次回の日仏現代音楽協会の主催企画は、協会の名誉顧問である作曲家・音楽学者の丹波明先生による講演会です。
フランス文化省や国営放送局から数多くの委嘱を受ける作曲家として、またフランスにおける邦楽研究の第一人者として、長く精力的な活動を続けてこられた丹波先生。9月26日(金), 28日(日)には、オペラ「白峯」の日本初演(演奏会版)も控えています。パリに居を定めて50年あまり、誰よりもフランスを熟知し、西洋と東洋の融合を目指してきた日本人音楽家の言葉を直に聞く、絶好の機会です。
作曲や音楽学を学ばれている方はもちろん、邦楽・現代音楽を愛好されている方や、大戦後のフランス音楽史に興味のある方など、どなたでも自由にご参加いただけます。ぜひお気軽に足をお運びくださいませ。
フランス文化省や国営放送局から数多くの委嘱を受ける作曲家として、またフランスにおける邦楽研究の第一人者として、長く精力的な活動を続けてこられた丹波先生。9月26日(金), 28日(日)には、オペラ「白峯」の日本初演(演奏会版)も控えています。パリに居を定めて50年あまり、誰よりもフランスを熟知し、西洋と東洋の融合を目指してきた日本人音楽家の言葉を直に聞く、絶好の機会です。
作曲や音楽学を学ばれている方はもちろん、邦楽・現代音楽を愛好されている方や、大戦後のフランス音楽史に興味のある方など、どなたでも自由にご参加いただけます。ぜひお気軽に足をお運びくださいませ。
日時:
2014年9月10日(水)18:15〜20:45(18:00開場)
2014年9月10日(水)18:15〜20:45(18:00開場)
第一部:フランスでの半世紀を振り返って
パリ国立高等音楽院への留学、メシアン先生の思い出
フランス国立放送研究所(INA)とミュージック・コンクレート(具体音楽)
フランス国立科学研究センター(CNRS)での活動
フランスにおける音楽教育と日本音楽の受容
第二部:東洋と西洋の融合
邦楽のおもな分類とその特徴
非決定音楽〜「能楽」の特異性
自作解説~邦楽研究から創作へ
オペラ「白峯」について
そのほか会場からの質問も随時受けながら進行します(聞き手:台信 遼)
ご予約 ¥1,500(当日 ¥2,000)
専門知識の有無に関わらず、自由にご参加いただけます(定員30名)
丹波明 作曲家、音楽学者
1932年横浜市生まれ。幼少からピアノと作曲を始める。東京芸術大学音楽学部作曲科を卒業。1960年にフランス政府給費留学生として渡仏し、パリ音楽院に入学。オリヴィエ・メシアン、トニー・オーバンに師事。1964年よりフランス国立放送研究所(INA)にてミュージック・コンクレートを研究。1968年にフランス国立科学研究所(CNRS)に入所、1998年から主任研究員。
1971年、能の研究によってパリ第4大学 (ソルボンヌ大学) より音楽博士号、1984年に日本音楽の理論研究により、同大学よりフランス国家博士号を授与される。リリー・ブーランジェ賞、ディヴォンヌ・レ・バン作曲賞、日本翻訳家協会文化賞などを受賞。
おもにフランス語、日本語で多数の研究書、論文を執筆するかたわら、能、雅楽、三曲など、邦楽の演奏家のコンサートやフェスティバルの企画、録音の監修をつとめる。作曲家としても多くの作品を発表し、CD化された作品も多数。現在もフランス・日本の間で精力的な活動を続けている。 作品・学術論文リストはこちら(リンク先:カルチエミュジコさん)