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2013年5月18日土曜日

作曲マスタークラス&コンフェランスのご案内

アラン・ゴーサン作曲マスタークラス&コンフェランス 
(2013年6月6日)

日仏現代音楽協会では、当協会の名誉会長をつとめられ、現代フランスを代表する作曲家の一人であるアラン・ゴーサン氏の来日に合わせて、作曲マスタークラスと彼の作品についてのコンフェランスを開催することになりました。アラン・ゴーサン氏は優れた教育者としても定評があり、これまでに数多くの生徒をパリ国立高等音楽院作曲科他へと進学させてきました。今後作曲分野でフランスやヨーロッパへの留学を考えていらっしゃる方や、フランス流の作曲教育を体験されたい方、また現代作曲家による作品創作の世界にお触れになりたい方など、受講生や聴講生として広く募集致します。(通訳がつきます。)

講師
Allain Gaussin アラン・ゴーサン

1943年生まれ。バリ国立高等音楽院でオリヴィエ・メシアンのクラスに学び、作曲を始めとして多数の一等賞を取得。IRCAMにおいても音楽情報学の研鑽を積む。1977年から79年にはフランス・アカデミーの公費研究生としてローマに滞在、次いでDAADによってベルリンに招かれ(1984-85)、京都にも滞在する(1994-95)。以来、コンサートやコンフェランス、作曲のセミナー等により国際的なキャリアを積み重ねている。長年に亘りセブランの音楽院やフォンテーヌブローのアメリカン音楽院などにおいて作曲とオーケストレーションの教授を務め、パリやリヨンの音楽院受験の準備クラスとして多くの学生を輩出。日本においても大阪音楽大学客員教授として毎年学生の指導に携わる他、京都フランス音楽アカデミーの作曲クラス講師も継続的に担当している。多くの受賞歴がその作曲家としての歩みを彩るが、なかでも"Irisation-Rituel""Camaïeux""Arcane"を含むディスク (Salabert/Harmonia-mundi)1995Charles Cros アカデミーによるディスク大賞を、また "Mosaïque Céleste" ICONS国際作曲賞(イタリア、1998)を受賞したことは、特筆に値するであろう。

通訳
台信遼・夏田昌和(補佐)

対象

受講生(定員最大5名)
-既に現代音楽の作曲家として活動中の方
-音大や個人で、あるいは独学により現代音楽の作曲を学ばれている方
-フランス式の作曲教育を体験なさりたい方や、将来的にフランスもしくはヨーロッパへ作曲分野での留学を検討されている方

聴講生(定員約25名)
事前にお申し込みいただければ専門的な知識の有る無しにかかわらずどなたでも聴講可能です。第1部に関してはレッスンの妨げとならない範囲で会場への出入りも基本的に自由です。また予約なしに当日直接お越し頂いても定員の範囲内であればお聴きいただけます。


日程・会場と内容
-6月6日(木) 
会場 : STUDIO 1619 (西武池袋線「江古田」徒歩6分/西武有楽町線「新桜台」徒歩1分)

第1部 (14:15〜) : 作曲マスタークラス ※開始時間が早まりました。
 受講生が持参した作品をゴーサン氏がレッスンします。一人当たりの持ち時間は概ね40〜50分程度とお考え下さい。受講生は自作(一人当たり1、2曲程度)のスコアと録音(CD)を持参して下さい。未初演の場合はスコアのみでも構いません。

第2部 (18:30〜21:00) : コンフェランス
 ゴーサン氏が自身の代表作であるオーケストラ作品「Ilisation-Rituel」と弦楽四重奏作品「Chakra」の2作品を分析し、それに関する質疑応答やディスカッションを行います。

参加費用

受講生 : 8,000円 (定員に達し、募集は締め切りました。)
聴講生 : 2,000円 (第1部・第2部通しての値段です)

お申し込み・お問い合わせ

日仏現代音楽協会事務局
03-5389-0317(Fax兼)
nichifutsugenon@yahoo.co.jp




2013年5月17日金曜日

会員の演奏会・公開講座情報(2013年6月)

曽我部清典&フレンズ・コンサート
2013年6月3日(月) 19時開演
スタジオ・ハル (名古屋市・地下鉄東山線池下駅)
-チケット : 一般2,500円 学生1,500円 (当日は+500円) 
-プログラム
  Christian Wolff : MOSAIC
  Join Cage : Radio music
  松平頼暁 : Why not?
  小櫻秀樹 : SERENATA
  木下正道 : 灰の上の眠り VII  他
-出演
  曽我部清典(Tp.・会員)  宗川理嘉(Vn.) 早瀬美紀(Cb.) 内本久美(Pn.)
-詳細情報
  http://www.facebook.com/events/338842859553924/



アラン・ゴーサン 「詩と音楽」講演と演奏
2013年6月5日(水) 19時開演
アンスティチュ・フランセ東京 エスパス・イマージュ (飯田橋駅)
-チケット : 当日券2,500円 割引券1,500円 
-プログラム
  アラン・ゴーサン(作曲・協会名誉会長) :
  Tokyo-City, Arcane, Chakra, Ogive, Ariane, Satori
-出演
  藤原亜美(Pn.) 森本ゆり(Pn.) 斎藤光晴(Fl.) 西澤春代(Cl.) 川越あさみ(B.Cl.)
-詳細
   http://www.institutfrancais.jp/tokyo/events-manager/allaingaussin/



アンサンブル室町6月公演
~演劇と和楽器+古楽器のコラボレーション
2013年6月12日(水) 2回公演 : 14時/19時
北沢タウンホール http://kitazawatownhall.jp
-チケット : 一般4,000円(前売り3,500円)  学生3,000円(前売り2,500円)
  Confetti  http://confetti-web.com/
-プログラム
  ボリス・ヴィアン作「帝国の建設者」
  音楽 : 久木山直(委嘱作品)
  演出 : 石丸さち子
-出演
  菊沢将憲・石丸さち子・清水那保 他(俳優)
  アンサンブル室町
  鷹羽弘晃(音楽監督) ローラン・テシュネ(芸術監督・会員)



AYUO 2 NIGHTS SECIAL 
  + KAORI OHSUGA 
第一夜
2013年6月16日(日) 16時開演
KEN (東急田園都市線三軒茶屋駅・東急世田谷線西太子堂駅)
-チケット : 2,500円 定員約45名(予約者優先)
-プログラム
  前半「フレッド・アステアとジョージ・ガーシュウイン」
  Swanee   He Loves and She Loves
  How Long Has This Been Going On 他
  後半「ニジンスキー」
  Debussy : 沈める寺
  Ravel : ダフニスとクロエ より
  Stravinsky : ペトリューシュカからの3楽章より「ロシアの踊り」
-出演
  AYUO(ダンス) 大須賀かおり(Pn.・会員)
-詳細情報
  www.kenawazu.com



テノールとバリトンが歌う「日本のうた」 
2013年6月22日(土) 14時開演
高崎シティギャラリーコアホール (高崎市・高崎駅徒歩10分)
-チケット : 全席自由2,500円 (当日3,000円)
-プログラム
  I部
  清水脩 : 「叙情小曲集」より
  千原英喜 : 歌曲集「みやこわすれ」
  II部 「群馬県を歌曲でたずねて」
-出演
  田中誠(Ten.) 猿谷友規(Bar.・会員)



新しいサイレント映画ライブvol.5
D.W.グリフィス「東への道 」
2013年6月29日(土) 19時15分開演
相模女子大学グリーンホール (小田急線相模大野駅)
-チケット : 前売り1,500円 当日1,800円
-プログラム
  D.W.グリフィス監督のサイレント映画「東への道」(1920年)の上映
-出演
  斎藤裕子(活動弁士) 神崎えり(Pn.即興演奏・会員)




2013年5月2日木曜日

協会発足記念第一回懇親会開催報告

「第1回日仏指揮法講座」他のために帰国、東京に滞在中だった阿部加奈子代表を囲み、当協会の発足を祝う初めての懇親会を去る4月28日の20時より神泉駅近くの「パンツェロッテリア」という揚げピザと生ハム、イタリアワインのお店を借り切って開催致しました。
当日は丁度演奏会とマスタークラスのためにご帰国中だった小林真理名誉会員(写真左から2人目)の他会員13名、また同日午前まで開催中だった指揮法講座の打ち上げも兼ねることなったためその受講生やピアニスト数人も混じって計16人で楽しく賑やかな時を持ちました。今後の協会主催の催しの発表や、協会の活動方針などについて活発な意見の交換が行われました。

またこれに先立ちフランスをベースに国際的にご活躍中の声楽家、小林真理名誉会員へのインタビューが行われました。近日中に文章に起こしたものを協会ホームページに掲載予定ですのでどうぞお楽しみに。


2013年5月1日水曜日

第1回日仏指揮法講座開催報告

日仏現代音楽協会が主催する初めての催しである「第1回日仏指揮法講座」が、去る4月26日から28日にかけて、代々木のリブロ・ホール及びリブロ音楽スタジオ、渋谷区文化総合センター大和田練習室において開催されました。講師に当協会代表の阿部加奈子さんと同じく事務局長の夏田昌和さん、伴奏ピアニストに会員の石井佑輔さんと安田結衣子さんを迎えた講習会には、受講生6名を始めとして聴講生も3日間でのべ35名が集い、楽しく和やかな雰囲気の中にも真剣に音楽を学び合う時間を共有出来たように思います。1日目午後のスコア・リーディングの部に始まり、夜の楽曲分析の部、2日目と3日目の指揮実技の部に至るまで、受講生個々の能力に応じつつも概ね非常に高いレヴェルにおいて細やかな指導が行われました。(写真は講習2日目、リブロホールにて)




催しにご協力、ご参加下さった会員及び受講生、聴講された皆様方ありがとうございました。
参加者からの好評の声にお応えし「第2回日仏指揮法講座」は来年のほぼ同時期に都内で開催したいと考えております。