非常に密度の濃いプログラムに、最高の演奏で応えてくださった演奏家の皆さん、素晴らしい作品と楽曲解説を提供してくださった作曲家の皆さん、会場にて公演を支えてくれたスタッフの皆さん……お名前を書ききれませんが、本当に多くの方々にご協力いただきました。心より感謝いたします。そして何より、会場にお運びいただき、長時間の公演を最後までお聴きいただいた満員のお客様に、篤く御礼申し上げます。
演奏会当日までさまざまな業務に奔走する毎日でしたが、ホールで最初の一音を聴いた瞬間に今までの疲れがすべて消え去りました。また自分の愛してやまないドビュッシーのピアノ曲を素晴らしい演奏家の皆さんのために編曲することができたのは、本当に幸せな経験でした。 終演後は多くの方々からご好評の声をいただき、肩の荷が下りた気がいたします。
最後に、今回の演奏会を企画され、準備から当日の指揮にいたるまでそのお人柄と音楽性で我々を力強く導いてくださった夏田昌和先生、本当にありがとうございました!
(台信遼:作曲家・協会事務局長)
10月17日はおかげさまで超満員のお客様(お問い合わせ頂いたのにやむなくお断りした方々や、当日券を購入出来なかった方々、申し訳ございませんでした)を杉並公会堂小ホールにお迎えし、日仏現代音楽協会「ドビュッシー没後100年&グリゼイ没後20記念演奏会」を賑々しく開催することが出来ました。
書きたいことは山とありますが、幕開けのクロード・ドビュッシー「フルート、ヴィオラ、ハープのためのソナタ」からフィナーレのジェラール・グリゼイ「タレア」まで、計9曲2時間半(休憩含む)にも及ぶ重量級プログラムを、何れも眼を見張る集中力とテクニック、アンサンブルで演奏して下さった13人の奏者の方々に、まずは心からの御礼を申し上げたいと思います。素晴らしい演奏家と共に音楽が出来ること以上に、作曲家や指揮者として幸せを感じることはありません。
また、このコンサートのために素敵な新作(カニュ)と編曲作品(パックの踊り)を書き下ろして下さった山本哲也さんと台信遼さんにも感謝。プログラムにドビュッシーとグリゼイの解説をそれぞれ書いて下さった作曲家の神本真理さんと渡邊裕美さん、ありがとうございました。演奏会後も貴重な資料として参照されていくはずです。
舞台を統括して下さった清水一徹さんをはじめとするステージスタッフの皆さん、受付を担当して下さったホールスタッフの皆さん、長時間にわたって公演を記録して下さった伊藤彰教さんと学生さんにも、大いにご尽力頂きました。コンサートが成立するのは、こうしたスタッフの方々が支えて下さるおかげです。
協会事務局長として全ての実務作業を統括、従事して下さった台信遼さん、あなたなしにはこの企画は実現し得なかったことでしょう。そしてもちろん最後に、1曲聴くだけでもヘヴィーなプログラムに何曲も続けて耳を傾けて下さった聴衆の皆様、本当にありがとうございました!
大変だったけど、疲れたけど、心から「やってよかった!」と思えた演奏会でした。師匠、星空の上からみててくれたかな?
(夏田昌和:作曲家・協会会員・公演企画担当)
(ゲネプロの様子から)
(プログラムより)