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2014年11月27日木曜日

第2回楽曲分析講座&コンフェランス開催のお知らせ

23日に行われるクロード・ルドゥ氏による楽曲分析講座は、ご予約いただいた人数が定員に達しましたので、聴講の募集を終了させていただきました。
たくさんのお申込み・お問い合わせをいただき、誠に有り難うございました。

昨年10月に行われ好評を博した、第一線で活躍する講師による日仏現代音楽協会の楽曲分析講座。今年も12月に開催が決定いたしました。今回講師を務めていただくのは、パリ国立高等音楽院のアナリーゼ(楽曲分析)科教授、クロード・ルドゥ氏です。ルドゥ氏はベルギーの出身、リゲティ、クセナキスなどのもとで学び、リール、パリ、ローザンヌなど数多くの国際コンクールに受賞している作曲家であり、パリ国立高等音楽院アナリーゼ科の教授としても、その精緻で明晰な分析により生徒達から絶大な支持を集めています。世界各地でアナリーゼのマスタークラスを行っているほか、ベルギー王立アカデミー会員やブリュッセルの現代音楽祭 ARS MUSICAのディレクターも務めるなど、多方面で活躍されている方です。



そんなルドゥ氏を迎えての今回の講座では、フランスの作曲家、ティエリー・エスケシュのオルガン付きオーケストラのための作品「太陽の舟 La Barque Solaire」と、パリを中心に活躍し、41歳の若さで夭折したイタリアの作曲家、ファウスト・ロミテッリの代表作「プロフェッサー・バッド・トリップ Professor Bad Trip」の2作品を取り上げます。フランクやメシアンといった、フランスの伝統に連なる現代のオルガニスト作曲家エスケシュと、スペクトル音楽の語法を拡張し、独自の世界を作りあげたロミテッリ。「プロフェッサー・バッド・トリップ」は、今年4月にTokyo Ensemnable Factoryによって日本でも初演されたばかりです。いずれもいまヨーロッパで高い評価と人気を誇る作曲家たちであり、日本にいながらヨーロッパ現代音楽の最新の傾向とその詳細な分析に触れる、きわめて貴重な機会です。皆さま、ぜひふるってご参加くださいませ。

さらに後半では、作曲家としても広く活躍するルドゥ氏の自作品についてお話しいただくほか、パリ音楽院アナリーゼ科での取り組みについてもご紹介いただく予定です。作曲を学ばれている方はもちろん、フランスの高等音楽教育や留学に興味をお持ちの方にとっても、多くの示唆が得られる内容になるかと存じます。
皆さま、ぜひふるってご参加くださいませ。



日時
12月23日(火・祝) 17:00 ~ 20:00 
会場:STUDIO1619 グリーンStuido (西武有楽町線「新桜台」徒歩1分)


内容(予定、すべて通訳付き)
第1部:楽曲分析
ティエリー・エスケシュ「太陽の舟」、ファウスト・ロミテッリ「プロフェッサー・バッド・トリップ」の2曲を取り上げ、それぞれの構造や書法の特徴などを明らかにすることで、21世紀現代音楽の動向を読み解く。

第2部 : 自曲解説&コンフェランス
ヨーロッパのみならず、東洋の音楽などにもふかい関心を寄せるルドゥ氏の幅広い創作について講演を行う。また、パリ国立高等音楽院のアナリーゼ科での取組みについても紹介し、楽曲分析の考え方を概説する。


参加費
聴講料:予約 ¥2,000(当日 ¥2,500)
*定員に達しましたので、聴講の募集を終了いたしました

専門的な知識の有無に関わらず、興味のある方はどなたでも聴講可能です(定員約30名)



お申し込み・お問い合わせ
日仏現代音楽協会事務局
協会サイト: http://afjmc.org

制作協力:アンサンブル室町