケストラ・ニッポニカ



日本作曲家協議会
日本の作曲家2016 第1夜「U40」
2016年2月26日(金)19:00開演
東京オペラシティリサイタルホール
チケット:3,000円(全席自由)

プログラム:
・企画者作品
川島素晴:Ondes Mania(オンド・マルトノ)
 ・40歳以下の会員による作品
松本直祐樹(会員):Music Psalm(ギター)
道城美羽:Die Station Z(オンド・マルトノ)
浅井暁子:The Air Sculpture by Guiter and Ondes Martenot
服部伶香:2人の関係(オンド・マルトノ、ギター)
大曽根浩範:逢魔時(オンド・マルトノ)
増田真結:オンド・マルトノとギターのための《物語る機能》

 出演:
オンド・マルトノ : 久保智美
ギター : 山田岳

チケット・詳細情報:http://www.jfc.gr.jp/


藤井喬梓 歌曲作品展
~内なる旅路 Le Voyage intérieur~ 片山敏彦と清水茂の詩による
2016年2月28日(日)14:00開演
銀座王子ホール
チケット:一般 4,000円(当日500円増)、学生 2,500円 全席自由

プログラム:
作曲:藤井喬梓
第1の門、第2の門、第3の門、第4の門
片山敏彦の詞による歌曲:白く燃える心、湖心、風景画ほか
清水茂の詞による歌曲:炎の鳥、夜の塔、私の空の一日、幼いもののための7つの詩篇ほか

出演:
秋山理恵(ソプラノ)宮西一弘(テノール)
大須賀かおり(ピアノ・会員)甲斐史子(ヴァイオリン・会員)
若林かをり(フルート)



チケット・お問い合わせ:藤井喬梓歌曲作品展事務局 
Tel:070-6400-5890   Mail:fujii.kakyoku@gmail.com



2016年1月4日月曜日

会員の演奏会・講座情報(2016年1月)

寺田麗美×井上ハルカ 
サクソフォンデュオコンサート
[東京公演]
2016年1月7日(木)開演 19:00(開場 18:30)
すみだトリフォニーホール・小ホール
前売券 3,000円 当日券3,500円
[大阪公演]
2016年1月9日(土)開演 14:00(開場 13:30)
南港サンセットホール
前売券 3,000円 当日券3,500円
[愛媛公演]
2016年1月11日(月・祝)開演 14:00(開場 13:30)
萬翆荘・謁見の間
前売券 2,000円 当日券2,500円
学生前売券1,500円 学生当日券 2,000円

■出演者■
寺田麗美(サクソフォン)、井上ハルカ(サクソフォン・会員)
李 早恵(ピアノ)

■プログラム■
M. ラヴェル / クープランの墓
佐原 洸(会員) / Alpha Centauri(世界初演)
C. ロバ / マサイ
鈴木純明 / アンティエンヌ
F. プーランク / 2本のクラリネットのためのソナタ
吉松 隆 / ファジーバード・ソナタ
長生 淳 / パガニーニ・ロスト
G. コネッソン / テクノ・パラード



主催:デュオコンサート実行委員会
協賛:株式会社ドルチェ楽器、野中貿易株式会社
後援:日本サクソフォーン協会、ESA音楽学院



アンサンブル・コンテンポラリーα定期公演2015 
『ニュージーランド・新音楽』
南洋の島国で混交した文化から生まれた、もうひとつの現代音楽───
2016年1月8日(金)19:00開演 
豊洲文化センターホール
入場料◆3000円 ─── 全自由席

[プログラム]
山本裕之 (1967~) ◆ 輪郭主義VI
イヴ・ド・カストロ=ロビンソン (1956~) ◆ 喜びのカオスIV
トリスタン・カーター (1985~) ◆ ささやき
ジョン・サーサス (1966~) ◆ ピアノ五重奏曲
カルロ・マルゲティック (1987~) ◆ ホタル
ジャック・ボディ (1944~2015) ◆ 野心

[出演]
多久潤一朗 ──flute 鈴木生子 ──clarinet
塚原里江 ──bassoon 佐藤まどか ──violin
花田和加子 ──violin 甲斐史子(会員) ──violin※
亀井庸州 ──violin※ 安藤裕子 ──viola
松本卓以 ──violoncello 寺井創 ──violoncello※
及川夕美(会員) ──piano 大須賀かおり(会員) ──piano※
鷹羽弘晃 ──conductor
※賛助出演



主催 ─── アンサンブル・コンテンポラリーα
助成 ─── NPO法人JML音楽研究所



Concert Musica Universalis #2 
"Hommage à Henri Dutilleux"
Le 15 janvier 2016 à 19:30
Auditorium Henri Dutilleux
Conservatoire Paul Dukas de Paris  tél : 01-4347-1766
53, rue du Charolais / 51 rue Jorge Semprun 75012 Paris
métro : Gare de Lyon, Dugommier
(Attention à la nouvelle adresse !! Ce n'est plus la rue de Picpus !!)
Entrée libre dans la limite des places disponibles

Programme :

"Hommage à Henri Dutilleux"

Henri Dutilleux Sonatine pour flûte et piano
Olivier Messiaen Louange à l'éternité de Jésus pour violoncelle et piano 
Henri Dutilleux Au gré des ondes pour piano 
Marc-André Dalbavie Elégie pour flûte 
Henri Dutilleux 3 strophes sur le nom de Sacher pour violoncelle 
Bernard Cavanna Goutte d'or blues pour saxophone soprano et bande
Henri Dutilleux Choral et variations de la Sonate pour piano

Le concert sera présenté par Régis Campo(membre de l'AFJMC), lauréat du Concours International de Composition Henri Dutilleux en 1996

Musica Universalis: 
Mihi Kim(membre de l'AFJMC), flûte
Carl-Emmanuel Fisbach, saxophone
Matthieu Lejeune, violoncelle
Emmanuelle le Cann, piano
Wenjiao Wang, piano


吹田市交響楽団第80回定期演奏会
2016年1月24日(日)14時開演
吹田市文化会館大ホール
チケット:¥500(当日¥600)

プログラム:
モーツァルト:「フィガロの結婚」序曲
ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲
ストラヴィンスキー:ペトルーシュカ(1947年版)

出演:
馬渕清香(ヴァイオリン)池村佳子(チェロ)大奥由紀子(ピアノ・会員)
米山信、新谷武(指揮)
吹田市交響楽団

詳細情報:http://www.suitaso.org





【小寺香奈ユーフォニアムリサイタル】
ディスカヴァリー・ユーフォニアム vol. 2
〈ユーフォニアム×エレクトロニクス〉

2016年1月29日(金)19時開演
杉並公会堂小ホール
チケット:一般 3,000円 学生 2,500円(当日500円増)

プログラム:
J.ポスト:yatsar(2014/日本初演)
J.ボーダ:ソナチネ (1970)
今堀拓也(会員):飛翔する雁の群れ(2013/2015改訂版初演)
C.ブラウン:サウンド・バレル(2012/日本初演)
R.カネド:Bipolar crash(2014/日本初演)
森紀明:trans-Ⅱ (2015/世界初演) ほか

出演:
小寺香奈:ユーフォニアム
有馬純寿:ライブエレクトロニクス
円能寺博行:ユーフォニアム
太田真紀:ソプラノ

詳細情報:http://s.confetti-web.com/detail.php?tid=31717




2015年12月2日水曜日

会員の演奏会・講座情報(2015年12月)

日本の現代音楽をめぐって#2【優しき歌】
日時:2015年12月2日(水)18時30分開演
会場:パリ日本文化会館 小ホール
住所 : 101Bis Quai Branly, 75015 Paris, France
(メトロ6番線 : M° Bir-Hakeim または RER C線 : Champ de Mars – Tour Eiffel駅)
電話 : +33 1 44 37 95 01
チケット : 5 euros

プログラム :
河田文忠( 1938-2012 )優しき歌
林光( 1931- 2012 )四つの夕暮れの歌
八村義夫( 1938-1985 )彼岸花の幻想
網守将平(1990- )メゾ・ソプラノとピアノのための “Practice of chimeric movement on static syntax” (世界初演)
柴田南雄( 1916-1996 )立原道造の詩による「優しき歌」

演奏:
小林真理(メゾソプラノ・名誉会員)
棚田文紀(ピアノ)

予約・詳細情報 :
http://afjmc.org/ja/autour-de-la-musique-japonaise-daujourdhui-2/


北とぴあ国際音楽祭2015参加公演
第三回川上統作曲作品個展演奏会
~あなたの幻、わたしの現~
日時:2015年12月4日(金)19:10開演(18:40開場)
会場:北とぴあ つつじホール 
チケット(全席自由、当日500円増):
一般 3,500円 学生 2,000円
北区民割引
一般 3,150円 学生 1,800円

プログラム:
ブラックゴースト(2014)マンドリン
ロンギスクァマ(2012)ヴァイオリン、ヴィオラ
レプトケファルス(新作)ピアノ連弾、チェロ
タンブルウィード(2015)スネアドラム
ギンリョウソウ(2015)ソプラノ、ソプラノサックス、ヴァイオリン、マリンバ
ガトリングヨハン-マイナータイプ-(2007)オーボエ、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、ピアノ、パーカッション
ガトリングヨハン-メジャータイプ-(2007)トランペット、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、ピアノ、パーカッション
ガトリングカラペイシズ(新作)オーボエ、トランペット、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、ピアノ、パーカッション
セイスモサウルス(2012)クラリネットソロ、室内オーケストラ
アイアシェッケ(2011)ソプラノ、フルート、クラリネット、2ヴァイオリン、ヴィオラ、コントラバス、マリンバ、マンドリン

出演:
ソプラノ:里中トヨコ
ヴァイオリン:亀井庸州、張大赫
ヴィオラ:安田貴裕
チェロ:竹本聖子
コントラバス:内山和重
フルート:金野紗綾香
オーボエ:桃原健一
クラリネット:木原亜土、市川徹
ファゴット:君塚広明
サクソフォン:大石将紀(会員)
トランペット:末廣亜耶乃
パーカッション:會田瑞樹、鈴木孝順
ピアノ:大須賀かおり(会員)、榑谷静香
マンドリン:望月豪
指揮:多井智紀

作曲:川上統





DUOうたほぎリサイタル  ー春 夏 秋 冬 ー 
2015年12月17日(木)19:00開演(18:30開場) 
東京オペラシティ3F 近江楽堂(京王新線「初台」駅徒歩5分)
東京都新宿区西新宿3-20-2
チケット:一般前売り3000円 学生前売り2000円 (当日券はそれぞれ500円増し)

プログラム:
平野一郎:「春の歌」「夏の歌」「秋の歌」「冬の歌」(世界初演)
間宮芳生:「三つの聖詞」
武満徹:ギターのための12の断章 より
ヘンツェ:「ヘルダーリンによる三つの断章」ほか

出演:
吉川真澄(ソプラノ・会員)佐藤紀雄(ギター)

お問い合わせ・ご予約
DUOうたほぎ


Sプロジェクト
白井奈緒美サクソフォーンリサイタル7「輝」
2015年12月19日(土)19:00開演(18:30開場) 
アルファあなぶき小ホール(JR高松駅下車) 
チケット:一般 ¥2000/学生 ¥1000(全席自由) 

プログラム: 
ヨハン・セバスチャン バッハ /フルートソナタBWV1033 ハ長調
カミーユ・サンサーンス/イントロダクションとロンドカプリッチヨーソ
ピエール・ブーレーズ/二重の影
ゲオルク・フリードリヒ ヘンデル/水上の音楽「アラ・ホーンパイプ」
ガブリエル・フォーレ/ソナタ イ長調
酒井健治/リフレクション スペースⅡ

出演: 
白井奈緒美(サクソフォーン・会員)
李早恵(ピアノ)
今井慎太郎(ライブエレクトロニクス)

ご予約・お問い合わせ: 



CAMERATA STRAVAGANZA 
第1回公演「鏡演 DUO」
日時 : 2015年12月21日 (月) 18時45分開演(18:15分開場)
場所 : めぐろパーシモンホール・小ホール
住所 : 〒152-0023 東京都目黒区八雲1-1-1
電話 : 03-5701-2924
チケット : 前売 2,000円 / 当日 2,500円

曲目 :
アンドレ・ジョリヴェ : フルートとクラリネットのための「ソナチネ」より
佐原洸 (会員) : トランペットとヴァイオリンのための「欄間」
松宮圭太 (会員) : バリトンサクソフォンとギターのための「デヴィアシオン」より
福士則夫 (協会名誉顧問) : ピアノとヴィブラフォンのための「シリカ」
ルイス・ナオン : クラリネットとソプラノサクソフォンのための「デュエル1」
アーノルド・シェーンベルク : ヴァイオリンとピアノのための「幻想曲」 op.47
エイノユハニ・ラウタヴァーラ : フルートとギターのための「ソナタ」
アンドレ・ジョリヴェ : トランペットとパーカッションのための「エプタード」
ダリウス・ミヨー : 2つのヴァイオリンのための「二重奏曲」 op.258

出演 :
秋生智之 : パーカッション
石原悠企 : ヴァイオリン
井上ハルカ (会員) : サクソフォン
内山貴博 (会員) : フルート
江崎萌子 : ピアノ
大井駿 : ピアノ
倉冨亮太 : ヴァイオリン
土橋庸人 : ギター
鶴田麻記 : トランペット
中舘壮志 : クラリネット

主催 : CAMERATA STRAVAGANZA
後援 : 日仏現代音楽協会
  



アンサンブル室町公演 
『エドガー・ヴァレーズと室伏鴻に捧ぐ墓』
日時:2015年12月22日(火)19:00開演(18:30開場) 、
2015年12月23日(祝・水)13:30開演(13:00開場)
チケット:一般 4,000円/ 学生 2,500円(全席自由)

助成:芸術文化振興基金、朝日新聞文化財団
後援:在日フランス大使館、日仏現代音楽協会

参加作曲家:全曲アンサンブル室町委嘱作品、世界初演
上野雅亮
神本真理(会員)
久木山直
中島夏樹
三宅悠太

ダンス:
サルジョ・サンカレー、オリバー・ティダティダ、ケヴィン・フラン

指揮:小森康弘 
芸術監督:ローラン・テシュネ (会員)
照明:松本永(eimatsumoto Co.Ltd.) 
舞台監督:浜田和孝
制作:PolyArts

演奏:アンサンブル室町
澄川武史(能管)、あかる潤(篠笛)、黒田鈴尊/渡辺元子(尺八)、三浦元則(篳篥)、金澤裕比子(笙)、久保田晶子(琵琶)、中島裕康/平田紀子/日原暢子(箏)、村澤丈児(胡弓)、 守啓伊子(三味線)、小川実加子(打楽器) 
菅沼起一/森吉京子(リコーダー)、菊池かなえ/仲間知子(トラヴェルソ)、小野智子(オーボエ)、橋本晋哉(セルパン・会員)、内田光音/田宮亮(オルガン)、村尾芽衣(チェンバロ)、 飯塚直/入川奨/石若駿(ルネッサンスパーカッション)、上田朝子/須賀麻里江/高岸卓人(バロックヴァイオリン)、エマニュエル・ジラール/中家春奈(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、 山澤慧(バロックチェロ)、山田岳(バロックギター・リュート)

詳細情報:

お問い合わせ・チケット予約:
東京コンサーツ Tel: 03-3226-9755/Fax03-3226-9882(月~金 10:00-18:00)
http://www.tokyo-concerts.co.jp/ (HPで予約、セブンイレブンで受け取り可)



(公財)青山財団助成公演
DUOうたほぎリサイタル  ー春 夏 秋 冬 ー 
2015年12月23日(月・祝)16:00開演(15:30開場)
京都青山音楽記念館 バロックザール(阪急電鉄嵐山線 「上桂」駅 徒歩5分)
京都市西京区松尾大利町9-1
チケット:一般前売り3000円 学生前売り2000円 (当日券はそれぞれ500円増し)

プログラム:
平野一郎:「春の歌」「夏の歌」「秋の歌」「冬の歌」(世界初演)
間宮芳生:「三つの聖詞」
武満徹:ギターのための12の断章 より
ヘンツェ:「ヘルダーリンによる三つの断章」ほか

出演:
吉川真澄(ソプラノ・会員)佐藤紀雄(ギター)

お問い合わせ・ご予約
DUOうたほぎ



小林真理第5回声楽マスタークラス 
日時:
2015年12月12月27日(日)13時~20時
2015年12月12月28日(月)13時~20時

会場:川崎市内の練習室(メールにて地図をお送りいたします)

対象:
受講生   
- 声楽を専門的に学ばれている方
- フランス歌曲やフランス語オペラを学ばれたい方
- 声楽分野でフランスへの留学を希望されている方
- フランスにおける声楽教育を体験されたい方
- 声楽の初心者やアマチュアで学ばれている方
聴講生
-専門的な知識の有無にかかわらず、興味のある方はどなたでもご見学可能です(事前に事務局へのお申し込みが必要です)。
-レッスンの妨げにならない範囲での入退場は自由です(お問い合わせいただいた方には、当日のタイムテーブルをお送りいたします)。

レッスン形式
- 原則としてお一人様1時間の個人レッスンとなります。お申し込みの際に、上記の日時内でご希望の時間帯をお知らせ下さい。お一人で2時間続けての受講や、2日間にわたって複数枠の受講も可能です。
- 受講曲目は自由です。2、3曲程度ご用意下さい。事前に講師ともご相談いただけます。
- 伴奏者はご自分でお連れいただくか、協会事務局からのご紹介も可能です(紹介の場合の奏者への謝礼は、1枠につき5,000円となります)。
-受講生は、会場の定員の範囲内で他の受講生のレッスンも自由にご見学いただけます。

参加費
-受講料 : 22,000円(複数枠をお申し込みの場合、2枠目からは各18,000円)
-聴講料 : 2,000円 (両日の場合は合わせて3,000円)

※受講料には当日練習用のスタジオ代が含まれます。伴奏合わせ、発声などにご利用ください。

お申し込み・お問い合わせ
日仏現代音楽協会事務局



2015年11月19日木曜日

アンサンブル室町公演 『エドガー・ヴァレーズと室伏鴻に捧ぐ墓』




日時:2015年12月22日(火)19:00開演(18:30開場)23日(祝・水)13:30開演(13:00開場)
チケット:一般 4,000円/ 学生 2,500円(全席自由)

助成:芸術文化振興基金、朝日新聞文化財団
後援:在日フランス大使館、日仏現代音楽協会

本公演は、2015年が没後50年にあたり音楽史の中で最も先見の明のあった作曲家エドガー・ヴァレーズ (1883-1965)と、去る6月に急逝された舞踏の巨匠、室伏鴻氏の2人の偉大なアーティストにオマージュを捧げます。
このふたりの巨匠を繋ぐ要素は、数限りなくあります――途方もない創造力、先見の明、 真理の厳しい探究、世界的な規模、シンプルな人間性、アウトサイダーという自覚もしくは主張、疲れを知らぬ精力的な職人芸、等々。
これらの素晴らしい要素をもとに「エドガーために」上野雅亮、神本真理、久木山直、中島夏樹(テクノパフォーマンス)、三宅悠太の 5 名の現代作曲家に作品を委嘱しました。そして今年の夏、パリでの新作「真夜中のニジンスキー」で、室伏鴻さんとコラボレーションする予定であったサルジョ・サンカレー、オリバー・ティダティダ、ケヴィン・フランの3 名のダンサーに踊っていただきます。また公演中、室伏さんの映像も一部上映します。

プログラム:全曲アンサンブル室町委嘱作品、世界初演
上野雅亮
神本真理(会員)
久木山直
中島夏樹
三宅悠太

ダンス:
サルジョ・サンカレー、オリバー・ティダティダ、ケヴィン・フラン

指揮:小森康弘 
芸術監督:ローラン・テシュネ (会員)
照明:松本永(eimatsumoto Co.Ltd.) 
舞台監督:浜田和孝
制作:PolyArts

演奏:アンサンブル室町
澄川武史(能管)、あかる潤(篠笛)、黒田鈴尊/渡辺元子(尺八)、三浦元則(篳篥)、金澤裕比子(笙)、久保田晶子(琵琶)、中島裕康/平田紀子/日原暢子(箏)、村澤丈児(胡弓)、 守啓伊子(三味線)、小川実加子(打楽器) 
菅沼起一/森吉京子(リコーダー)、菊池かなえ/仲間知子(トラヴェルソ)、小野智子(オーボエ)、橋本晋哉(セルパン・会員)、内田光音/田宮亮(オルガン)、村尾芽衣(チェンバロ)、 飯塚直/入川奨/石若駿(ルネッサンスパーカッション)、上田朝子/須賀麻里江/高岸卓人(バロックヴァイオリン)、エマニュエル・ジラール/中家春奈(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、 山澤慧(バロックチェロ)、山田岳(バロックギター・リュート)


お問い合わせ・チケット予約:
東京コンサーツ Tel: 03-3226-9755/Fax03-3226-9882(月〜金 10:00-18:00)
http://www.tokyo-concerts.co.jp/ (HPで予約、セブンイレブンで受け取り可)


アンサンブル室町:
一般社団法人アンサンブル室町はヨーロッパと日本の古楽器の混合編成を基本に、演劇・舞踊・能・声明などあらゆる形の芸術とのコラボレーションによるこれまでにない音楽表現を追求して 2007年にフランス人チェンバロ奏者・作曲家のローラン・テシュネを代表として結成。2007年に北とぴあ国際音楽祭で初公演『豊臣秀吉の夢』、2008年にサントリーホール・ブルーローズで『邯鄲の夢』、2009年に東京芸術大学で『第一回ワークショップ』、2010年に日本大学カザルスホールで『ポール・クローデルの百扇帖』、2011年に東京文化会館小ホールで『ポール・クローデルの百扇帖 II』とサントリーホール・ ブルーローズでやってみなはれプロジェクトの一環として『元素』を開催。2012年には一般社団法人アンサンブル室町を設立し、江戸東京博物館伝統芸能フォーラムで東京スカイツリー完成記念特別展関連公演『塔にみる夢、未来に捧げる祈り』、近江楽堂で『第一回レクチャーコンサート~尺八+リュート+バロックチェロ~』、紀尾井小ホールで『源氏物語』、2013 年には北沢タウンホールで『帝国の建設者』、津田ホールで『東方綺譚』公演を開催、同公演でサントリー芸術財団の第13回佐治敬三賞を受賞。2014年には第10回公演として『オルフェオとエウリディーチェ』公演を杉並公会堂小ホールで開催。


CAMERATA STRAVAGANZA 第1回公演「鏡演 DUO」

室内楽団 CAMERATA STRAVAGANZA 第1回公演「鏡演 DUO」。2015年12月21日に目黒パーシモンホール 小ホール (東京) にて行われる本公演を日仏現代音楽協会の後援事業としてお送りします。今回は楽団の結成に奔走されたフルート奏者の内山貴博さんがインタビューに答えて下さいました。本記事下部に掲載していますので合わせてご覧ください。

日時 : 2015年12月21日 (月) 18時45分開演(18:15分開場)
場所 : めぐろパーシモンホール・小ホール
住所 : 〒152-0023 東京都目黒区八雲1-1-1
電話 : 03-5701-2924
チケット : 前売 2,000円 / 当日 2,500円


CAMERATA STRAVAGANZA 第1回公演「鏡演 DUO」


出演 :
秋生智之 : パーカッション
石原悠企 : ヴァイオリン
井上ハルカ (会員) : サクソフォン
内山貴博 (会員) : フルート
江崎萌子 : ピアノ
大井駿 : ピアノ
倉冨亮太 : ヴァイオリン
土橋庸人 : ギター
鶴田麻記 : トランペット
中舘壮志 : クラリネット

曲目 :
アンドレ・ジョリヴェ : フルートとクラリネットのための「ソナチネ」より
佐原洸 (会員) : トランペットとヴァイオリンのための「欄間」
松宮圭太 (会員) : バリトンサクソフォンとギターのための「デヴィアシオン」より
福士則夫 (協会名誉顧問) : ピアノとヴィブラフォンのための「シリカ」
ルイス・ナオン : クラリネットとソプラノサクソフォンのための「デュエル1」
アーノルド・シェーンベルク : ヴァイオリンとピアノのための「幻想曲」 op.47
エイノユハニ・ラウタヴァーラ : フルートとギターのための「ソナタ」
アンドレ・ジョリヴェ : トランペットとパーカッションのための「エプタード」
ダリウス・ミヨー : 2つのヴァイオリンのための「二重奏曲」 op.258


主催 : CAMERATA STRAVAGANZA
後援 : 日仏現代音楽協会
  




インタビュー:
- 今回はCAMERATA STRAVAGANZAを結成されたフルート奏者の内山貴博さんにお話を伺います。どうぞよろしくお願いします。
この度は宜しくお願いします。

- CAMERATA STRAVAGANZAは公式ウェブサイトにおいて「内山 貴博(fl)、大井駿(pf)を中心に結成され」「古い音楽から未来の音楽までを考える新しい室内楽団」とあります。どのようにメンバーを募られ、また、どういう「新しさ」を考えておられるかお話しいただけますか?
ピアニストの大井駿くんとは、かつてパリで共に勉強していて音楽の話をしたりコンサートに一緒に行った仲でした。現在、彼はザルツブルグのモーツァルテウム音楽大学でピアノと指揮を勉強する優秀な音楽家で、彼の音楽への感性や知識にはいつも刺激を受けていました。そんな彼と、演奏会で聴く機会の少ないクラシックのレパートリーや現代音楽を演奏するアンサンブルをいつか組みたいねと話していました。
フランス、パリは世界の中でも現代音楽を聴く機会が豊富で、刺激を受けることの多い街の一つです。そしてパリ国立高等音楽院で僕が師事する先生が、フランスが誇るアンサンブル・アンテルコンタンポランのメンバーであるソフィー・シェリエということもあって、僕自身現代曲に触れる機会が多く、色々な曲を知りたいと考えたのも楽団結成のきっかけとなりました。
室内楽団 « CAMERATA STRAVAGANZA »は、バロック音楽から現代音楽までの様々なレパートリーを視野に入れ、毎回一つのテーマを掲げて、年に一度演奏会を行うことを目標に組織しています。メンバーは僕が出会った人を中心に「この人をこの企画に巻き込んだら面白いだろう」と思った人達に声をかけています。最近結果を出している実力者ばかりで、年に一度という演奏会でも最高の演奏を届けられるメンバーになっていると思います。小中編成の室内楽のバリエーションにはまだまだ楽器数が足りないので、これからも演奏家を増やしていければと思っています。

-立ち上げ公演となる今回の演奏会のタイトルとなった「鏡演」とはどのような意味ですか?またどういったコンセプトで今回の演奏会を練られましたか?そして、演奏される作品と作曲家はどのように選ばれたかお話しいただけますか?
「共演」の「きょう」の字を「鏡」に変えた理由は、ステージの上で対になっている二人の奏者が、鏡に写りこむように立っているという舞台を思い描いたからです。それはつまり二人どちらが欠けても成り立たない、二人揃って一つの楽曲が成り立つという力をこの「二重奏」という組み合わせに感じてるからです。二人が存在してなければならない、というステージを堪能して頂ければという想いを込めました。それともう一つ、鏡という文字はラヴェル作曲の組曲『鏡』にも由来しています。彼はこのタイトルを選ぶに当たってシェイクスピアの『ジュリアス=シーザー』の次の一文から影響を受けたと言われています。

  「君は反射によってでしか自分を見ることが出来ないのだから私が鏡になって君の姿を映しだそう、君の知らない君自身の姿を。」

そしてラヴェルはこの組曲に対して「この組曲は自分自身を映し出す鏡なのだ」とも言っています。それは楽曲に己をさらけ出すという想いです。我々もこの公演にて己をさらけ出し、我々を知ってもらえる公演にできればと願って「鏡」という字を用い、「鏡演」と名づけました。
今回の公演では、まずシンプルに何か面白いことができないかとアイディアを練り始めました。旗揚げ公演というのは室内楽団にとって自己紹介みたいなものですから、自分達がこれからどういうレパートリーに挑戦していくかがお客様にはっきりと伝わった方が良いと思い、インパクトが必要だと感じました。そこでまず、アンサンブルの最小単位である二重奏に目をつけました。そして、変わった組み合わせの二重奏や、よく見かける組み合わせだけれどもなかなか演奏されないようなレパートリーを採用していきました。
また、クラシック音楽から現代音楽への架け橋に力を入れている作曲家達に焦点を当てました。いま僕が勉強しているパリ国立高等音楽院はそういう架け橋の先端と言っても良いほど、エクリチュールから電子音楽までの教育を推し進めていることに気がつきました。『デュエル1』を作曲したルイス・ナオン氏はパリ国立高等音楽院作曲科の教授で、現代の電子音楽と器楽の関係の発展に貢献しているひとりです。その彼に学んできた松宮圭太さんと佐原洸さんに今回の曲の提供をしてもらいました。そして、日本が誇る作曲家の福士則夫さんもまた、パリ国立高等音楽院で学びオリヴィエ・メシアンに師事しています。今回のプログラムは、パリ国立高等音楽院という場を架け橋とした、四人の現代音楽作曲家の「共演-鏡演」の場にもなっているわけです。
そして、現代音楽の発展に重要な役割を果たしたアンドレ・ジョリヴェとアーノルド・シェーンベルクの曲を取り上げました。ジョリヴェはエドガー・ヴァレーズの元で音響学的実験を通じて打楽器の研究をした作曲家であり、『エプタード』では彼の独特な世界に浸ることができると思います。シェーンベルクは言うまでもなく12音技法で名を知られた作曲家で、彼の研究はその後フランスを始め世界で発展した書法であるセリー・ミュージックの発展にも繋がっています。彼らの音楽へのアプローチは、今なお作曲家や演奏家の発想に影響を与えています。そして、フィンランドから現代音楽に独自の視点でアプローチするエイノユハニ・ラウタヴァーラ氏と、ダリウス・ミヨーのあまり演奏される機会の少ない楽曲を選曲しました。こうして築いたプログラムを、我々の世代の演奏家がどう表現するか、演奏会に来て楽しんで頂ければ嬉しく思います。

- 内山さんは現在パリ国立高等音楽院第一課程第三学年に在籍されており、昨年2014年には、第3回ニコレ国際フルートコンクールにて第3位(第1位なし)を受賞されています。内山さんご自身がフランスに渡られた経緯、コンクールで感じられたこと、最近の演奏活動などについてお話し頂けますか?
昨年ニコレ国際コンクールに出場して、だいぶ音楽へのアプローチが変わった気がしています。観客にどう聞かせるかということを以前より深く考えるようになりました。演奏家と楽譜の関係というのは俳優が台本を読む行為と似ていると思います。俳優は、人前に出る前にセリフの端々まで読み込み、登場人物との関係性を見抜いて作品と一体となっていくのだと思いますが、演奏家の世界も、同じことを楽器を使って行っているのだと考えるようになりました。フランスでは楽曲分析の習慣がとても深く根付いているため、分析したことがどう演奏に反映されるかというところまで考えていないと説得力が出てきません。
今述べたことはフランスに来る以前には真摯に捉えることができていませんでした。高校生の時、ニース国際夏季音楽講習会に参加にして異国の文化に初めて触れ、何もかもに新鮮さを感じ、フランスという国で勉強したいと強く願いました。そして高校卒業後に渡仏し、まず2年間ほどパリ地方音楽院で学んでから、2013年より現在に至るまでパリ国立高等音楽院に在籍しています。渡仏して4年が経過しましたが、こちらで学んだことは既に自分自身のこれからの音楽人生において重宝するものばかりですし、それらを発信できるように今後様々な形での演奏や企画に携わっていければと考えます。
最近ではソロでのコンサートはもちろん、フルートでの三重奏や四重奏とフルートの可能性を追求したコンサートも行っています。まだまだ駆け出しではありますがこれから様々なことに挑戦していきたいと思います。

- CAMERATA STRAVAGANZAの今後の方針としてどういった内容、コンセプト、編成の演奏会を考えておられますか?
我々の目的は、一般的には敷居が高いと思われがちなクラシックのレパートリーや普段なかなか触れることのない現代音楽作品を馴染みやすく理解してもらえるよう、音楽を日常的なテーマと結びつけたコンサートを提示することです。演奏家が真剣に音楽作品を演奏するのと同じく、お客様にも真剣に聴きに来て欲しいという想いで、コンセプトとプログラムを練っています。そのアプローチのひとつとして、演奏家の意気込みや演奏曲目の解説、また、楽曲を提供して下さる作曲家の方の楽曲解説や作品紹介をまとめた動画を我々のウェブサイト上で配信しようと画策中です。お客様とより近づけるような室内楽団を目指しています。
今回は二重奏を扱いましたが、今後は大きなものから小さなものまで、様々な編成のプログラムを考えています。皆さんが興味をそそられるような時間をお届けしたいと思います。

- 今後の CAMERATA STRAVAGANZA の展開とご自身のご活躍を楽しみにしています。内山貴博さん、ありがとうございました!




内山貴博 フルート
1992年、東京生まれ。10歳よりフルートを始める。
東京藝術大学附属音楽高等学校を経て、同大学に入学。その後渡仏し、2011年からフランス・パリ地方音楽院に在籍。同音楽院を最優秀なディプロマと共に卒業後、2013年よりフランス・パリ国立高等音楽院に入学し、現在同高等音楽院第一課程第三学年に在籍。
第61回全日本学生音楽コンクール中学生部門優勝、第64回同音楽コンクール優勝、横浜市民賞(聴衆賞)、日本放送協会賞。第16回松方ホール音楽賞、第18回若きフルーティストのためのコンクール第2位、第18回びわ湖国際フルートコンクール第3位、第32回日本管打楽器コンクール第2位。第3回オーレル・ニコレ国際フルートコンクール第3位(第1位なし)。
フランス・パリ、日本・東京や関西を中心に活動中。自作創作フルートトリオ« Flute trio SOU »、« Ensemble Demi »メンバー。現代音楽の分野にも積極的に取り組み、”Ensemble demi”の公演にて坂東祐大氏の « Etudie pour quatuor de la flûte »、 榎政則氏の  « 波文様 »、渡辺りか子氏の  «  森の詩 »を初演した。 同世代の演奏家たちと« Camerata Stravaganza »を結成、その中心メンバーの一員として活動。

ワルター・アウアー、瀬尾和紀、工藤重典、クロード・ルフェーブル、ジュリアン・ボーディモン、カール=ハインツ・シュッツ各氏のマスタークラスを受講。これまでに田村珠美、岩佐和弘、堀井恵、木ノ脇道元、高木綾子、ミッシェル・モラゲス各氏に師事。現在ソフィー・シェリエ、ヴァンソン・リュカ各氏に、ピッコロをピエール・デュマイ氏、室内楽をミッシェル・モラゲス、ミカエル・エンツ、ジャン・マックマナマ、棚田文紀各氏に師事。

2015年11月6日金曜日

演奏会シリーズ『日本の現代音楽をめぐって』のお知らせ

日仏現代音楽協会がお送りする、演奏会シリーズ『日本の現代音楽をめぐって』。本演奏会はパリ日本文化会館と日仏現代音楽協会の共催事業で、フランスでいまだ十分に紹介されていない、日本のすぐれた作曲家やその作品を取り上げることを目的としています。
第二弾となる今回は【優しき歌】と題して、20世紀日本歌曲の名曲に、幅広いジャンルで活躍する若手作曲家の新作を加えてお届けします。





日本の現代音楽をめぐって #2 【優しき歌】

日時:2015年12月2日(水)18時30分開演
会場:パリ日本文化会館 小ホール
住所 : 101Bis Quai Branly, 75015 Paris, France
(メトロ6番線 : M° Bir-Hakeim または RER C線 : Champ de Mars – Tour Eiffel駅)
地図 : http://www.mcjp.fr/fr/informations-pratiques/venir-a-la-mcjp
チケット : 5 euros

プログラム :
河田文忠( 1938-2012 ):優しき歌
林光( 1931- 2012 ):四つの夕暮れの歌
八村義夫( 1938-1985 ):彼岸花の幻想
網守将平(1990- ):メゾ・ソプラノとピアノのための “Practice of chimeric movement on static syntax” (世界初演)
柴田南雄( 1916-1996):立原道造の詩による「優しき歌」

出演:
小林真理(メゾ・ソプラノ・名誉会員)
棚田文紀 (ピアノ)

詳細情報:
http://www.mcjp.fr/ja/agenda/la-bonne-chanson
http://afjmc.org/ja/autour-de-la-musique-japonaise-daujourdhui-2/

予約・お問い合わせ:
パリ日本文化会館
電話 : +33 1 44 37 95 01

プロフィール :
網守将平 作曲家 
1990年東京都生まれ。クラシック-現代音楽、電子音楽-サウンドアートの領域を横断し活動。東京藝術大学音楽学部作曲科卒業。在学中に長谷川良夫賞受賞。同大学院音楽研究科修士課程修了。修了作品『Multilubricity』は東京藝術大学買上となり、同大学美術館(芸術資料館)に永久保存されている。2007年ピティナピアノコンペティション特級において新曲課題曲作品賞受賞。2012年東京国際室内楽作曲コンクール入選。2013年京都フランス音楽アカデミーにおいてメシアン賞受賞。同年日本音楽コンクール作曲部門1位及び明治安田賞受賞。2014年電子音楽レーベルPROGRESSIVE FOrMよりリリースのコンピレーションアルバム『Forma. 4.14』に参加。同年NHK Eテレにて放送された『スコラ 坂本龍一 音楽の学校』に出演。2015年ACSM116賞受賞。これまでに作曲を佐々木邦雄、夏田昌和、安良岡章夫、鈴木純明の各氏に師事。

小林真理 メゾ・ソプラノ
鎌倉市生まれ。3歳よりピアノを始め、10歳より中村浩子女史に師事し声楽を学ぶ。1979年東京芸術大学音楽学部声楽科を卒業、同大学院修士課程に進み、1981年文化放送音楽賞受賞、第1回日仏声楽コンクールに入選、フランス音楽をより深く学ぶために留学を決意し、1982年フランス政府給費留学生としてパリ国立高等音楽院に入学、レジーヌ・クレスパン女史に師事、1987年同音学院のオペラ科を終了、1989年にはウィリアム・クリスティ氏の指導する同音学院の古典声楽科のクラスを1等賞を得て終了する。パリ国立高等音楽院に在籍中の1983年頃より数々の国際声楽コンクールにて受賞(1984年パリのフランス歌曲国際コンクールでフォーレ賞、1988年クレルモン・フェランのオラトリオ・リート国際コンクールではリタ・シユトライヒ・記念大賞)この頃よりバロックから現代音楽に至る幅広い演奏活動を始める。
1993年には、その後進学した東京芸術大学博士課程において博士論文『オリヴィエ・メシアンの歌曲研究ーハラウイを中心にー』を書き、博士号を収得する。
コンサート活動においては、ピエール・ブーレーズの指揮でシャトレ劇場でハリソン・バートウィッスルの〔メリヂアン〕のフランス初演、フランス国立管弦楽団、フィルハーモニック・オーケストラと共演、オランダのコンセルトゲボー・ホールにてシェーンべルクの〔4つのオーケストラ歌曲作品22〕、佐渡裕指揮でオーケストラ・ラムルーとマーラーの交響曲第2番、現代音楽作曲家の初演は数多く、アンサンブル・アンテルコンタンポランと数度共演、ロストロポーヴィッチの指揮で小林真理のために書かれたピヨートル・モスの〔スターバート・マーテル〕、最近ではフィリップ・ルルーの新作をロレーヌ国立管弦楽団とフランスとドイツで初演、ヨーロッパのみでなく、アメリカ、東欧、オーストラリアにてもソリストとして活躍している。オペラの分野では ジェフリー・テート指揮によるベルクの〔ルル〕の女流工芸家役、プッチーニの〔蝶々夫人〕のスズキ役、モーツァルトの〔コシ・ファン・トゥッテ〕のドラベラ役、ヴィヴァルディの世界初演〔真実の証〕のルステーナ役などを演じている。
CD録音も多数に及び、モーツァルトの〔レクイエム〕、〔マニュエル・ロ-ゼンタール歌曲集〕、〔20世紀の作曲家の編曲による世界の民謡〕などがあり、最近では、フランスを代表するサクソフォン奏者、クロード・ドラングルとの〔japanese love songs〕、メシアンの〔ハラウィ〕などがある。
1999年にフランス国家教授資格を得て現在ストラスブール地方音楽院で声楽の専任教授を勤め、ニースのアカデミー他、各国でマスタークラスを行い、後進の指導にも情熱をそそいでいる。
倉敷の大原美術館のギャラリーコンサートに計3度出演した他、2013年にはフランスの各地でオーケストラとワーグナーの「ヴェーゼンドンクの歌曲」を数回歌い、同年10月25日には東京シティフィルとプーランクのオペラ「カルメル派修道女の対話」〔演奏会形式〕の修道院長の役を歌って好評を博した。


棚田文紀 作曲家、ピアニスト
1961年(昭和36年)岡山市生。河田文忠に作曲の手ほどきを受ける。その後東京芸術大学音楽学部作曲科において、北村昭、南弘明、八村義夫の各氏に作曲を、アンリエット・ピュイグ・ロジェ女史に伴奏法を学ぶ。1984 年、フランス政府給費留学生として、パリ国立高等音楽院入学。作曲、管弦楽法、ピアノ伴奏科の全科でプルミエ・プリ(一等賞)を得て卒業。その間クロード・バリーフ、ポール・メファーノ、ジャン・ケルネール、ソランジュ・キャパランの各氏に師事。現在、作曲家、ピアニストとして活動している。現代音楽演奏グループであるアンサブル・イテイネレールのピアニストとして、数多くの現代作品の初演、録音にたずさわる。小林真理とはメシアンの歌曲集ハラウイ、ローゼンタール歌曲集を録音した。作曲家としては、エマニュエル・パユ、ピエール・イヴ・アルトー、クロード・ドラングル、ダヴィッド・グリマル、パブロ・マルケース、ハバネラ・サクソフォーン・クアルテット、イテイネレール、2E2M 等の演奏家、団体の為に作品を書いている。
作品は Editions Henry Lemoine、Gérard Billaudot などから出版されている。