Powered By Blogger

2015年6月25日木曜日

小林真理声楽マスタークラス (2015年8月)のお知らせ

毎回参加者の方からご好評をいただいております、日仏現代音楽協会の名誉会員でストラスブール音楽院教授の小林真理先生によるマスタークラス。第4回目の開催日が8月25, 26日に決定いたしました。古楽から現代作品に至る幅広いレパートリーで国際的なご活躍をされておられる小林先生は、同時に音楽院をはじめ各地の講習会でも後進の指導に熱心に取り組まれています。フランス歌曲やオペラはもとより、古典や近現代のレパートリーを学ばれたい方もふるってご参加ください。

講師プロフィール 


小林真理

鎌倉市生まれ。3歳よりピアノを始め、10歳より中村浩子女子に師事し声楽を学ぶ。
1979年東京芸術大学音楽学部声楽科を卒業、同大学院修士課程に進み、1981年文化放送音楽賞受賞、第1回日仏声楽コンクールに入選、フランス音楽をより深く学ぶために留学を決意し、1982年フランス政府給費留学生としてパリ国立高等音楽院に入学、レジーヌ・クレスパン女史に師事、1987年同音学院のオペラ科を終了、1989年にはウィリアム・クリスティ氏の指導する同音学院の古典声楽科のクラスを1等賞を得て終了する。パリ国立高等音楽院に在籍中の1983年頃より数々の国際声楽コンクールにて受賞(1984年パリのフランス歌曲国際コンクールでフォーレ賞、1988年クレルモン・フェランのオラトリオ・リート国際コンクールではリタ・シユトライヒ・記念大賞)この頃よりバロックから現代音楽に至る幅広い演奏活動を始める。
1993年には その後進学した東京芸術大学博士課程において博士論文『オリヴィエ・メシアンの歌曲研究ーハラウイを中心にー』を書き、博士号を収得する。
コンサート活動においては ピエール・ブーレーズの指揮でシヤトレ劇場でハリソン・バートウィッスルの〔メリヂアン〕のフランス初演、フランス国立管弦楽団、フィルハーモニック・オーケストラと共演、オランダのコンセルトゲボー・ホールにてシェーンヴェルクの〔4つのオーケストラ歌曲作品22〕、佐渡裕指揮でオーケストラ・ラムルーとマーラーの交響曲第2番、現代音楽作曲家の初演は数多く、アンサンブル・アンテルコンタンポランと数度共演、ロストロポーヴィッチの指揮で小林真理のために書かれたピヨートル・モスの〔スターバート・マーテル〕、最近ではフィリップ・ルルーの新作をロレーヌ国立管弦楽団とフランスとドイツで初演、ヨーロッパのみでなく、アメリカ、東欧、オーストラリアにてもソリストとして活躍している。オペラの分野では ジェフリー・テート指揮によるベルクの〔ルル〕の女流工芸家役、プッチーニの〔蝶々夫人〕のスズキ役、モーツァルトの〔コシ・ファン・トウツテ〕のドラベラ役、ヴィヴァルディの世界初演〔真実の証〕のルステーナ役などを演じている。
CD録音も多数に及び、モーツァルトの〔レクイエム〕、〔マニュエル・ロ-ゼンタール歌曲集〕、〔20世紀の作曲家の編曲による世界の民謡〕などがあり、最近では、フランスを代表するサクソフォン奏者、クロード・ドラングルとの〔japanese love songs〕、メシアンの〔ハラウィ〕などがある。
1999年にフランス国家教授資格を得て現在ストラスブール地方音楽院で声楽の専任教授を勤め、ニースのアカデミー他、各国でマスタークラスを行い、後進の指導にも情熱をそそいでいる。
倉敷の大原美術館のギャラリーコンサートに計3度出演した他、2013年にはフランスの各地でオーケストラとワーグナーの「ヴェーゼンドンクの歌曲」を数回歌い、同年10月25日には東京シティフィルとプーランクのオペラ「カルメル派修道女の対話」〔演奏会形式〕の修道院長の役を歌って好評を博した。
(当協会のホームページで小林真理さんへのインタビューを掲載しております。あわせてご覧下さいませ)


日時
8月25日(火)13時〜20時
8月26日(水)10時〜20時

会場
川崎市内の練習室(駅の近くです。メールにて地図をお送りいたします)


対象
受講生 
- 声楽を専門的に学ばれている方
- フランス歌曲やフランス語オペラを学ばれたい方
- 声楽分野でフランスへの留学を希望されている方
- フランスにおける声楽教育を体験されたい方
- 声楽の初心者やアマチュアで学ばれている方
聴講生
-専門的な知識の有無にかかわらず、興味のある方はどなたでも聴講可能です(事前に事務局へのお申し込みが必要です)。

レッスン形式
- 原則としてお一人様1時間の個人レッスンとなります。お申し込みの際に、上記の日時内でご希望の時間帯をお知らせ下さい。お一人様で2時間続けての受講や、2日間にわたって複数枠の受講も可能です。
- 受講曲目は自由です。2、3曲程度ご用意下さい。事前に講師ともご相談いただけます。
- 伴奏者は原則としてご自分でお連れいただきます。心当たりのない場合は、協会事務局にご相談下さい(その際には、受講曲目も合わせてお書きください)。
-受講生は、会場の定員の範囲内で他の受講生のレッスンも自由にご見学いただけます。

参加費
-受講料 : 22,000円* (お一人で二枠以上受講の際は、プラス各15,000円となります) 
-聴講料 : 2,000円 (2日続けての場合は合わせて3,000円)

※受講料には当日練習用のスタジオ代を含みます。伴奏合わせ、発声などにご利用ください。


お申し込み・お問い合わせ
日仏現代音楽協会事務局





・4月にボルドーで行われているメドック春期音楽講習会は、世界的な音楽家のレッスンを直に受けられることで人気の講習会ですが、小林真理先生も毎年声楽の講師として招かれています。今回マスタークラスに参加された高橋淑子さんから、講習会の様子を伝えるメッセージと写真をいただきました。

〜この春に、フランスのボルドーで開催された「メドック春期音楽講習会」に参加しました。ストラスブール音楽院教授の小林真理さんのクラスで、フランスと日本の生徒9名が学びました。
真理先生のレッスンは、テクニック指導の時間と、伴奏付きでの歌唱の時間とに分けて行われます。レッスン以外の時間も、伴奏者との合わせや他の受講生のレッスン聴講とで、一週間毎日予定がビッチリです。講習会の最終日に「オーディションか教会でのコンサートに出演する」という舞台が用意されているため、その目標へ向かって自分の課題と向き合うことができました。
帰国してしばらく経ちますが、今回も真理先生の音楽に捧げる惜しみないエネルギーと、受講生ひとりひとりを大切にするコーディネートの力に感動しました。(高橋淑子)





2015年6月22日月曜日

第3回日仏指揮法講座 (2015年7月24日〜26日)のお知らせ

フランスにおける伝統的な音楽教育の理念である "musicien complet" (完全なる音楽家)の育成を目指す、日仏現代音楽協会による指揮法講座、今年も7月に開講が決定いたしました。指揮法の実際を学ぶだけではなく、指揮者に必要な能力や音楽の読解力を深めるために、講座の内容は様々なスタイルのオーケストラ作品・オペラアリアを用いた指揮法実技に、スコア・リーディング、楽曲分析を加えた3つの科目からなっております。
講座の対象は未経験の方から大学等で指揮法を学んでいる方、あるいは演奏の現場で指揮活動をされている方まで、幅広い受講生のレヴェルに対応いたします。一流の講師とプロの演奏家たちのもとで実践的な指揮法を学ぶ絶好の機会、ぜひふるってご参加ください。


講師

阿部加奈子
パリ在住の指揮者、ピアニスト。 大阪に生まれ、2歳より音楽教育者・合唱指揮者の母親からピアノの手ほどきを受ける。 相愛音楽大学附属子供の音楽教室ピアノ科、東京藝術大学音楽学部付属音楽高校、東京藝術大学音楽学部作曲科を経て、パリ国立高等音楽院に入学。6つのクラスで学んだ後(和声、対位法、フーガ、器楽伴奏、オーケストレーション、楽曲分析)、 2002年同音楽院指揮科に日本人として初めて入学。在学中より様々なオーケストラ、アンサンブルに客演。
現代音楽に精通し、これまでにEnsemble L’Itinéraire, Ensemble 2e2m, Smash Ensemble, Ensemble Zellig, Tokyo Ensemnable Factory 等数多くの現代音楽アンサンブルを指揮し、90作を超える新作初演の指揮・演奏・録音を西ヨーロッパを中心とする世界各地で行っている。2002年に「武満徹ピア ノ作品集」のCDをHarmonia Mundi社よりリリースしたのを皮切りにこれまでに指揮・ピアノの両方で5枚のCDを録音。そのうちの1枚は Prix des lycéens賞にノミネートされた。またラジオ・フランスなどでのラジオ録音も定期的に行っており、2012年に録音したラジオ・オペラ「幻覚の夜」はPRIX ITALIA賞を受賞し、全ヨーロッパのラジオにて放送された。2005年にフランス人若手作曲家らと共に現代音楽アンサンブル «ミュルチラテラル»を創設し、2014年まで同アンサンブルの音楽監督を務めた。2015年現在、パリで新しく創設された現代アンサンブルMusica Universalisの芸術監督。
オペラ作品にも造詣が深く、パリ管弦楽団合唱団の練習ピアニストやオペラ公演のコーチ等を務めた後、2007~2008年にかけてモンペリエ国立歌劇場並びにモンペリエ国立管弦楽団の副指揮者として数多くの交響曲・オペラ公演を手がけ、Jerzy Semkow, Lawrence Foster, Enrique Mazzola, Alain Altinoglu, Friedemann Layer 等の指揮者及びRené Koering, Jean-Paul Scarpitta,Moshe Leiser等の演出家と協力し、公演を成功に導いた。2009年12月にはモンペリエ国立歌劇場にて「椿姫」を指揮。2009年シャトレ座での「魔笛」公演、2010年ストラスブール国立歌劇場での「マクベス」公演、チューリッヒ歌劇場での「ジェズアルド」世界初演の副指揮者を、さらに2014年夏にはファビオ・ルイージの指名により副指揮者としてイタリアのマルチナ・フランカ音楽祭にてアルフレッド・カゼッラ作曲のオペラ「蛇女」の公演をそれぞれ手がけた。
レパートリーはバロックの弾き振りから現代作品まで実に幅広い。現在までにモンペリエ国立管弦楽団、リール国立管弦楽 団、ニース交響楽団、カーン管弦楽団、ロレーヌ国立管弦楽団、バスク交響楽団、オーベルニュ室内管弦楽団、アモル交響楽団(韓国)、ルーマニア国立放送管弦楽団、ヤナーチェク・フィルハーモニック管弦楽団(チェコ)、パドゥルー管弦楽団、イル・ド・フランス国立管弦楽団等のオーケストラを指揮し、またEmmanuelle Bertrand, Henri Demarquette, Cyprien Katsaris, Eric Aubier, David Guerrier, 広瀬悦子、萩原麻未等のソリストと共演している。2014年にオーケストラ・ニッポニカを客演し、日本デビュー。今後の客演先としては、東京シティーフィルハーモニック管弦楽団、群馬交響楽団、ピカルディー管弦楽団、ヴェトナム国立交響楽団等が挙げられる。2014年より、インドネシア建国史上初のクラシック音楽専門のユース・オーケストラとして新設されたインドネシア・ユース交響楽団の音楽監督。
2011年3月11日の東日本大震災勃発の2日後に「パリ東日本大震災チャリティーコンサート実行委員会」を創設。パリ国立高等音楽院、パリ日本文化会館、パリ市内の教会や市役所などの協力のもと数々のチャリティーコンサートを企画。それら一連のコンサートの締めくくりとし、2011年4月10日ユネスコ本会議場にて有志によるオーケストラコンサートを開催。実行委員長としてジャポネード・オーケストラ並びにジャポネード合唱団を指揮した。翌2012年3月11日には震災1年後の「復興メモリアルコンサート」の指揮者として、佐渡裕と共に再びユネスコの舞台に立った。



講習内容
1. 指揮法実技
2台ピアノまたはピアノ連弾による演奏を実際に指揮していただきます。必修曲に加えて、選択課題曲リストおよびオペラ・アリアの中から任意の楽曲(もしくは楽章)をお選びください。また、課題曲以外で受講生の方が近々に指揮する予定の作品などがあれば、スコアの準備や譜読みの仕方、練習の進め方などについて講師が助言することも可能です(ご希望の方はお申し込みの際に予めお知らせ下さい) 。
お一人当たりのレッスンの持ち時間は、受講生の人数や習熟度、選択楽曲によって異なりますが、概ね60分〜90分程度とお考えください。なお選択した課題曲については、遅くとも講習の2週間前までに事務局へお知らせください。

必修曲
・プッチーニ 「マノン・レスコー」より三幕への間奏曲 (Intermezzo)

課題曲(以下のリストから2、3曲を選択)
・モーツァルト 交響曲第四十番
・ベートーヴェン 交響曲第九番
・メンデルスゾーン 交響曲第四番「イタリア」
・ヴェルディ 「運命の力」序曲
・ドヴォルジャーク 交響曲第九番「新世界より」
・ストラヴィンスキー 協奏曲「ダンバートン・オークス」

オペラ・アリア(以下のリストから1曲を選択)
・モーツァルト 「フィガロの結婚」第4幕よりスザンナのアリア "Giunse alfin il momento"
・ビゼー「カルメン」第3幕よりミカエラのアリア "Si je dis que rien ne m'épouvante"
・プッチーニ「ラ・ボエーム」第2幕よりムゼッタのアリア "Quando me'n vo' "

2. スコア・リーディング
ご自分が指揮法講座で取り上げる選択課題曲の一部を、ピアノで演奏していただきます。スコア全体の演奏が困難な場合、任意のパートやセクションのみを弾くのでも構いません(演奏箇所の選択に迷われた場合や、ピアノ演奏を著しく不得手とされる場合は、事務局までご相談ください)。

3. 楽曲分析
課題曲の中から選ばれた作品の幾つかを、講師の先導で分析していきます。作曲学的な見地からの分析に加え、指揮という演奏行為に即した視点からも楽曲を捉えていくことを目指します。取り上げる楽曲や楽章については、講座の10日前を目処に受講生の方にお知らせし、本ブログにも掲載致します。


日程
7月24日(金)
17:00-21:00  オリエンテーション、スコアリーディング、楽曲分析
7月25日(土)
11:00-15:00  指揮実習1
17:00-21:00 指揮実習2(コンサートサロン)
7月26日(日)
12:00-16:00 指揮実習3(オペラアリア実習、コンサートサロン)

※24日に参加できない受講生の方で、25または26日に指揮法実技とともにスコア・リーディングの受講を希望する方は、事前に事務局までご相談ください。

会場
コンサート&リハーサルサロンばっはハウス(西武池袋線「椎名町」駅下車)
〒171-0051 東京都豊島区長崎2-3-19
TEL 050-5809-5375


対象
受講生(定員最大10名)
- 指揮法を既に学んでいる方
- 合唱、アンサンブル、吹奏楽、オーケストラなどを対象にした指揮活動を行っている方、またそれらの活動を目指している方
- 音楽大学などで音楽の専門教育を受け、基礎的な音楽に関する知識は身につけているが、指揮法の勉強は未経験の方
-フランス式の指揮者教育を体験したい方や、将来的にこの分野で留学を考えている方

聴講生(定員なし)
事前に事務局までお申し込みいただければ、専門的な知識の有無に関わらず、どなたでも聴講ができます(各日とも講習の妨げとならない範囲で会場への出入りは自由です)。ただし、受講生多数の場合はお断りさせていただく場合がございますので、予めご了承ください。


参加費用
受講生 
30,000円 (日程や受講内容において部分参加をご希望の場合、別途お問い合わせください。)
聴講生 (要予約、ただし人数に余裕がある場合は当日入場も可)
各日2,000円(25, 26日は2日間で3,000円)


お申し込み・お問い合わせ 
日仏現代音楽協会事務局
080-2257-7595

※受講生としてお申し込みの方は、お名前、ご連絡先(メールアドレス及びお電話番号)と併せて、
-音楽学習歴もしくは音楽活動歴(簡潔なもので結構です)
-指揮法を学んだ経験の有無 (経験ありの場合にはその内容や期間について)
をご記入ください(過去の「日仏指揮法講座」に参加された方は、活動歴や経験の記入は不要です)。



出演者プロフィール

伴奏ピアニスト
石井佑輔(25・26日)
国立音楽大学作曲学科卒業後、渡欧。フランス、パリ国立高等音楽院(CNSM)エクリチュール科および歌曲伴奏科をDFSを得て修了。またブーローニュ音楽院(CRR)ピアノ科一等賞及び最高課程卒業後、ドイツ、フランクフルト音楽表現芸術大学大学院にてアンサンブル・モデルン国際アカデミー(IEMA)を奨学生として修了。
第14回ハビエル・モンサルヴァーチェ国際ピアノ現代音楽コンクール(ジローナ)2位、オルレアン国際21世紀ピアノコンクールにおいてナディア・ブーランジェ賞、アンドレ・ジョリヴェ賞を受賞。第6回イヴァル・ミカショフ・トラスト・ピアニスト/作曲家委嘱プロジェクト優勝。その他作曲、新曲初演、リサイタル伴奏等の活動、またA.ルヴィエ、G.ペッソン、M.マタロン、J.ルノ、J.M.ロペスロペス、横井佑未子等の多くの作曲家の初演、演奏にも関わっており、20世紀の埋もれた作品の再演にも力を注ぐ。これまでにピアノを西村菜穂子、H.カルティエ=ブレソン、M-P.シルゲ、伴奏を今村央子、A.ル・ボゼックの各氏に師事。第10回TYサポートプログラムの助成を受けて初CD「ジョリヴェ/ヴァレーズピアノ作品集」をコジマ録音よりリリース。またフランスのレーベルLyrinxより「A.ジョリヴェ/J.ルノ ピアノ作品集」をリリース予定。

安田 結衣子(25日)
京都市立音楽(現京都市立京都堀川音楽)高等学校を経て、東京藝術大学音楽学部作曲科卒業。同大学卒業時にアカンサス音楽賞受賞。2007年、パリ国立高等音楽院ピアノ伴奏科に審査員の満場一致で入学、2010年、同音楽院を最優秀の成績で卒業。在学中より同音楽院や地方音楽院、コンクールや合唱団などで公式伴奏者を務めるほか、ソロ、室内楽においてもヨーロッパ内外で活躍。新曲初演も多数行う。2008年、Ensemble intercontemprain とパリ国立高等音楽院による合同コンサートに出演。2009年、同音楽院にて Ircam (フランス国立音響音楽研究所) 企画のコンサートに出演。2010年、Klangspuren Schwaz音楽祭にインターナショナルアンサンブルモデルンアカデミー生として参加。2012年、第10回現代音楽演奏コンクール <競楽 X> 入選。2013年、初のリサイタルを開催、好評を博す。作曲家としても関西フルートオーケストラ、トランペットグループ ‘サマーブリーズ’ 、けいはんなフィルハーモニーオーケストラ、Trio Rintonareなど、委嘱作品多数。これまでに作曲を葛西進、小鍛冶邦隆、松尾祐孝、ピアノを故J.Koerner、J.F.Neuburger、播本枝未子、森下和希、雨田真由美、後藤由美子、室内楽を Claire Desert、Laszlo Hadady の各氏に師事。 2011年帰国後は、日本を中心にピアニスト・作曲家として活動。現在、東京藝術大学音楽学部、東京藝術大学附属高等学校非常勤講師。

瀬川裕美子(26日)
1986年東京生まれ。国立音楽大学附属幼稚園、小、中、高等学校を経て国立音楽大学を2009年3月に首席で卒業。武岡賞受賞、並びに鍵盤楽器ソリストコースを最優秀で修了。また在学2年次、3年次に最優秀にて岡田賞受賞。第27回日本ピアノコンクール特級の部第1位、第7回ショパン国際ピアノコンクールIN ASIA大学生部門金賞及び審査員特別賞受賞。レインボウ21サントリーホールデビューコンサート2007にピアノ独奏で出演。卒業後、国立音大主催の定期演奏会にて舞踊家、田中泯氏と共演。2013年3月より、バッハからショパン、フランス近現代、邦人作品まで音楽史を踏まえ、様々な視点のプログラムでソロリサイタルを開始し、本年6月に東京文化会館小ホールに於いて、夏田昌和氏の委嘱作品、バッハ『ゴルトベルク変奏曲』等のプログラムで第4回目を開催した。三浦章宏氏のヴァイオリンリサイタル共演等、アンサンブル奏者としても活動中。伴奏法を静岡音楽館AOIにて2009年から2014年にかけて、第4期,6期,8期「ピアニストのためのアンサンブル講座」受講生として野平一郎氏に師事。日仏現代音楽協会会員。


オペラアリア実習
吉川真澄
岸和田生まれ。相愛大学音楽学部声楽専攻卒業。桐朋学園大学研究科声楽専攻修了。
これまでにオペラ「ポポイ」(間宮芳生作曲)、モノオペラ「邪宗門」(平野一郎作曲)世界初演をはじめ、多くの新作初演に関わっている。近年は「歌われる詩たち」という連続コンサートを企画し、新作童謡の初演も含め日本語の歌を歌う事に力を注いでいる。CD録音には武満徹の歌曲をギターアレンジで歌った「Pop song」や「お豆の物語&ゆきむすび」がある。第7回松方音楽大賞受賞。平成16年度文化庁国内芸術インターシップ研修生。日仏現代音楽協会会員。http://masumi-yoshikawa.jp


楽曲分析
台信  遼
1982年熊本生まれ。国立音楽大学を首席卒業、パリ国立高等音楽院作曲科修士課程及び管弦楽法科をいずれも最優秀の成績で修了。作曲を夏田昌和、フレデリック・デュリユー、ジェラール・ペッソンほか各氏に、楽曲分析をアラン・ゴーサン、ミカエル・レヴィナス各氏に師事。これまでにLa Biennale di Musica(ヴェネツィア)、Mlada Praha(プラハ)、Carte Blanche(パリ)、Réunion internationale Gaudeamus-Montréal(モントリオール)などの音楽祭・コンサートに招待されており、作品はEnsemble Alternance, Ensemble Cairn, Ensemble Court-Circuit, L'Instant Donné, Ensemble La Machine, Ensemble Neige, mmm...などの演奏団体によって、フランス各地をはじめイタリア、ベルギー、チェコ、カナダなどで演奏されている。2014年にはコルベイユ=エソンヌ(フランス)の芸術週間において、室内楽作品の個展が組まれた。現在、国立音楽大学講師、日仏現代音楽協会会員。


2015年6月2日火曜日

会員の演奏会・講座情報(2015年6月)


≪瀬川裕美⼦ピアノリサイタルvol.4≫
バッハ ゴールドベルク変奏曲 ~統合と分岐のはざまで・・・~

2015年6月1日(月)19:00開演(18:30開場) 
東京文化会館小ホール (JR上野駅 公園口前)
チケット:一般2500円(当日3000円) 学生1500円

プログラム:
夏田昌和(会員) 委嘱作品(Piano solo/ 世界初演)

バッハ ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ第3番 ホ長調 BWV1016 ( Vn.:三浦章宏 )
バッハ ゴールドベルク変奏曲 BWV 988

出演:
 
瀬川裕美子 (ピアノ・会員) 三浦章宏(ヴァイオリン)


チケット・お問合わせ:
東京文化会館チケットサービス Tel 03(5685)0650 セガウェイ・プロジェクト Tel 080(5658)9447 segaway-project@nifty.com マネジメント:
(株)ハラヤミュージックエンタープライズ Tel 03(3587)0218
http://www.harayamusic.com/



Concert Duo Momitani Sekulic
Sound stories - Color of sound
le 14 juin 2015 à 11h
Ancienne "Ferme de Couchaute" (Sorinne-la-Longue, Belgium) 
Tarif: 25 euros

Programme:
Georges Crumb: Four Nocturnes (Night Music II)
Ryo Dainobu(membre de l'AFJMC): Meditation on Japanese folksong
Ryo Dainobu: des ombres... pour violon et piano (création)
Jean-Pierre Deleuze: Espace onirique II, pour piano solo
Claude Ledoux: Japanese Email To: Dai Fujikura, pour piano solo (création)
Olivier Messiaen: Quatuor pour la fin du Temps - VIII Louange à l’Immortalité de Jésus

Salvatore Sciarrino: Sei Capricci, pour violon solo (II, III, IV, V)
Fuminori Tanada: Echoing Forest II, pour violon et piano

by Dejana Sekulic(violin), Nao Momitani(piano)



《東京藝術大学同声会コンサートシリーズVol.22》
永崎京子&深見麻悠子ジョイントリサイタル
~日本歌曲でめぐる北原白秋の世界~
2015年6月16日(火)19:00開演(18:30開場)
カワイ表参道コンサートサロンパウゼ(東京メトロ「表参道」駅下車)
チケット:一般 ¥3,000/学生 ¥2,000(全席自由)

曲目:
梁田貞:城ケ島の雨
團伊玖磨:秋の野
草川信:ゆりかごのうた
山田耕筰:この道、かやの木山の、鐘が鳴ります、待ちぼうけ、あわて床屋
深見麻悠子(会員): 歌曲集「桐の花」~ソプラノとピアノのための~(改訂初演)
山田耕筰:AIYANの歌
深見麻悠子「青き花」~ソプラノ、ピアノ、打楽器のための~(新作)

出演:
永崎京子(ソプラノ)、深見麻悠子(ピアノ・会員)、前田啓太(打楽器)

ご予約・お問い合わせ:
カワイ音楽振興会 03-5485-8511/カワイ表参道 03-3409-2511

詳細情報 :  http:// kawaikmf.com




アンサンブル・コンテンポラリーαリサイタルシリーズ
曽我部清典・神田佳子デュオ・リサイタル
2015年6月24日(水)19:00開演
古賀政男音楽博物館けやきホール(小田急線ほか「代々木上原」駅下車)

チケット:一般2,500円(当日3,000円)学生:2,000円(当日2,500円)

プログラム:
篠田昌伸(会員):Junction II(2015初演)
近江典彦:II sokandabe artigianato(2015初演)
川上統:ベローシファカ(2015初演)
G・デュファイ=伊藤弘之, 斉木由美(会員),  田村文生:バラード「私の顔が蒼ざめているのは」による編曲集(2015初演)
細川俊夫:打楽器のための「線VI」
神田佳子:We are drummers 2(2014)
山本裕之:パルラーテ(1999~2012)


詳細情報:https://www.facebook.com/events/752004191582623/