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2017年12月16日土曜日

12/22 アンサンブル室町 in 歌舞伎町!ー祝10周年ー(後援演奏会情報)

アンサンブル室町が結成10周年を観客の皆様と一緒にお祝いすべくパーティの様な公演を新宿の歌舞伎町で開催します。鷹羽弘晃率いるアンサンブル室町が過去10年間にコラボレーションした作曲家への新たな小品を委嘱します。また過去の作品の一部を抜粋して演奏します。
これに加え、ダンス・日本舞踊・バロックダンス・朗読・ジャグリング・口笛・声明・ソプラノ・カウンターテナー・オルガンソロ・ヴァイオリンソロなど様々なアーティストのパフォーマンスが織り交ぜられます。


アンサンブル室町 in 歌舞伎町!ー祝10周年ー
2017年12月22日(金) 開場18:30 開演19:00
会場:新宿FACE 

チケット:全席自由(ワンドリンク込み)
一般前売 5,000円 一般当日 5,500円 
学生前売 3,000円 学生当日 3,500円

助成:芸術文化振興基金・野村財団・朝日新聞文化財団


委嘱作品・世界初演:
青柿将大/阿部加奈子(協会代表)/アラン・モエーヌ/伊東光介/上田真樹/神本真理(会員)/川島素晴/木下愛子/木下正道/久木山直/黒田崇宏/クロード・ルドゥ/桑原ゆう/小林弘人/権代敦彦/齋藤圭子/中島夏樹/夏田昌和(会員)/福田恵子/松浦真沙/李義敬

過去作品抜粋:
阿部俊祐/網守将平/一柳慧/エディット・ルジェ//オレリアン・デュモン/金子篤夫/北爪裕道(会員)/篠田大介/末吉保雄/鈴木純明/ゼミソン・ダリル/築田佳奈/成田和子/張替夏子/坂東祐大/ブルーノ・デュコル/フロラン・キャロン=ダラス(会員)/増本伎供子/三宅悠太/山下恵/山根明季子(会員)/山本和智

アンサンブル室町メンバー
能管:澄川武史
篠笛:あかる潤
尺八:黒田鈴尊
篳篥:春日るり子
笙:石川高/金澤裕比子
琵琶:久保田晶子
箏:田中奈央一/中島裕康/日原暢子/平田紀子
三味線:守啓伊子
邦楽打楽器:安倍真結/小川実加子
バロックリコーダー:菅沼起一
トラヴェルソ:菊池かなえ
セルパン:橋本晋哉
ポジティブオルガン:内田光音/新妻由加
チェンバロ:圓谷俊貴
パーカッション:秋生智之/篠田浩美
テオルボ:上田朝子
バロックヴァイオリン:須賀麻里江/高岸卓人
ヴィオラ・ダ・ガンバ:エマニュエル・ジラール
バロックチェロ:山澤慧
バロックコントラバス:布施砂丘彦

照明:有限会社ハロ
映像:三上直子(Dual_N)
舞台監督:浜田和孝
制作:PolyArts
協力:東京コンサーツ/eimatsumoto Co.Ltd.

お問い合わせ・チケット電話予約
東京コンサーツ Tel: 03-3200-9755  Fax: 03-3200-9882 (月ー金 10:00-18:00)
http://www.tokyo-concerts.co.jp/ (東京コンサーツのHPで予約して、セブンイレブンで受け取れます) 

カンフェティ Tel: 0120-240-540(月ー金 10:00-18:00)

アンサンブル室町事務局  office@ensemblemuromachi.or.jp 

アンサンブル室町は、2007年以来、世界で初めて、ヨーロッパと日本のいわゆる「古」楽器の演奏家を組織し、過去の作品に敬意を払いながら、絶えず新作の初演に取り組んできました。また、多様な表現形態の芸術家とコラボレーションしてきました。その演目は、紫式部の『源氏物語』やマルグリット・ユルスナールの『東方綺譚』を始め、豊臣秀吉の晩年の手紙、ポール・クローデル、エリック・サティ、エドガー・ヴァレーズ、ジャン・コクトー、三島由紀夫、ボリス・ヴィアン、等々。そこには一貫したテーマがあります。我々を高みへ運び、我々一人ひとりを自己の最も深いところへ向かわせてくれる人間らしさを称揚すること、それを社会的行動につながる集団のダイナミズムのうちに共有すること。
今年その十周年を祝うことができて本当に幸福です。しかも東京でいちばんポピュラーな場所、新宿・歌舞伎町で。その熱気にひたりながら、友情と芸術行動の溶け合う楽しいひとときを過ごしましょう!
J’aime l’Ensemble Muromachi !

アンサンブル室町代表・芸術監督  ローラン・テシュネ(会員)


2017年11月5日日曜日

日仏現代音楽協会第一回広聴会・懇親会開催報告

さる10月15日、日仏現代音楽協会の第一回広聴会および会員懇親会が、新宿にて開かれました。曇天模様にも関わらず多くの会員の方々に参加いただき、広聴会、懇親会ともにたいへん有意義な時間となりました。
広聴会では、規約の読み合わせを中心に、会の運営方法や団体のあり方を考える議論が行われました。今後の事業や企画についてもさまざまな提案があり、議論は活況を呈しました。



その後の親睦会は、会場を移動しての夕食会となりました。普段顔を合わせる機会の少ない会員同士の旧交を温めるだけでなく、今年新たに加わった会員の方々にもご参加いただき、大変和やかで楽しいひとときとなりました。

日仏現代音楽協会では、今回行われた議論を基に来年度の運営や事業計画を進めてまいります。ご多忙のところご参加いただいた会員の皆様に、心より御礼申し上げます。


2017年10月30日月曜日

11/18, 11/27 染田真実子クラヴサンリサイタル〜時空を越えて〜(後援演奏会情報)



奈良公演《古都に舞う》
2017年11月18日(土)14:00開演(13:30開場)
会場:いかるがホール(JR法隆寺駅下車)
一般:3,000円、学生:2,000円、ペア:5,500円(当日各500円増)

プログラム:
ダングルベール:Deuxième Suite en sol mineur
D.スカルラッティ:Sonata K.466, K?119
藤井喬梓:奈良組曲~クラヴサンによる古都の幻影(委嘱初演)
コルノヴィチ:The shapes of the elements for harpsichord and sounds of nature
ほか
東京公演《クラヴサンの声》
2017年11月27日(月)19:00開演(18:30開場)
会場:東京オペラシティ近江楽堂
チケット:一般:3,000円、学生:2,000円(当日各500円増)

プログラム:
コルノヴィチ:The shapes of the elements for harpsichord and sounds of nature
藤井喬梓:奈良組曲~クラヴサンによる古都の幻影(委嘱初演)
リゲティ:Hungarian Rock
クレンテ:E to E
増本伎共子:Arabesque alla japonaise
ほか


出演:
染田真実子(クラヴサン•会員)
有馬 純寿(音響) 


2017年10月1日日曜日

作曲家自作分析会#3 開催報告

本会の作曲家会員が自作についてたっぷりと語る「作曲家自作分析会」、今年は2017年7月16日に下落合の目白セミナールームにて行われました。
3回目となる今回は、近江典彦さん、川上統さん、篠田昌伸さんにご登場いただきました。世代も近くお互いに気心の知れた間柄のお三方ということで、今回は初めての試みとなる共通テーマを設け、最後には座談会もお願いしました。
会のテーマは、奇しくもお三方の合唱曲が東京で演奏されたばかりということもあり、「声を用いた作品」と決まりました。発表順に会の概要をご紹介したいと思います。


最初に発表していただいたのは、近江典彦さん。2014年に初演、2017年に再演されたヴォーカル・アンサンブルのための「Khon-mXahuvona」を中心に、関連する過去の作品などの紹介も交えながら解説してくれました。

この作品の特徴的なタイトルは、近江さん自身の名前の一部のアルファベットを取り出し、本曲を初演したアンサンブル Vox humana のアナグラムと組み合わせたもの。何か既知の標題をつけることで生じる、イメージの想起を避けたいという意図でこのタイトルを選んだそうです。
曲のテキストとして、フランスの数学者ポアンカレの言葉とダーウィンの「種の起源」の抜粋が用いられており、言語の異なる2つのテキストが1つの曲の中で並行して展開されていきます。これらのテキストは語順もところどころ入れ替えられており、聴衆にその内容を伝えることを主眼としていません。また、単語のアルファベットを後ろから逆再生するようにして歌う箇所もありました。
各パートの主な旋律線は、5度という限られた音程の範囲内で、微分音を駆使しながら作られています。これは近江さんが大学院時代に書かれた、木管五重奏曲「Khonrioi I」の書法をより発展させたもので、会場ではこの作品の録音も披露されました。
またハーモニーの関係は、A♭メイジャーに増4度を組み合わせた、倍音由来の和音に基づいて生み出さているとのこと。それぞれの要素が明確な論理の上に形作られていることが看て取れます。
そこに加わるのが、さまざまな子音から生み出される多彩な非楽音の存在です。これらの音は色分けされた特殊な譜頭で楽譜上に表されており、楽曲にも効果的なアクセントと豊かな彩りを加えていました。
ほかにも「長い音が嫌いで、全音符以上の長さの音は曲のなかで数えるほどしかない」、「演奏家になるべく休みを与えたくない」といった言葉が飛び出すなど、近江さんの個性がユーモアを交えて披露された、和やかな発表となりました。



続いて登場したのは川上統さん。すでに150曲以上の作品を発表されている多作家であり、あらゆる編成のために旺盛な創作を続けている川上さんですが、ご自身の中で器楽作品と合唱作品(声を扱った作品)とを区別して考えておられるそうです。

発表ではまず川上さんの音楽の紹介として、最近の器楽作品の中からクラリネット、ヴァイオリン、ヴィオラ、ピアノのための「ラナラナンキュラス」エレキ・ギターとエレクトロニクスのための「ゴライアスオオツノハナムグリ」が紹介されました。これらのタイトルが示すとおり、器楽作品は「特定の(あるいは架空の)生き物」をテーマにすることが多く、明るくテンポの明快さを特徴とした作品が多いとのことです。
一方で、合唱作品は身体から発する声が素材になることから、「人間」がテーマになっており、川上さん自身のより内面的な表現が出ていることが多いそうです。今回はそれらの合唱作品から女声合唱のための「四面楚歌」混声合唱のための「怪獣」の二曲についてお話しいただきました。

「四面楚歌」は有名な中国の故事に由来していますが、その「楚歌」という歌はどのようなものであったのか?という疑問を出発点にした作品です。当時の楽譜などは残っていないため、京劇の中で「楚歌」が歌われるシーン、楚の項羽の愛姫、虞姫が歌ったとされる「虞美人歌」を基に作曲されました。
全11パートに分かれた女声合唱は、中心のパートを除いてすべて一人ずつで歌われます。そして唯一2人で重ねられた中心パートには、一種の定旋律が配されています。この東洋的な雰囲気をたたえた定旋律が、やがて幾つものパートに重ねられていく様子は実に美しく、また静寂とのコントラストはドラマティックな効果を上げていました。

2曲めの「怪獣」は、直接人間が主題になってはいませんが、やはり川上さんの内面が反映された音楽とのことです。「もし自分が突然、怪獣として地上に放り出されたらどうするか。きっと仲間を探すはずだ」という着想は、そのまま楽曲の構成と密接に結びついています。曲で用いられる母音のみで歌われる言葉にならない言葉たち、咆哮を思わせるロングトーンやグリッサンドといった素材は、曲の主題と強く関連付けられ、かつ音楽的にも大変魅力的な音像を提供していました。


最後に発表されたのは篠田昌伸さん近年多くの合唱曲を作曲されている篠田さん、高校時には合唱団に所属していたそうです。
今回紹介してくれたのは「『定義』からの4つの詩」、「『数奇な木立ち』からの点景」、「言語ジャック」の3曲です。そしてそれらの作品の解説に入る前に、現代の詩と音楽の関係について、篠田さんから興味深い考察が披露されました。

現代の声楽音楽のひとつの傾向として、意図的に器楽的な書法を用いたり、さまざまな特殊唱法を追求する、といった点が挙げられます。しかし、それらの現代的な声楽書法の探求は、結果的に「詩の言葉」を「音楽のための言葉」に変えてしまい、言葉本来の意味がないがしろにされているのではないか、と篠田さんは問いかけます。詩に意味があることが音の意味とぶつかってしまい、作曲家は困惑する。よってテキストを作品の象徴のように扱ってみたり、あるいは一切テキストを用いない作品を書いてみたりする―。
もちろん、それらの方向性を否定するつもりは全くないのですが、篠田さん自身は「音楽と詩が等価であるような作品」を書きたいという思いをもって、合唱曲に取り組みはじめたそうです。

谷川俊太郎の詩集「定義」に基づく「『定義』からの4つの詩」は、「詩を鑑賞するのを邪魔しないような歌」を意識した作品です。言葉の意味を定義していく硬質なテキストが、言葉に即した素直なリズムや合唱の持つダイナミズムによって自然に増幅され、詩の理解を深めています。
なお、篠田さんの発表ではそれぞれの楽曲に用いた詩のテキストが参加者に配布されており、録音を聞く際に「詩と音を両方イーヴンに考えながら聴いてみて欲しい」という篠田さんからの提案があったことも付け加えておきます。

篠田さんよりも若い世代に属する手塚敦史の詩による「『数奇な木立ち』からの点景」は、メゾ・ソプラノとフルート、チェロ、ピアノのための作品で、「器楽の書法と歌われ語られるテキストを並べてみたい」という欲求から生まれました。手塚さんの「様々なイメージにあふれた、しかしそのまま意味が通る訳ではない、不思議な詩の世界」を表現した作品からは、器楽と歌のパートがそれぞれに独立していながら、互いに引き立て合う絶妙なバランスが聴かれます。

四元康祐の同名の詩集をもとに作曲された「言語ジャック」は全7曲、演奏時間50分を超える大作です。1曲目「新幹線・車内案内」では、詩集上で一組ずつ並行に記述されている2つの異なるテキストが、2パートに分けられた歌唱によって同時に進行していきます。音の並びは似ているものの内容は大きく隔たった2つの文章が、同じタイミングで耳に届く不思議な聴体験は、まさに音楽ならではの表現であると強く感じられます。
また、魚について書かれたオリジナルの詩と、その文章の母音、あるいは子音のみを入れ替えた別の詩を連ねていく3曲目「魚の変奏」でも、音楽的なヴァリエーションと詩的な変奏が行き来する、興味深い形式感を生み出していました。



休憩を挟んで最後に行われたささやかな座談会は、いつも穏やかなお三方の雰囲気そのままに、終始和やかに進みました。
作曲を志したきっかけや現代音楽との出会いにはじまり、今回のテーマである声の書法やテキストと音楽の関わりについて、さらには今日の現代音楽への印象など、幅広いテーマで積極的に意見が交わされました。「調性感」や「引用」といった、今日耳にする機会の多いトピックへの言及もあり、話はまだまだ尽きぬ様子でしたが、名残惜しくもこの辺りで時間となってしまいました。


ご多忙の合間を縫って出演してくださった3人の作曲家の皆さん、そして会場へ足を運んでくださった熱心かつあたたかい聴衆の皆さんに、この場を借りて改めて御礼申し上げます。(記:台信)


2017年9月15日金曜日

第8回小林真理声楽マスタークラス開催報告

ストラスブール音楽院の教授で、日仏現代音楽協会名誉会員の小林真理先生による声楽マスタークラスが、今年も731に門前仲町のシンフォニー・サロンにて開催されました。今回は受講者5名とピアニスト3名の参加で、学生や社会人、留学準備の方など、様々な生徒が学びを求めて集まりました。

真理先生のマスタークラスの特徴と申し上げてよいかと思いますが、レッスンで取り扱われる言語、作曲家が多岐にわたります。今回もシューマンのリート(ドイツ語)、フォーレ、サンサーンス、デュパルク、ドビュッシーのメロディ(フランス語)、ベッリーニやモーツァルトのオペラ・アリア(イタリア語)、コープランドのフォーク・ソング(英語)など、さまざまな時代やスタイルを持った、興味深い作品が並びました。




真理先生のレッスンは、細やかな声楽のテクニックの指導だけではなく、そこから音楽や詩の世界、楽譜の読み解き方、ピアノとのアンサンブルのポイント・・・等々と広がっていき、毎回レッスンの時間が足りなくなるほど、いつも全力投球です。
海水浴が大好きで、夏の向日葵のような、ユーモアの絶えない真理先生にぜひ会いにいらしてください。声楽を専門とされない方にも、ご参加いただけましたら嬉しいです。
高橋淑子(声楽家)



ニース音楽アカデミー最終日のレセプションにて


2017年9月9日土曜日

10/1 ニンフェアール第13回公演(後援演奏会情報)

ニンフェアール第13回公演〈トリスタン・ミュライユ70歳記念公演:オンド・マルトノとピアノによる作品特集〉


オンド・マルトノの奏者として国際的に著名である原田節を迎え、愛知県を中心に国際的に活躍する内本久美(ピアノ)と市橋若菜(オンド・マルトノ)とともに、ニンフェアール代表であり作曲家の伊藤美由紀を中心とした公演です。
フランス人作曲家トリスタン・ミュライユの70歳を記念して、本人自身がオンド・マルトノ奏者でもあり、この楽器による作品が数々あることから、オンド・マルトノというフランスの特殊な電波楽器による彼の作品と共に、ミュライユの師匠であるメシアン、彼の弟子である伊藤美由紀、大西義明らの新作による世界初演を中心とした作品による貴重な公演となります。


日時:2017年10月1日(日) 18:30開演(18:00開場)
会場:愛知県芸術劇場中リハーサル室
チケット:全席自由  一般 3,000円 学生 2,500円(前売 2,000円)
※学生料金は、公演日に25歳以下の方が対象です。(要証明書)
※未就学児のご入場は、お断りする場合がございます。

出演者:
原田節(オンド・マルトノ)
内本久美(ピアノ)
市橋若菜(オンド・マル トノ)
伊藤美由紀(作曲・会員)

プログラム:
トリスタン・ミュライユ:マッハ2.5(2台オンド・マルトノ)
トリスタン・ミュライユ:ガラスの虎(オンド・マルトノ、ピアノ)
トリスタン・ミュライユ:別離の鐘、微笑み(オリヴィエ・メシアンの思い出に)(ピアノ)
メシアン:未刊の音楽帖(オンド・マルトノ、ピアノ)
伊藤美由紀:空間透明度(II)(オンド・マルトノ、ピアノ)
伊藤美由紀:二重星(II)(2台オンド・ マルトノ)<世界初演>
大西義明:新作(オンド・マルトノの為の)<世界初演>  ほか

愛知県芸術劇場オンラインチケットサービス
http://www.aac.pref.aichi.jp/dm/

愛知芸術文化センター内プレイガイド
TEL 052-972-0430  
10:00~19:00(土日祝休は18:00まで)/月曜定休・祝休日の場合、翌平日

ニンフェアール
nympheart@yahoo.co.jp   TEL 090-5621-3697



主催:ニンフェアール
共催:愛知県芸術劇場、公益財団法人 全国税理士共栄会文化財団
助成:公益財団法人 朝日新聞文化財団
後援:在日フランス大使館 アンスティチュ・フランセ日本 アリアンス・フランセーズ愛知フランス協会 日仏現代音楽協会


2017年8月22日火曜日

9/18 間部令子フルート独奏演奏会(後援演奏会情報) 


間部令子フルート独奏演奏会
Documentation〜束ねられる音楽たち〜



シェルシのフルートソロ組曲「テトラトゥクス」を軸に、 フルート独奏7曲をお届けします。 異常気象のこの夏に聞きたいメリライネン「夏の響き」 や福士則夫氏の「透明な空へ」、 ヨーロッパで注目を集めるマルコ・モーミ、 アメリカでキャリアを積む作曲家アーロン・ ヘルゲソンとベンジャミン・セイビーの作品を取り上げます。 いろんな音やテクニックの組み込まれたユレル作曲「エオリア」 にも注目。

2017年9月18日(月曜・祝日)14:00開演(13: 30開場)
会場:両国門天ホール(JR線/都営大江戸線「両国」、都営浅草線「 東日本橋」、都営新宿線「馬喰横山」駅下車)
チケット:予約 ¥3,000 当日 ¥3,500

プログラム:
Giacinto Scelsi:Tetratkys (1959) 全曲
Usko Meriläinen:Suvisoitto (1979)
Philippe Hurel:Eolia (1981)
福士則夫(協会名誉顧問):透明な空へ (2002)
Aaron Helgeson:……………… (2002) 日本初演
Benjamin Sabey:Arc Flicker (2007) 日本初演
Marco Momi:Almost Vanishing for E.P. (2011)

出演:
間部令子(フルート・会員)

ご予約・お問い合わせ:
090-4090-6821(間部)

詳細情報 :  


後援:
日仏現代音楽協会
桐朋学園音楽部門同窓会
日本現代音楽協会 



2017年8月1日火曜日

9/2, 9/5 魅惑の室内楽Vol.4(後援演奏会情報) 



日時:
千葉公演  9月2日(土)14時開演 
千葉市男女共同参画センター(ハーモニープラザ内)
チケット:一般 ¥2,000  学生 ¥1,500(全席自由)

東京公演  9月5日(火)19時開演 
東京建物 八重洲ホール
チケット:一般 ¥3,500  学生 ¥2,000(全席自由)

プログラム:
芥川龍之介原作、木下牧子作曲:「蜘蛛の糸」(未出版作品)
〜ソプラノ(朗読)、クラリネット、ピアノのための
木下牧子歌曲集より(ソプラノ&ピアノ)
シューマン:ホルンとピアノのためのアダージョとアレグロ(クラリネット&ピアノ)       
シューベルト:岩の上の羊飼い(ソプラノ、クラリネット、ピアノ)

出演:
針生美智子(ソプラノ)、人見剛(クラリネット)、平野裕樹子( ピアノ・会員)

2017年7月26日水曜日

8/9 トウキョーコンサーツ “Voice Experience”(後援演奏会情報)

ソプラノ歌手の溝淵加奈枝と、ギタリスト藤元高輝によるデュオリサイタルを開催します。
声と弦楽器という、ミニマル且つ最古の演奏スタイルで、委嘱新作を交えた最先端の現代音楽に挑む試みです。現在、ヨーロッパで研鑽を積む二人による、フレッシュなパフォーマンスにご期待ください。



2017年8月9日(水)19:00開演(18:30開場)
トーキョーコンサーツ・ラボ(東京メトロ東西線「早稲田」駅より徒歩6分)
チケット:一般 ¥3,000/学生 ¥2,500(当日はそれぞれ500円増)

プログラム:
B.ブリテン:フォークソングス
伊左治直:炎の蔦
見澤ゆかり:委嘱新作
H.W.ヘンツェ:室内音楽1958より
J.ダウランド:The First Book of Songsより 3つの歌
金井勇:邯鄲の譜~ギター・ソロのために

※プログラムは変更の可能性がございます。予めご了承下さい。曲順未定。

出演:
溝淵加奈枝(ソプラノ・会員)、藤元高輝(ギター)


詳細情報 :  
http://tocon-lab.com/event/170809 

後援:日仏現代音楽協会



2017年7月19日水曜日

8/4 音坊主2017「メシアンへと続く道」(後援演奏会情報)

音坊主2017 「メシアンへと続く道」
OTOBOZU2017  La Voie tracée par Olivier Messiaen



2017年8月4日(金曜日) 18:30開場 19時開演
代々木上原ムジカーザ
入場料:3,500円(前売)・4,000円(当日)

アンサンブル音坊主 official site http://otobozu.com/

出演:蓑田真理(violin)中 実穂(violoncello)西川智也(clarinet)松尾久美(piano)
編曲&プログラム構成:夏田昌和 (会員)
写真フライヤーデザイン:神宮仁

後援:日仏現代音楽協会   IL VIOLINO MAGICO  全日本芸術教会

<プログラム>
ギョーム・ド・マショー:「ダヴィデのホケトゥス」vn.vc.cl.pf版(編曲:夏田昌和)
Guillaume de Machaut : "Hoquetus David"

クロード・ル・ジュヌ : シャンソン集「春」より「また春がきた」pf.vn.vc.cl版(編曲:夏田昌和)
Claude Le Jeune : "Revecy venir du Printans" extrait du recueil "Le Printans” 

フランソワ・クープラン : クラヴサン曲集第3集、第14組曲 より「恋の夜鳴きうぐいす」
François Couperin: "Le rossignol en amour ", extrait de Troisième livre de pièces de clavecin 14e ordre 

クロード・ドビュッシー : 前奏曲集第1集より「帆」 pf.vn.vc.cl版(編曲:夏田昌和)
Claude Debussy : “Voiles", extrait de "Préludes, Premier livre" 

イーゴリ・ストラヴィンスキー : 「兵士の物語」より「小さなコンサート」 trio版
Igor Stravinsky : "Petit Concert”, extrait de "L'Histoire du soldat "

オリヴィエ・メシアン : 「世の終わりのための四重奏曲」
Olivier Messiaen : "Quatuor pour la Fin du Temps"
............
メシアンの「世の終わりのための四重奏曲」をメインに据え、メシアンの独特な音楽世界を形成する様々な要素の源流を、フランス音楽史の中に訪ねる演奏会です。プログラム前半では中世のマショー(イソリズム技法)、ルネッサンスのジュヌ(古代ギリシア詩風韻律)、バロックのクープラン(鳥の歌声)、近代のドビュッシーとストラヴィンスキー(音高組織とリズムの改革)が新編曲を交えて紹介され、後半のメシアンへと続いていきます。皆様のご来場を心よりお待ち申し上げております。


2017年7月9日日曜日

7/11 雪国の作曲家たちによる新曲作品展vol.4(後援演奏会情報)

雪国の作曲家たちによる新曲作品展 vol.4 
テーマ「CONTACT-接触-」




2017年7月11日(火)19:00開演 (18:30開場) @新大久保スペースDo
​入場料:3,000円 (学生2,000円) ※当日券は各500円UP

チケット申し込みは、メールにて受付中です。
皆さまのご来場、心よりお待ちしております。

ホームページ:https://sccomposers.com/


<出品作曲家・作品>​
青柿 将大
「アリスとボブとイヴⅡ」(イングリッシュホルン、ホルン)​

五十嵐 彩香
「鉄棒」(ピアノ)​

浦部 雪(会員)
à suspendu…2」(フルート、クラリネット)

佐原 詩音
「富士Sunクロニクル3776.12」(フルート、コントラバス、ピアノ)

助川 舞
「ひび割れたアラベスク」(ヴァイオリン)

辻田 絢菜
「CollectionismⅧ/Pan(-ic)」」(バスクラリネット、ピアノ)

中島 夏樹
「glitch+form」(サクソフォン、エレクトロニクス)

Marin Escande(会員)
「Héliogravure」(ヴァイオリン、チェロ)
「Cil」(チェロ、エレクトロニクス)

水谷 晨
「Trio」(ヴァイオリン、チェロ、ピアノ)
「青い星を見た刹那から」(フルート、クラリネット、チェロ、エレクトロニクス)

*ソロから多重奏までの室内楽作品11曲(ライヴエレクトロニクス作品3曲含む)

<演奏家>​
Flute/山本 葵
Oboe/石井 智章
Clarinet/池谷 歩
Clarinet/照沼 夢輝
Saxophone/田中 奏一朗
Horn/信末 碩才
Piano/蔵 愛美
Piano/松橋 朋潤
Violin/堀 真亜菜
Cello/三谷 野絵
Contrabass/方壁 さをり

アドバイザー:川上統(会員)
後援:日仏現代音楽協会


2017年7月5日水曜日

日本の現代音楽をめぐって(主催公演情報)

ENSEMBLE MUSICA UNIVERSALIS

日本の現代音楽をめぐって N°3

2017年7月5日(水)18:30開演
パリ日本文化会館小ホール

チケット:5ユーロ(全席自由)

プログラム:
高橋裕 ガルーダ六重奏曲
西村朗:ソナタ「オパールの光」
山本哲也(会員):スライドホイッスル・トリオ
台信遼(会員):水月歌(委嘱初演)

演奏:
ENSEMBLE MUSICA UNIVERSALIS
小倉美英, flûte 
森あゆみ(会員), clarinette
Mathieu Godefroy, violon 
Cédric Catrisse, alto 
Alexis Derouin, violoncelle 
檜山和子, piano 
Elisa Humanes, vibraphone 

Carl-Emmanuel Fisbach, saxophone 
阿部加奈子(協会代表),  direction


主催:パリ日本文化会館・日仏現代音楽協会
後援:日仏笹川財団


ENSEMBLE MUSICA UNIVERSALIS

AUTOUR DE LA MUSIQUE JAPONAISE D’AUJOURD’HUI - N°3

Mercredis en musique 
Au programme, des œuvres de compositeurs influencés par les cultures traditionnelles et les philosophies d’Orient, ainsi que des pièces de jeunes compositeurs ayant étudié en France ou inspirés par la culture française. La chef d’orchestre Kanako Abe, qui dirige l’Ensemble Musica Universalis, est présidente de l’Association franco-japonaise de la musique contemporaine. 

mercredi 5 juillet 2017 à 18h30
Maison de la Culture du Japon à Paris, Petite salle (rez-de-chaussée) 
Tarif unique : 5€

Programme:
Tetsuya Yamamoto(Membre de l'AFJMC)  (1989 -) > Slide Whistle Trio

Yutaka Takahashi (1953 -) > Sextet Garuda 
Akira Nishimura (1953 -) > Sonata for Opal Light 
Ryô Dainobu(Membre de l'AFJMC) (1982 -) > Création mondiale


par:
ENSEMBLE MUSICA UNIVERSALIS
Mié Ogura, flûte 
Ayumi Mori (Membre de l'AFJMC), clarinette
Mathieu Godefroy, violon 
Cédric Catrisse, alto 
Alexis Derouin, violoncelle 
Kazuko Hiyama, piano 
Elisa Humanes, vibraphone 

Carl-Emmanuel Fisbach, saxophone 
Kanako Abe (Présidente de l'AFJMC), direction

informations:
http://www.mcjp.fr/fr/agenda/ensemble-musica-universalis

Co-organisation:
Maison de la Culture du Japon à Paris, Association Franco-Japonaise de la Musique Contemporaine

Avec le soutien de la Fondation franco japonaise Sasakawa

2017年6月25日日曜日

作曲家自作分析会#3 のお知らせ

作品の詳細な分析を通して、作曲家の思考を追体験する「作曲家自作分析会」。今年の開催日が決定いたしました。日時は7月16日(日),プレゼンテーターは近江典彦さん、川上統さん、篠田昌伸さんのお三方です。
近年ますます精力的に作品を発表されているこのお三方ですが、奇しくもそれぞれの合唱曲が東京で演奏されたばかりということもあり、今回は「声」を用いた作品をテーマに、その作品とご自身の創作についてたっぷりと語っていただきます。いずれも合唱音楽の尽きせぬ可能性を感じる素晴らしい楽曲ばかり、その作曲者自身による分析は必聴です!


また今回は、世代も近く互いに気心の知れた間柄のお三方が一同に会すということで、自作分析のあとにささやかな座談会を設けました。会場からのご質問や飛び入り参加も大歓迎です。
声と作曲のかかわりに興味をお持ちの方、21世紀の合唱音楽に触れたい方はぜひ奮ってご参加くださいませ。


日時
7月16日(日) 15:00 ~ 18:30ごろ(途中での入退場は自由です) 

会場
目白セミナールーム (西武新宿線「下落合」駅下車)
〒161-0033
東京都新宿区下落合4-6-14  ジ・アネックスビルB1F



参加費
2,000円(席に限りがありますので、ご予約をお勧めいたします)


タイムテーブル(予定)
15:10~16:00  近江典彦「Khon-mXahuvonaの自作分析」
16:05~16:55  川上統 〜合唱曲近作「四面楚歌」と「怪獣」を中心に〜
17:00~17:50  篠田昌伸「言語ジャック」を中心に
(休憩10分)
18:00~18:30ごろ 
座談会:「声」と「現代音楽」をめぐって



ご予約・お問い合わせ
日仏現代音楽協会事務局

プロフィール(登壇順)
近江典彦
1984年生まれ。東京音楽大学大学院を修了。現在同大学非常勤講師。
作曲を池辺晋一郎、糀場富美子、西村朗、藤原豊各氏に師事。現代音楽アンサンブル Tokyo Ensemnable Factory 代表。http://www.ensemnable-factory.com
http://norihiko-oumi.com


作品データ:「Khon-mXahuvona」
初演:2014年3月30日、東京文化会館小ホール「ヴォクスマーナ第30回定期演奏会」
演奏者:西川竜太 指揮、Vox-humana
編成:5 female voices, 5 male voices


川上統
1979年、東京目黒生まれ、逗子育ち。
東京音楽大学音楽学部音楽学科作曲専攻卒業、同大学院修了。作曲を湯浅譲二、池辺晋一郎、細川俊夫、久田典子、山本裕之の各氏に師事。 
2003年、第20回現音新人作曲賞受賞。2009、2012、2015年に武生国際音楽祭招待作曲家として参加。
作曲作品は150曲以上に上り、国内外で演奏される。楽譜はショットミュージック株式会社より出版されている。
Ensemble Contemporary α、ROSCO、voxhumana、混声合唱団「空」、東京現音計画、next mushroom promotion、リベルテマンドリンオーケストラなどの様々なアンサンブル、演奏家からの委嘱初演がなされている。
Tokyo Ensemnable Factory musical adviser、Ensemble Contemporary α作曲メンバー
作曲作品は生物の名が多い。
現在、国立音楽大学、東京成徳短期大学、東京音楽大学付属高等学校で非常勤講師を務める。チェロやピアノや打楽器を用いた即興も多く行う。

作品データ:
女声合唱曲「四面楚歌」(2015)[女声合唱団「暁」の委嘱初演]
混声合唱曲「怪獣」(2017)[ヴォーカルアンサンブル「ヴォクスマーナ」の委嘱初演]




篠田昌伸
99年東京藝術大学作曲科、01年同大学院修士課程修了。作曲を尾高惇忠、土田英介、ピアノを播本枝未子、大畠ひとみの各氏に師事。
第74回日本音楽コンクール作曲部門第1位、第9回佐治敬三賞、等受賞。グループ展、演奏家、団体等の委嘱により作品を発表する他、ピアニストとして多くの新作初演、声楽、器楽の伴奏、ダンスとのコラボ等に関わり、活動している。東京音楽大学、国立音楽大学、尚美ミュージックカレッジ、日本大学藝術学部、各非常勤講師。

作品データ:「言語ジャック」〔四元康祐:詩〕
初演  2017年1月15日(日)白寿ホール 第25回「創る会」演奏会
演奏  田中信昭(指揮)中嶋 香(ピアノ)第25回「創る会」合唱団