Powered By Blogger

2018年7月30日月曜日

第4回日仏指揮法講座開催報告(協会主催事業)



7月21日(土)と22日(日)の二日間にわたり、受講生6名と聴講13名をお迎えして第4回日仏指揮法講座を無事に開講、終了することが出来ました。

今回の受講生は、現在藝大で指揮を専門的に勉強されている学生さん、フランスで研鑽を積まれた後関西を中心にプロのピアニストとして活躍されている方、音大をピアノ専攻で出た後現在は中学校で音楽の授業や吹奏楽の指導をされている方、クラシック畑のご出身ではないもののお仕事でオーケストラサウンドによるCMやゲームなどの音楽制作に携わっておられる方、アマチュアの弦楽器奏者としてアンサンブルなどを楽しまれている方、ご本業の傍で音楽家のマネジメントもされている方など、年齢もご経験の度合いも音楽への関わり方も実に様々でした。
そうした受講生それぞれのレヴェルや音楽性、抱える課題に柔軟に対応して、前向きで適切なアドバイスを次々に与える阿部講師の指導ぶりは相変わらずお見事です。



初日のスコアリーディングと楽曲分析の時間は夏田が一人で担当しましたが、猛暑の中多くの方がご来場、熱心に耳を傾けて下さり、講師として確かな手応えを実感することが出来ました。


今回、課題の一部にベルリオーズの「幻想交響曲」とドビュッシーの「海」を取り上げたのでピアニストに多大な負担を強いることになってしまいましたが、多忙な中素晴らしい対応力で演奏して下さった協会会員の石井佑輔さんと大須賀かおりさん、そして一部ピアノもお手伝い頂いた受講生の長堀さん、本当にご苦労をおかけしました。


また会場として使用させて頂いたスタジオ・ピオティータのオーナー御夫妻にも、大変親切にして頂きました。ご来場、ご参加、ご協力頂いた皆さま、ありがとうございました。(事務局:夏田記)





2018年7月8日日曜日

8/11,12 第10回小林真理声楽マスタークラス開催のお知らせ(協会主催事業)

ストラスブール音楽院教授の小林真理先生による声楽マスタークラス、ご好評を受けましてこの8月も開催いたします。
対象は音楽家を目指す声楽家の方やアマチュアの方まで、どなたでも大歓迎です。小林先生の明晰かつエネルギーに満ちたレッスンを、ぜひこの機会にご体験ください。
受講生は定員に達し次第、募集を締め切らせていただきますので、ご興味をお持ちの方はお早めに事務局までお問い合わせくださいませ。

-------------------------
日時
2018年8月11日(祝・土)・12日(日)※スケジュールの詳細は追ってお知らせいたします
会場
芸術家の家(JR目黒駅東口より徒歩7分)

対象
受講生   
- 声楽を専門的に学ばれている方
- フランス歌曲やフランス語オペラを学ばれたい方
- 声楽分野でフランスへの留学を希望されている方
- フランスにおける声楽教育を体験されたい方
- 声楽の初心者やアマチュアで学ばれている方
聴講生
-専門的な知識の有無にかかわらず、興味のある方はどなたでもご見学可能です。メールにて事務局までお申し込みください。
-レッスンの妨げにならない範囲での途中入・退場は自由です(お申し込み後に当日のタイムテーブルをお送りいたします)。

レッスンについて
- 原則としてお一人様1時間の個人レッスン形式となります。上記の日時内でご希望の時間帯を、お申し込み時にお知らせ下さい。お一人で2時間続けての受講や、2日間にわたって複数枠の受講も可能です。
- 受講曲目は自由です。2、3曲程度ご用意下さい。事前に講師ともご相談いただけます(2018年はドビュッシーの没後100年に当たりますので、小林先生も通暁されているドビュッシーの歌曲を加えていただくのも良いかと思います)。
- 伴奏者はご自分でお連れいただくか、協会事務局からのご紹介も可能です(紹介の場合の奏者への謝礼は、1枠につき5,000円となります)。
-受講生は、他の受講生のレッスンも自由にご見学いただけます。

参加費
-受講料 : 22,000円(複数枠をお申し込みの場合、2枠目からは各18,000円)
-聴講料 : 2,000円(日仏現代音楽協会会員は1,500円)

お申し込み・お問い合わせ
日仏現代音楽協会事務局
tokko.chene@gmail.com

講師プロフィール
小林真理(日仏現代音楽協会名誉会員)

鎌倉市生まれ。3歳よりピアノを始め、10歳より中村浩子女史に師事し声楽を学ぶ。1979年東京芸術大学音楽学部声楽科を卒業、同大学院修士課程に進み、1981年文化放送音楽賞受賞、第1回日仏声楽コンクールに入選、フランス音楽をより深く学ぶために留学を決意し、1982年フランス政府給費留学生としてパリ国立高等音楽院に入学、レジーヌ・クレスパン女史に師事、1987年同音学院のオペラ科を終了、1989年にはウィリアム・クリスティ氏の指導する同音学院の古典声楽科のクラスを1等賞を得て終了する。パリ国立高等音楽院に在籍中の1983年頃より数々の国際声楽コンクールにて受賞(1984年パリのフランス歌曲国際コンクールでフォーレ賞、1988年クレルモン・フェランのオラトリオ・リート国際コンクールではリタ・シュトライヒ・記念大賞)この頃よりバロックから現代音楽に至る幅ひろい演奏活動を始める。
1993年には その後進学した東京芸術大学博士課程において博士論文『オリヴィエ・メシアンの歌曲研究ーハラウイを中心にー』を書き、博士号を収得する。
コンサート活動においては ピエール・ブーレーズの指揮でシヤトレ劇場でハリソン・バートウィッスルの〔メリヂアン〕のフランス初演、フランス国立管弦楽団、フィルハーモニック・オーケストラと共演、オランダのコンセルトゲボー・ホールにてシェーンベルクの〔4つのオーケストラ歌曲作品22〕、佐渡裕指揮でオーケストラ・ラムルーとマーラーの交響曲第2番、現代音楽作曲家の初演は数多く、アンサンブル・アンテルコンタンポランと数度共演、ロストロポーヴィッチの指揮で小林真理のために書かれたピヨートル・モスの〔スターバート・マーテル〕、最近ではフィリップ・ルルーの新作をロレーヌ国立管弦楽団とフランスとドイツで初演、ヨーロッパのみでなく、アメリカ、東欧、オーストラリアにてもソリストとして活躍している。オペラの分野では ジェフリー・テート指揮によるベルクの〔ルル〕の女流工芸家役、プッチーニの〔蝶々夫人〕のスズキ役、モーツァルトの〔コシ・ファン・トゥッテ〕のドラベラ役、ヴィヴァルディの世界初演〔真実の証〕のルステーナ役などを演じている。
CD録音も多数に及び、モーツァルトの〔レクイエム〕、〔マニュエル・ロ-ゼンタール歌曲集〕、〔20世紀の作曲家の編曲による世界の民謡〕などがあり、最近では、フランスを代表するサクソフォン奏者、クロード・ドラングルとの〔japanese love songs〕、メシアンの〔ハラウィ〕などがある。
1999年にフランス国家教授資格を得て現在ストラスブール地方音楽院で声楽の専任教授を勤め、ニースのアカデミー他、各国でマスタークラスを行い、後進の指導にも情熱をそそいでいる。
(当協会のホームページで小林真理さんへのインタビューを掲載しております。あわせてご覧下さい。)



2018年7月7日土曜日

7/22 福井マナ ピアノリサイタル「未来のノスタルジー」(後援演奏会情報)

20世紀モダンの音楽を通して紡ぐ未来のノスタルジー。前衛たちが未来に向かって投げかけた作品、作曲家たちが想像した「未来」は、私たちにとっての「過去」であり、また「現在」でもある。同様に私たちの現在は未来のノスタルジーとなる。


2017年7月22日(日) 14時開演(13時半開場)
東京オペラシティリサイタルホール(京王新線「初台」駅下車)
チケット:一般 ¥4,500(当日¥500増) /学生 ¥1,500/高校生以下、障害者および同伴者は無料 

プログラム:
ラヴェル:
古風なメヌエット、水の戯れ、優雅で感傷的なワルツ、ラ・ヴァルス
ドビュッシー:映像 II 集、版画、喜びの島   
武満徹 :閉じた眼 II 
リゲティ:エチュード「虹」
ほか委嘱新曲

出演:
福井真菜(ピアノ・会員)




主催:「未来のノスタルジー」実行委員会/一般社団法人オブジェ・アー  
後援:在日フランス大使館/ /日仏現代音楽協会/桐朋学園音楽部門同窓会/
アンスティチュ・フランセ日本(日仏友好160周年記念文化事業)